スクラムの3本柱は「透明性」「検査」「適応」である。
そして、「検査」と「適応」のループを回す前提になっているのが、状況の「透明性」だ。
チームの作業の状態や作成物が完全に透明でないと、判断を誤る。「検査」と「適応」が誤って行われてしまう。
事実ベースで「検査」し「適応」し、逸脱が小さいうちに軌道修正していく。変化を取り込み、調整し、正しいインクリメントを作り込む。
情報の見える化とは、利害関係者が同量の情報にアクセスでき、共通の認識を持てること。
- 情報ラジエーターが標準化され一貫性があり情報にムラやムダがないこと
- スクラムを回す用語を関係者全員が共有していること
- 関係者全員が「完了」の定義を共有していること
「透明性」は、正しくスクラムを回す基盤である。