昨日リクシルさいたまショールームにて、施工業者を対象とした
「窓マイスター」研修に参加してきました。
メインテーマとして、
「お客様に断熱リフォームの大切さに気づいて頂く」でした。
データとして、築25年前後の家のリフォーム工事で、断熱リフォーム工事は、全体の7パーセント程度と後回しになっている状態です。
まずは、皆さま劣化が目に見えて分かるキッチンやお風呂などの改修工事(60%)が優先的となっています。住宅設備を新しくしても家の中の暑さ・寒さは我慢している方が多いのが結果として出ております。
断「熱」というものは、お客様からすると「目で見えない」、我々も説明する上で、「感覚的にお話し」する事が多いので、わかりづらいのではないでしょうか。これは、我々も反省材料の一つです。
でも、断熱性能を蔑にするには、あまりにも危険です。
断熱性能の低い住宅で、冬の寒暖差が多い場所では、風呂やトイレ等、ヒートショックの起こる危険性が含まれているからです。(年間17000人が入浴中に亡くなっております。)
海外では、家の中の温度が指定する温度より低い断熱性能だと、家を販売することを禁止する国もあります。
この様な事からも、断熱性能の高い家ほど、病気になりにくく、アレルギー等の病気の改善率も向上すると言われております。
また、夏の時期の熱中症は、外よりも実は家の中での事故の方が多いのも注目です!
では、どのような断熱工事をすればいいのか?
まずは、窓に注目すべきです。(窓からの熱の出入りが一番多いからです。)
夏は73%が家の窓から熱が入ってきます。
冬は58%が家の窓から熱が逃げていきます。
これを解消するためには、Low-Eガラス窓にサッシ交換や、インプラスという内窓の取り付けがお勧めです。これらを施工することで、窓からの熱の出入りを軽減することができます。インプラス等は一か所1時間程度で施工できますのでお勧めです。また、窓だけでは不安・物足りないという方は、ウォールインプラス(断熱材入り壁材)フロアインプラス(断熱材入り床材)を同時にご使用されると、さらに断熱効果が期待できます。工事期間といたしましても、一部屋約1日で終わりますので、住みながらでも工事が進められます。
この様な事等を研修で勉強してきましたが、これからの日本の住まいに必要な考え方だと当社も思います。またこれは、国の方針ともベクトルがマッチしております。
「エネルギーを上手に使い、お得で便利な住まいづくり」
「家族の健幸(康)をしっかり守り、安心快適な住まいづくり」
この二つを叶えるのがスマートウェルネス住宅です。という
*国交省を中心にスマートウェルネス住宅事業推進モデル事業が進んでいます。
一度、目では見えない部分のリフォームも考慮してみてはいかがでしょうか?
当社としても、色々な見地から断熱についてのご相談・ご提案が出来ると思います。
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