六花舎設計のスタッフ募集
▲埼玉県久喜市の注文住宅 六花舎設計の企画営業・施工管理等の人材募集
本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。
急に秋の気配がしてきましたね。
1日の寒暖の差が激しくなりますので、体調には気を付けたいですね。
みなさまもお風邪など引かれませんように。
本日は見積もりと資金計画のお話。
家づくりというと、はじめに「こんな間取りに住みたい!」「こんな外観がいい!」と夢を描きますね。
そして、次は現実的に予定のご予算でどのくらい夢が実現できるかを計算する必要があります。
もちろん、ご予算でできる限りの工夫をしていくことは大前提ですが、
「いくらでどんな家が建つ」ということをすり合わせることがとても重要です。
見積もりと資金計画は違います
見積書の形式は各建築会社によって異なります。
家づくりについてみなさんが調べはじめると、初めに驚かれるのが
「建物本体工事」と「付帯工事」があること。
ベランダやガス工事、空調工事、窓回りなどは建物本体工事に含まれないんですね。
ここまでは、家づくりを考え始めたときにすぐにわかることなので、「それは当然知ってるよ」という方もおられるかと思います。
そして、実際にいくつか見積もりを取る段階になると、建築会社によって形式が異なるため、見比べることが大変に感じられることが多いようです。
実は、見積書だけでは家づくりの総額はわかりません。
見積書はあくまで、建築会社が請負う「建築工事費」のみの金額です。
ですから、家づくりの総額を把握するには、「資金計画書」を作ってもらう必要があります。
今は、一般的に「資金計画書」を提示する建築会社・工務店が多いですが、提示された書類が「見積書」となっているか「資金計画書」となっているか、念のため確認するとよいでしょう。
資金計画書のポイント
それでは、当社の資金計画書で少しご説明しますね。
六花舎設計の資金計画書
このような書類をもらったとき、まずみなさん総額の費用をご覧になると思います。
そして、各社からもらった書類の総額を見比べて、この会社が一番お金がかからないな、こっちの会社は高いな、という印象を持たれると思います。
もちろん、内容も見てどんな工事が入っているから高いのか、入っていないから安いのか、といった確認はされると思いますが、なぜその工事が入っているか入っていないのかまでしっかり確認して比較しましょう。
写真、当社の資金計画書の左側に「①本体工事」の欄があります。こちらが建物本体工事の費用です。
その下に「②付帯工事」があり、この中に給排水引込工事・ガス配管工事・冷暖房・テレビアンテナ・太陽光発電工事などが含まれます。
そして書類の右側、「⑦その他」があります。
建築会社によっては、「付帯工事その2」という表現で記載されている場合があります。
ここが大切なポイントです。
当社の場合はこの欄に「地盤改良工事」の記載があります。
建築会社によって、これがない場合もあります。
本当に頑丈な地盤ならあえて工事をする必要がない、ということももちろんあるのですが、
地盤がしっかりしていないと将来的に家の傾きからドアの開閉がうまくいかないとか、窓が開きづらいとか、不具合が出てきてそれを直すための工事が必要になってくる可能性があります。
ですから、家を建てる前にその地盤をしっかり改良しておくことで、長期的によけいな出費を抑えることにつながります。
資金計画書には、必ずしもこのような将来を見据えた工事が入っていないこともあるのです。
もしくは、あとから追加工事で、という形で提示される場合もあるため要注意です。
ですから、ぱっと見たときに費用が高く感じても、長期的メンテナンスの観点から考えると、はじめにきちんと必要な工事をしておく、ということが費用を抑えることになります。
また、はじめから必要な工事を想定して資金計画書を作成することは、そのあとのオプション費用が発生しないことにもつながります。
私どもは、
第1に、長期的観点からコストを抑えること
第2に、住宅建築時にオプション工事をなるべく発生させず、追加費用を極力抑えること
を視野において、資金計画をご提案しています。
家づくりは、多くの方は一生に1回です。
これからローンを組んで、何十年と住み続けていく我が家ですから、途中でよけいな費用がかからないようにしたいですね。
私たちは、新築したい「今」だけでなく、10年後30年後も見据えたご提案をしています。