本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。
6月3日、久喜市でもピンポン玉サイズの雹(ひょう)が降りました。
みなさま被害はございませんでしょうか。
6月~7月が最も雹(ひょう)が降りやすい時期です。降り出したら頑丈な屋根のあるところに避難したり、家にいる場合はすぐに雨戸やシャッターを閉めて、まずは身の安全をはかってください。
車のボンネットやカーポートへの被害も聞きます。もし屋根や雨どいなど住宅に被害が及んでしまった方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
本日は軒(のき)や庇(ひさし)の重要性です。雹(ひょう)対策としても大きな役割を持ちます。
■軒(のき)や庇(ひさし)とは
これらは窓や出入口の上に取り付けられるでっぱり部分のことを言います。
軒(のき)が屋根の端の少し飛び出している部分で、庇(ひさし)が窓や扉などの上にある小さく出ている部分です。
軒(のき)のある家
こちらは平屋で軒のある家。軒の下はウッドデッキになっています。
1階の窓に取り付けられた庇(ひさし)
↑こちらが庇(ひさし)です。窓の上に付いています。
■陽の光を季節に合わせて取り入れる
庇(ひさし)の主な役割として、
夏は強い日差しを遮り、屋内を涼しくします。
そして冬は高度の低い太陽の光が屋内に入り、お部屋を明るく暖かくします。
■雨の日の洗濯物も安心
ちょっとした雨の場合、洗濯物を干していても軒や庇が雨を防ぎ、濡れにくくなります。
■建物を守る!
また、軒(のき)や庇(ひさし)は建物を守っています。
例えば、雨風が直接窓にあたると音がうるさいですが、これを防いでいます。
そして、夏の強い日差しを遮ることで、室内のカーテンも傷み方が違ってきます。
先日の雹(ひょう)で庇(ひさし)があることで被害が少しで済んだお客様がいらっしゃいました。
同じ位置の雨戸ですが、庇がある部分と庇から外れた部分で雹による凹みに違いがあります。
庇がない雨戸
庇がなかった部分の雨戸は、数えると11個の凹みができています。
庇がある雨戸
一方、同じ位置にも関わらず、庇がある部分の雨戸の凹みはわずか2個でした。
幸い、こちらのお宅はこれでも凹みが少ないほうでした。
近隣の建物で庇のない窓は割れていたり、雨戸はもっと凹みがボコボコしていました。
このようにちょっとしたことのように思える軒(のき)や庇(ひさし)ですが、日差しを遮ったり洗濯物を塗れにくくするだけでなく、建物を守る働きがあります。
六花舎設計は住宅性能にこだわるとともに、建物そのものも長く使っていただけるご提案をしています。
本日は、軒と庇の重要性についてお伝えいたしました。
長く住まう高気密高断熱住宅についてもっと知りたいという方は、遠慮なく櫻井までお声かけください。