本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。
肌寒い日も増えてきましたね。コロナはだいぶ落ち着いているようですが、今年はインフルエンザも気を付けたほうがいいとニュース番組で見ました。
冬場は断熱性の低い家にお住まいの場合はヒートショックなど、命にかかわることもありますので、どうぞみなさまあたたかくしてお過ごしください。
さて、最近地震が何回か起きていますね。
10月28日の地震は少し長く揺れました。久喜市は震度5弱でした。
日本に住んでいる時点で、地震は起きるものとして考えていたほうが良いという話を耳にします。
2020年に国内で観測された震度1以上の地震回数は1704回もあったという報告がありました。
2021年は1~4月までの期間は地震回数が増えており、2月の福島県沖の地震では最大震度6強が10年ぶりに観測されました。
地震対策はされていますか?
■非常用持ち出し袋
みなさん、地震対策はどのようにされていますでしょうか。
非常用持ち出し袋を準備されている方は、時折中身のチェックをされることをおすすめします。
非常用持出袋
大きなハンカチ・歯磨き・ウエットティッシュ・絆創膏・携帯トイレ・水・飴、チョコレートなどちょっとかじれるもの・スマホの充電器・モバイルバッテリーLEDライト・防災用ホイッスル・防寒シート・ボールペン・メモ帳・小銭・常備薬等、、、
置き場所にも注意ですね。せっかく準備してあるのに、いざというときにすぐに持ち運びできる場所に保管しましょう。
いざというとき、水がとても古くなっていた、入れていたつもりのものが入っていなかったということのないよう、チェックしてみてくださいね。
■家具転倒防止器具
家具転倒防止ストッパーを設置されている方もいらっしゃると思います。
転倒防止ストッパー
このような家具と天井の間に使うものですね。
阪神・淡路大震災では死因の8~9割が家屋・家具による圧死と言われています。
寝る部屋に背の高い家具は置かないという選択肢が最適ですが、もし置かなくてはいけない場合は転倒防止ストッパーでしっかり固定しましょう。
■屋根瓦のチェックも!
近年、屋根はどんどん軽量化してきています。屋根が重いと地震のときに家を潰してしまう恐れがあるからです。
屋根はふだん見えないところですので、定期的にクギの頭が浮いていないか確認してみてください。
地震のときに屋根が落ちてしまっては大変です。
どのご家庭の屋根であっても屋根の釘は7~10年で少しずつ抜けてきてしまうので、そろそろかなと思ったら、専門の人に屋根に上って見てもらいましょう。
台風などのときに屋根が飛んでしまう恐れもあるので、お客様には必ず屋根チェックをお伝えしています。
家そのものは地震対策できていますか?
■新耐震基準
家探しをされたことがある方は「昭和56年(1981年)以降の新耐震基準」という言葉を見たことはありませんか?
それ以前の基準では、“震度5強程度の地震では、ほとんど建築物が損傷しない”とされていて、中地震に耐えられるように基準を設けていました。
しかし大きな地震が起きるようになってきて、昭和56年(1981年)以降の新耐震基準では、”震度6以上の地震に耐えられること”という基準になりました。
昭和56年以前に建てられた家にお住まいの方は、建て替えや耐震リフォームが必要になってきますので、お気軽にご相談ください。
■耐震等級と直下率
六花舎設計の建物は耐震等級3、かつ直下率もきっちり計算してご提案しています。
熊本地震のときは、耐震等級2の建物が倒壊してしまったということがありました。
その原因として、「直下率」があります。
直下率が高い=2階の柱や壁の真下に、1階の柱や壁があるほど耐震性は高くなる、という内容です。
私たちの家づくりは単純に耐震等級3でつくるだけでなく、この直下率も計算し、より安全にお住まいいただくようにしています。
■耐震と制震
「耐震」と「制震」はご存知ですか?こんな違いがあります。
「耐震」とは・・
地震の揺れに耐える(建物を頑丈にして倒壊しないようにする)
「制震」とは・・
地震の揺れを吸収する(地震のエネルギーを吸収して、建物の変形を抑えて損傷を軽くする)
六花舎設計では、万が一の時にお客様の家族の命と大切な財産を守るため、
耐震と制震を組み合わせることで、より地震にしなやかに耐えられる家をご提供しています。
制震には、こちらの”αダンパー”を採用し柱や梁部分に設置して、耐震工法だけでは守れない繰り返しの地震による建物の損壊の防止に努めています。
こうして耐震工法の一つ上の安心をお届けしています。
制震ダンパー
おかげ様で六花舎設計の建物は、大きな地震のときも影響がありませんでした。
私たちが高耐震の家づくりにこだわる理由は、万が一の時にお客様の家族の命と大切な財産を守りたいと考えているからです。
家づくりに携わるものとして、いつ起こるか分からない大地震にも備えることが私たちの使命だと思っています。