北海道のよさこいソーラン祭りの様子
このところ北朝鮮問題で、かなり堅苦しい話題が続きましたので、今日は少し息抜き記事です。
今日の話題は、我が国北海道の気候と歴史についてです。
高知発祥のよさこい祭りを、よさこいソーランとして企画してくださって、「よさこい祭り」の名を、全国に広げて下さったので、北海道の方々に、私はとても感謝しています。
しかし「よさこい」ならば、「鳴子(なるこ)」を持って踊っていただきたいなぁと、高知県民である私は思ってしまいます。
踊り子さんが手に持つ赤い楽器が「鳴子」
さて最近、伝説として語られることの多い、アトランティス大陸沈没の痕跡を記事にしたところ、理想国家日本の条件等でUPされていて、「意外にニーズがあるのかなぁ?」って思いました。
これまで、「北欧ノルウェーのフィヨルドと、北アフリカのサハラ砂漠が、アトランティス大陸沈没によって起こったもの」と、超大胆な仮説をご披露いたしました。
そして今回の舞台は、日本の北海道なんです。
「北海道が、なにゆえにアトランティスとつながるの?」と思われましょうが、これも歴史的検証をすると、そうとしか思えない遺跡などがあるんですね。
日本は北海道から沖縄まで、かなりバイタリティーに富んだ気候で、亜寒帯から亜熱帯までの気候が含まれます。
日本は、世界の気候のほとんどを、一国で経験できる、とても珍しい国です。
北海道は亜寒帯気候で、日本人にとっては「寒いのは当たり前」と思われています。
ちょっと南に下った東北地方は、実は温帯気候に分類されまして、「北海道は、東北より北にあるから、そんなの当然だ。」というのが、まぁ一般的な日本人の常識でございます。
「北に行けば行くほど寒いのは当たり前」と思われているんですけれども、ところがどっこい、見方を変えれば、それは異常なことなんですね。
皆様、ご存知でしょうか?
北海道の緯度、北海道から西にず~~~っと行けば、実はスペインにたどり着きます。
ヨーロッパの一番南にあり、最も暖かい国スペインが、北海道の札幌と同じ緯度です。
何が言いたいかと申しますと、日本の北海道は、緯度の割には寒すぎる気候なんですね。
同じ緯度のスペインと北海道、この両者の気候の違いは何かと申しますと、ズバリ、海流の違いなんです。
(大西洋の海流図)
スペインの大西洋沖には、世界最大の暖流、メキシコ湾流が流れています。一方、北海道の海域には、千島海流(通称 親潮)いう、ロシア東部カムチャツカから流れ入る、寒流が流れ込んできています。
南欧(温帯)と北海道(亜寒帯)、ほぼ同じ緯度の両地域の気候の差は、ずばり「海流」の違いだと言えるのです。
(親潮海流図)
ヨーロッパ沖を流れるメキシコ湾流は温かい暖流、北海道の東西を流れる千島海流(親潮)は、海水温の低い寒流です。
北海道は、常時冷たい海流で冷やされ続けているから、それほど高緯度地域でもないのに、亜寒帯気候なんですね。
しかし北海道には、「かつて暖かい時代があった」という考古学的事実があるんです。
それは、最低で1万年以上前から存在したと言われる、縄文時代です。
これについては、また後日記事にしたいと思いますが、
縄文時代というのは、皆様が思い描いているような、原始人の時代ではありません。
縄文人は、はじめ人間ぎゃーとるず(古い!)のような人々ではないんです。
栗を計画的に栽培し、栗の林で集落を囲って縄文人は暮らしていたんですね。
要するに、縄文文明というのは、栗文明なんです。
主食は栗のクッキーです。
もちろん狩猟もしていましたが、それらはあくまでおかずなんでですね。
栗文明ですから、縄文人の住宅の資材は、当然栗です。
縄文人は、栗の木で作られた家に住んでいたんです。
そのような縄文文明=栗文明が、北海道にも広く分布していたんですね。
当然、北海道の縄文人の、住宅の資材も栗です。
本州以南の縄文遺跡と、全く変わらない遺跡が、北海道の広いエリアで分布し、考古学的な遺跡から出土します。
では、今の北海道で、どれだけ栗が採れるか・・・と申しますと・・・。
確かに、栗の北限は北海道です。
今の北海道に、栗は・・・はい、あるにはあります。
しかし、それ以上でも、それ以下でもありません。
「あることはある」程度です。
広葉樹林である栗は寒さに弱く、年平均気温が10℃以下の北海道では、とても貴重な樹木なのですね。
冷たい夏ならば、実がならないだけでなく、木そのものが枯れてしまうこともしばしばです。
東北以南での栗は、日常的な樹木です。
しかし亜寒帯気候での栗は、非日常的樹木なんですね。
もし、東京にバナナの木があったら、超レアな樹木でしょう?
それと同じです。
http://www.octv.ne.jp/~hyakunen/joumondoki-gallery.html
とても、一般住民の住宅資材になるほど、北海道に栗はありません。
現代農業技術をもってしても、北海道の栗は、超レアは貴重な木です。
文明の基礎資材など、とても無理です。
しかし考古学的な正解はひとつです。
「かつて、縄文時代の北海道は、本州と同じように、緯度どおりの暖かい地域であった」ということです。
どういうことでしょうか?
繰り返しますが、「北海道が寒いのは、緯度が高い」つまり、北に位置するからではないんです。
それは、「寒流が流れ込んでいる」という、どうしようもない事情であって、北海道に温帯性気候の時代があったということは、あってはならない事実なんですね。
つまり、何が言いたいかと申しますと、かつて北海道に暖かい時代があったとすれば、
それは、「親潮=寒流が流れ込んでいない時期があった」としか、説明ができないんです。
では、どうして流れていなかった寒流が、北海道に流れ始めたのでしょうか?
北極海から、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の間にある、ベーリング海峡から、千島列島を通って、北海道に至ります。
北極海の海水ですから、冷たくて当然ですよね。
ではどうして、北極海の冷たい海水が南下しているのか?
地球の反対側、大西洋のメキシコ湾流が、北極海に流れ込んでいるからなんです。
つまり親潮は、世界最大の暖流メキシコ湾流に、押し出される形で、北海道にまで流れ込んでいるんです。
そうです。
かつてメキシコ湾流は、アフリカ大陸西岸を流れていました。
それが、何か大きな要因で、ヨーロッパ西岸に、大きく流れを変えました。
そのころ北海道では、寒流は流れ込んでおらず、緯度通り、栗が栽培できる暖かい気候でした。
北アフリカは急速に砂漠化し、北ヨーロッパでは、急速に暖かくなり、ノルゥエー西岸の氷河は解け、大規模なフィヨルドが形成されました。
メキシコ湾流は、北極海に流れ込み、北極の氷を溶かして、地球の反対側から流れ出るようになりました。
「北ヨーロッパの温暖化」「北アフリカの砂漠化」「北海道の寒冷化」
これらに共通するのは、すべて1万年前から始まっていて、海流の流れの劇的な変化しか、その説明ができないことです。
これらのことから、「1万年前の大西洋上で、世界最大の暖流の流れを大きく変えるだけの、大規模で急速な地殻変動があった」ということになると思います。
これら一連の、大規模な地球規模での気候の変動を、アトランティス沈没なしでこれらを説明するならば、1万年前までは、「暖流が流れ続けても、凍り続ける海水があった。」「上昇気流なしで、雨が降る気象メカニズムがあった。」「亜寒帯でも、繁茂できる栗があった。」ことや、なおかつ、1万年前にそれらが、突如地上から消えてしまったことを、証明する必要があると思うのですね。
それよりも、突拍子もないとも思える、「アトランティス沈没で、メキシコ湾流の流れの向きが変わった。」の方が、むしろ現実味があるのではないかな?と思うのですが。
ということで、幸福の科学では過去の文明として、霊的な側面から「アトランティス文明」が語られています。
その他でも、伝承や伝説で語られることの多い古代文明ですが、このブログの代表管理人は、ちょっと変わった信仰者ですので、地理や気候の面から、「アトランティスは、かつて存在しないとオカシイ。」という観点から記事を書いてみました。
(ばく)
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