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寒すぎる北海道とアトランティスのミステリー

2017-09-06 23:42:24 | 古代文明

 

 北海道のよさこいソーラン祭りの様子

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このところ北朝鮮問題で、かなり堅苦しい話題が続きましたので、今日は少し息抜き記事です。

今日の話題は、我が国北海道の気候と歴史についてです。

高知発祥のよさこい祭りを、よさこいソーランとして企画してくださって、「よさこい祭り」の名を、全国に広げて下さったので、北海道の方々に、私はとても感謝しています。

しかし「よさこい」ならば、「鳴子(なるこ)」を持って踊っていただきたいなぁと、高知県民である私は思ってしまいます。

 踊り子さんが手に持つ赤い楽器が「鳴子」

さて最近、伝説として語られることの多い、アトランティス大陸沈没の痕跡を記事にしたところ、理想国家日本の条件等でUPされていて、「意外にニーズがあるのかなぁ?」って思いました。

これまで、「北欧ノルウェーのフィヨルドと、北アフリカのサハラ砂漠が、アトランティス大陸沈没によって起こったもの」と、超大胆な仮説をご披露いたしました。

そして今回の舞台は、日本の北海道なんです。

「北海道が、なにゆえにアトランティスとつながるの?」と思われましょうが、これも歴史的検証をすると、そうとしか思えない遺跡などがあるんですね。

日本は北海道から沖縄まで、かなりバイタリティーに富んだ気候で、亜寒帯から亜熱帯までの気候が含まれます。

日本は、世界の気候のほとんどを、一国で経験できる、とても珍しい国です。

北海道は亜寒帯気候で、日本人にとっては「寒いのは当たり前」と思われています。

ちょっと南に下った東北地方は、実は温帯気候に分類されまして、「北海道は、東北より北にあるから、そんなの当然だ。」というのが、まぁ一般的な日本人の常識でございます。

「北に行けば行くほど寒いのは当たり前」と思われているんですけれども、ところがどっこい、見方を変えれば、それは異常なことなんですね。

皆様、ご存知でしょうか?

北海道の緯度、北海道から西にず~~~っと行けば、実はスペインにたどり着きます。

ヨーロッパの一番南にあり、最も暖かい国スペインが、北海道の札幌と同じ緯度です。

何が言いたいかと申しますと、日本の北海道は、緯度の割には寒すぎる気候なんですね。

同じ緯度のスペインと北海道、この両者の気候の違いは何かと申しますと、ズバリ、海流の違いなんです。

(大西洋の海流図)

スペインの大西洋沖には、世界最大の暖流、メキシコ湾流が流れています。

一方、北海道の海域には、千島海流(通称 親潮)いう、ロシア東部カムチャツカから流れ入る、寒流が流れ込んできています。

南欧(温帯)と北海道(亜寒帯)、ほぼ同じ緯度の両地域の気候の差は、ずばり「海流」の違いだと言えるのです。

(親潮海流図)

ヨーロッパ沖を流れるメキシコ湾流は温かい暖流、北海道の東西を流れる千島海流(親潮)は、海水温の低い寒流です。

北海道は、常時冷たい海流で冷やされ続けているから、それほど高緯度地域でもないのに、亜寒帯気候なんですね。

しかし北海道には、「かつて暖かい時代があった」という考古学的事実があるんです。

それは、最低で1万年以上前から存在したと言われる、縄文時代です。

これについては、また後日記事にしたいと思いますが、

縄文時代というのは、皆様が思い描いているような、原始人の時代ではありません。

縄文人は、はじめ人間ぎゃーとるず(古い!)のような人々ではないんです。

栗を計画的に栽培し、栗の林で集落を囲って縄文人は暮らしていたんですね。


要するに、縄文文明というのは、栗文明なんです。

主食は栗のクッキーです。

もちろん狩猟もしていましたが、それらはあくまでおかずなんでですね。

栗文明ですから、縄文人の住宅の資材は、当然栗です。

縄文人は、栗の木で作られた家に住んでいたんです。

そのような縄文文明=栗文明が、北海道にも広く分布していたんですね。

当然、北海道の縄文人の、住宅の資材も栗です。

本州以南の縄文遺跡と、全く変わらない遺跡が、北海道の広いエリアで分布し、考古学的な遺跡から出土します。

では、今の北海道で、どれだけ栗が採れるか・・・と申しますと・・・。

確かに、栗の北限は北海道です。

今の北海道に、栗は・・・はい、あるにはあります。

しかし、それ以上でも、それ以下でもありません。

「あることはある」程度です。

広葉樹林である栗は寒さに弱く、年平均気温が10℃以下の北海道では、とても貴重な樹木なのですね。

冷たい夏ならば、実がならないだけでなく、木そのものが枯れてしまうこともしばしばです。

東北以南での栗は、日常的な樹木です。

しかし亜寒帯気候での栗は、非日常的樹木なんですね。

もし、東京にバナナの木があったら、超レアな樹木でしょう?

それと同じです。

http://www.octv.ne.jp/~hyakunen/joumondoki-gallery.html


とても、一般住民の住宅資材になるほど、北海道に栗はありません。

現代農業技術をもってしても、北海道の栗は、超レアは貴重な木です。

文明の基礎資材など、とても無理です。

しかし考古学的な正解はひとつです。

「かつて、縄文時代の北海道は、本州と同じように、緯度どおりの暖かい地域であった」ということです。

どういうことでしょうか?

繰り返しますが、「北海道が寒いのは、緯度が高い」つまり、北に位置するからではないんです。

それは、「寒流が流れ込んでいる」という、どうしようもない事情であって、北海道に温帯性気候の時代があったということは、あってはならない事実なんですね。

つまり、何が言いたいかと申しますと、かつて北海道に暖かい時代があったとすれば、

それは、「親潮=寒流が流れ込んでいない時期があった」としか、説明ができないんです。

では、どうして流れていなかった寒流が、北海道に流れ始めたのでしょうか?

北極海から、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の間にある、ベーリング海峡から、千島列島を通って、北海道に至ります。

北極海の海水ですから、冷たくて当然ですよね。

ではどうして、北極海の冷たい海水が南下しているのか?

地球の反対側、大西洋のメキシコ湾流が、北極海に流れ込んでいるからなんです。

つまり親潮は、世界最大の暖流メキシコ湾流に、押し出される形で、北海道にまで流れ込んでいるんです。

そうです。

かつてメキシコ湾流は、アフリカ大陸西岸を流れていました。

それが、何か大きな要因で、ヨーロッパ西岸に、大きく流れを変えました。

そのころ北海道では、寒流は流れ込んでおらず、緯度通り、栗が栽培できる暖かい気候でした。

北アフリカは急速に砂漠化し、北ヨーロッパでは、急速に暖かくなり、ノルゥエー西岸の氷河は解け、大規模なフィヨルドが形成されました。

メキシコ湾流は、北極海に流れ込み、北極の氷を溶かして、地球の反対側から流れ出るようになりました。

「北ヨーロッパの温暖化」「北アフリカの砂漠化」「北海道の寒冷化」

これらに共通するのは、すべて1万年前から始まっていて、海流の流れの劇的な変化しか、その説明ができないことです。

これらのことから、「1万年前の大西洋上で、世界最大の暖流の流れを大きく変えるだけの、大規模で急速な地殻変動があった」ということになると思います。

これら一連の、大規模な地球規模での気候の変動を、アトランティス沈没なしでこれらを説明するならば、1万年前までは、「暖流が流れ続けても、凍り続ける海水があった。」「上昇気流なしで、雨が降る気象メカニズムがあった。」「亜寒帯でも、繁茂できる栗があった。」ことや、なおかつ、1万年前にそれらが、突如地上から消えてしまったことを、証明する必要があると思うのですね。

それよりも、突拍子もないとも思える、「アトランティス沈没で、メキシコ湾流の流れの向きが変わった。」の方が、むしろ現実味があるのではないかな?と思うのですが。

ということで、幸福の科学では過去の文明として、霊的な側面から「アトランティス文明」が語られています。

その他でも、伝承や伝説で語られることの多い古代文明ですが、このブログの代表管理人は、ちょっと変わった信仰者ですので、地理や気候の面から、「アトランティスは、かつて存在しないとオカシイ。」という観点から記事を書いてみました。

          (ばく)

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