トヨタ プリウス(日本 ハイブリッド車)
本日は、幸福の科学高知なかまのぶろぐにお越し下さり、本当にありがとうございます。
さて、あんまりめでたい話ではないのですが、アメリカの新大統領は、どうやらジョー・バイデン氏に決まったようです。
バイデン氏が新大統領すると、私の大好きな自動車産業界にも、大きな影響があるのですね。
それが、「自動車の電動化への加速度が高まる」というものです。
電動自動車に関しては、私は好きでも嫌いでもありません。
現在主流のエンジン自動車と、今後自動車業界が力を入れるであろう電動自動車は、「それぞれ特徴や得意分野が違う」ということで、それらは一般的に「趣味の領域」に属することだと認識しており、電動自動車の普及に関しては、「時の流れ」としか思っておりません。
ただ、EU(ヨーロッパ連合)が推し進めているカーボンニュートラル、つまり、「2050年二酸化炭素ガス排出ゼロ社会に向けての社会構築」の一環として、エンジン付き自動車製造ゼロというのは、おそらく「実現不可能」だと思うし、また「その必要もない」というのが私の見解です。
しかしバイデン氏は、これまで二酸化炭素排出抑制に消極的だった超大国アメリカで、今後カーボンニュートラルを推し進めることを、選挙公約のひとつとしていました。
これには、近未来を生きる若者世代の訴えがあったらしいです。
世界最大の二酸化炭素排出国であるアメリカの脱炭素へのシフトによって、これまでEUのみで掲げられていた、カーボンニュートラル政策が、世界的な運動になっていくのは確実と思われます。
ポルシェ タイカン (ドイツ 電気自動車)
その動きを察知したホンダは、カーボンユートラルに向けての資本と人材の確保のため、来年2022年より、F1へのエンジン供給事業から撤退することを発表しました。
EUは脱炭素社会構築政策には、再生可能発電のみならず、脱炭素に非協力的な事業や個人などへの「国境炭素税導入」も含まれており、超大国アメリカの脱炭素参入は、一企業とすれば、坑がいがたい社会の動きでありましょう。
ただEUが掲げるカーボンニュートラル、つまり完全な脱炭素社会が現実化するのかと言われれば、それは大いに疑問ありです。
例えば、現在のガソリンスタンドのように、いつでも気軽に充電できる社会インフラを作ろうと思えば、日本だけで最低40兆円規模の投資が必要となり、世界規模で言えば、どのくらいの金額になるかは、もはや神のみぞ知る巨額の金額になります。
そして問題は、自動車が走るための電力量です。
1t以上の車体を、時速数十kmで、何百キロメートルも走らせるエネルギー量は相当なもので、一回の充電で、だいたい一般家庭の1週間~10日分の電力が必要です。
ということは、夢物語風に語られることも多い近未来のカーボンニュートラル社会の日本では、一家に一台自動車があるとして、日本の総電力必要量は、ざっと今の10倍以上必要となることが予想されるのです。
ホンダe (日本 電気自動車)
自動車が走るだけでも、10倍の電力供給が必要なわけですから、産業や一般人の生活レベルのことを考えると、カーボンニュートラル社会は、少なくとも電力供給量においては、ざっと今の100倍は必要となるのではないでしょうか。
要するに、カーボンニュートラル(脱炭素)社会は、イメージ的にはクリーンで素朴なものですが、実際はそれとは裏腹に、超大量電力消費社会でもあるわけです。
すると、今史上最大級の寒波によって、電力消費量がうなぎ登りで、経済産業省は節電を呼びかけておりますし、それでなくとも、毎年夏には冷房による電力消費量が増えて、発電機能が追いつかず、一般家庭にみならず様々な事業に節電要請している現状では、とてもではないが、カーボンニュートラル社会は不可能なのです。
しかもこれを、発電量も多く安定した電力供給が可能な原子力発電ではなく、太陽光などの、自然再生可能エネルギーを使って実現しようと言うのですから、私には、この政策を考えた、EUの政治家の知能は金魚なみなのではないかと疑ってしまうし、そうでなければ、特殊な利権詐欺を起こそうとしているとしか思えないのですね。
また根源的な問題として、電気自動車が二酸化炭素を排出しないのは、走行時のみです。
たとえば、電気自動車が蓄えた電気を創出するために、二酸化炭素を排出してしまう石油や石炭などの化石燃料を使えば、結局電気自動車は、化石燃料を変換して走っていることになります。
また、電気自動車を作るために、鉄を溶かしたり、バッテリーを作ったり、膨大な関連部品を作るのに、火力発電を使わない方法論で行わなければ、結局二酸化炭素を排出してしまいます。
現実的側面から見て、原子力発電を現在の数倍造るか、新たに、核分裂の能力より優れると言われる核融合発電でも開発できない限り、カーボンニュートラル社会など、絶対に不可能です。
日産 リーフeパワー (日本 エンジンを発電機として使うハイブリッド車)
新たな文明に挑戦するのは結構だけれども、絶対に不可能なことにチャレンジして、それにかかる経済的コスト、時間的コスト、そして、それに伴って失われる産業や雇用や資産を考えた場合、日本は、安易にカーボンニュートラルの文明実験にのめり込むことは、大変危険だと思います。
ただ、電気自動車は、モーターによる走向を行いますが、モーターは運動開始時に最もトルク(回す力)が強くなるので、発進時や町中走行に有利ですし、加速が良いので、運動性能も高いです。
一方、エンジンというのは、どのような形式であっても、基本的にはそういう、「ある一定の回転数にならないと、回す力が発揮できない」というトルク特性です。
ですからエンジン車には、そのトルク特性を補うために「変速ギア」などの特殊器械が、走行する上では必須です。
モーターは、低回転ほどトルクが強いので、そういう走らせるために、どうしても必要な器具は不必要ですが、速度を上げれば、それ相応に電力消費しますので、高性能=高い電力消費量となり、今以上普及するには、気軽に、そして急速に充電できる充電インフラの充実が必要不可欠となります。
また、小型で大量の蓄電が可能なリチウム電池も、製造コストの関係からとてもとても高額で、それゆえに、エンジンもギアもついていない、シンプルな構造の電気自動車ですが、高額なリチウム電池を大量に敷き詰める必要となり、とてもとても高額です。
小型車のホンダeで450万円以上ですから、同じ車格と思われるフィットなどと比較すると、ざっと3倍の価格帯です。
またリチウム電池を製造する過程で、とても多くの二酸化炭素を排出してしまうという説もあり、カーボンニュートラルへの取り組みは、やればやるほど、逆の結果が出てしまうのです。
一方のエンジンは、相当改善されたとはいえ、「得意とする回転域が決まっている」という宿命を追っていますので、モーターのように、アクセルを踏み込めば、即力強く発進するという動きとはなりません。
しかし、全国にガソリンスタンドがあり、ドライバーがズボラでなければ、ガス欠の心配はまずありません。
また、モーターは高速連続走行が苦手ですが、エンジンであれば、燃料供給さえできれば、いくらでも高速走行できます。
総合的な観点で言えば、現時点で最も現実的な電気自動車の選択は、ハイブリッド車ということになると思います。
三菱アウトランダーPHEV (日本 エンジンを発電機として使うハイブリッド 充電可)
ハイブリッド車には様々な種類がありますが、トヨタ方式のモーターとエンジンで、それぞれ得意な領域だけ走行する方式だと、構造がとても複雑で、技術的なハードルが高いです。
一方、三菱のPHEV(プラグインハイブリッド電気自動車)や日産のeパワーなど、エンジンを発電機として使い、実走はモーターで走行する方式だと、簡素で比較的ローコストなので、三菱・日産方式は、今後電気自動車化が進むと思われる自動車産業界の、最も現実的な選択だと思われます。
また三菱のPHEVは、家庭のコンセントからの充電も可能ですし、外部への電力供給も可能ですので、災害時など、社会インフラが破壊された時などには、大変有効なシステムをしています。
またハイブリッド車は、エンジン、モーター、車種によっては変速ギアなど、ピュアEVよりも複雑な構造ですが、高額なリチウム電池の搭載量は、ピュアEVよりかなり少なく、現在のところ、はるかに低価格で製造できます。
恐らく、今後の世界の潮流も、完全なEV(電気自動車)社会だと、とんでもない電力消費社会、つまり、膨大な発電量を必要とする社会となる、現実的な重みから、三菱・日産方式に、世界の論調が傾いて行かざるを得ないと考えます。
また歴史的には、今から1000年前の方が、世界の平均気温が現在より高かったという事実もあります。
現在は氷河に覆われたグリーンランド(デンマーク領)ですが、1000年前に発見された時は、その名の通り「緑の大地」でした。
北欧のバイキングは、緑の大地だったグリーンランドで、トナカイを放牧していたのです。
「温暖化で氷河が小さくなった。」と言われるグリーンランドですが、1000年前のように、緑の大地ではありませんので、1000年前の方が、現代より暖かい気候だったのです。
日本だと1000年前は平安時代ですが、温暖な気候で作物が多く採れ、貴族社会が可能でしたが、年々寒冷化し、作物が取れなくなって、世相は武士の世に移行していくわけです。
1000年前に、現在より二酸化炭素量が多いわけがありませんから、地球温暖化二酸化炭素悪人説は、私は間違っていると思います。
ということで、安易な二酸化炭素悪人説や、将来の不安を逆手にとって、大掛かりな世界規模の利権詐欺に引っかかって、判断を間違えないようにしないといけないと思います。
と言うことで本日は、Liberty Web より、バイデン新大統領関連記事をご紹介いたします。
それでは、またのお越しを。
(ばく)
The Liberty / 幸福の科学出版公式サイト (irhpress.co.jp)
記録的寒波、逼迫する電力不足の真相とは。「脱原発」「脱炭素」が招く命の危険。政府のエネルギー政策を問う。(釈量子)【言論チャンネル】
2021年 御生誕祭〈幸福の科学 行事案内〉 | 幸福の科学 HAPPY SCIENCE 公式サイト (happy-science.jp)
1956年7月7日に、大川隆法総裁がすべての人を幸福に導く使命を持って生誕されたことに感謝と祝福を捧げます。今年も、全世界で御法話拝聴会や感謝式典が開催されます。ぜひ、ご参加ください。
【講演会】大川隆法御生誕祭講演会「エローヒムの本心」(7/11 総本山・正心館)のご案内
7月11日(日)、総本山・正心館 (栃木県宇都宮市)にて大川隆法総裁の御生誕祭講演会を開催することが決定しました。
本講演は、全世界の精舎・支部・拠点・衛星布教所に衛星中継されます。
中継会場への参加をご希望の方は、事前に参加希望の各中継会場へお問い合わせください。
開催概要
〈演題〉 「エローヒムの本心」(英題: “Now, here, Elohim is thinking about.” )
(※タイトルは変更になることもございます)
〈日時〉 2021年7月11日(日) 13:00(予定)
〈本会場〉 総本山・正心館
〈中継会場〉全世界の幸福の科学の支部・精舎・拠点・衛星布教所
※ 衛星中継会場での参加をご希望の方は、事前に参加希望の各中継会場へお問い合わせください。
バイデン新大統領が就任 守護霊霊言で示されたバイデンが世界を分断する理由
2021.01.21 バイデン新大統領が就任 守護霊霊言で示されたバイデンが世界を分断する理由 | ザ・リバティWeb/The Liberty Web (the-liberty.com)
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聖書に手をあてて宣誓するバイデン氏(左)とジル夫人。画像:mccv / Shutterstock.com
米民主党のバイデン氏が20日(現地時間)に行われた就任宣誓式で、第46代大統領に正式就任した。78歳での就任は史上最高齢であり、任期は2025年までとなる。
バイデン氏は就任早々、トランプ前政権が打ち出した世界保健機関(WHO)からの脱退を撤回する大統領令に署名。新型コロナウィルス対策をめぐり、"国際協調"の姿勢を示した。同氏は今後、どのような手腕を発揮するのだろうか。
バイデン氏の政策を見通す上で参考となるのが、大川隆法・幸福の科学総裁によって、今月、2度にわたって行われた同氏の守護霊霊言である。本欄ではそれらについて紹介したい。
トランプがいなければ分断は修復できる
宣誓式に先立つ13日、大川総裁の下に現れたバイデン氏の守護霊は、今後のビジョンを示した。
大変心労した様子を見せた守護霊は、冒頭、「何とかアメリカを、ユナイテッド・ステイトにしなくちゃいけない」と熱弁。質問者から、これだけは遺したい仕事は何かと聞かれると、「トランプの国外追放だよ」と応じ、トランプ氏のような"狂信者"を追放すれば、アメリカは一つにまとまることを強調した。
守護霊は、トランプ氏が最後まで大統領選の不正問題を追及していたことに怒りを露わに。自身の過去世が、名もなきシェリフ(保安官)であったために、いくらでも撃ち殺していいと正当化する有り様だった。
日本国民が注目する中国の脅威については、守護霊はその懸念を一蹴する。むしろ、「中国には形だけ圧力を加えるフリをして、ロシアを攻める」という戦略に言及し、最大の貿易相手国である中国を刺激するようなことはしないとの趣旨を繰り返した。
コロナ問題については驚くべき内実を語り、バイデン氏ら民主党陣営が、中国に対してコロナの責任追及の声を上げない理由が明かされた。
本霊言では、他にも次のような論点への言及があった。
- 地球温暖化問題をどう見るか。
- 中国経済が急成長していることは、アメリカにとって脅威に映るか。
- 高齢だが、2期目を務めるつもりなのか。
- 米中がコロナを共同研究していた!?
- オバマ元大統領への評価とは。
- 経済感覚はあるか否か。
当面はコロナ対策に集中し、中国とは事を構えない
先の霊言が夜遅くに行われたことから、宣誓式が始まる直前の20日に、再度、霊言が93分間にわたって収録された。
これまでの霊言での発言を踏まえ、バイデン氏の「真意」がさまざまな角度からチェックされた。中国への弱腰外交に出れば、かえって中国が増長する恐れがある点に関しては、「統合幕僚長が考えることじゃないかな」と判断を丸投げ。国内のコロナ対策を当面重視することから、中国などと事を構える気はないという。
それより、ロシアの方が脅威であると述べた上で、日本は北海道をロシアに取られることを恐れた方がいいと"アドバイス"を送り、旧冷戦思考で頭が一杯であることが伺えるなど、バイデン氏の外交により、世界が分断される予兆が感じられた。
そのほか、同氏の経済政策の根底にある恐るべき思想や、日本政府や日米同盟に対する考え方など、広範囲のテーマにわたって語られた。
バイデン氏の「本音」は、今月だけで2回の霊言を通して明かされ、この先の未来を読み通す上で大変重要な内容となった。アメリカ政治から世界を読み解くためには、どちらも拝聴することをお勧めしたい。
本霊言では、他にも次のような論点への言及があった。
- アメリカは尖閣諸島を防衛する意思があるか。
- 台湾は中国に吸収される可能性をどう見るか。
- 香港、ウイグルなどの問題にどう対処するか。
- イラン・イスラエル問題をどうするつもりか。
- 外交判断の重要な指針とは何か。
- コロナ対策を含む国内政策の見通し。
- カマラ・ハリス副大統領を信用しているか否か。
ここに紹介したのは霊言のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】

『米大統領選 バイデン候補とトランプ候補の守護霊インタビュー』
幸福の科学出版 大川隆法著
【関連記事】
2020年11月20日付本欄 「ウイグル、香港は諦めよ」「米中はウィンウィン!」と豪語するバイデン氏の守護霊霊言
https://the-liberty.com/article/17795/
2021年1月15日付本欄 共産主義・全体主義の淵源は宇宙に 「宇宙の邪神」から地球を守る壮大な古代史
https://the-liberty.com/article/17986/
関連記事
電気の供給安上がりの方法がある。
EV車の屋根を、太陽光パネルで、つくれば
。
もっとも、夜間曇天で、
動くか知らんけど。
笑
確かに、太陽光パネルEVで競争するレースもありますが、自転車なみの軽量化が必要ですね。
とてもじゃないが、1t以上の物体を動かすほどのパワーはありません。
HSUが超小型核融合発電の研究をしていて、冷蔵庫並みのサイズで実用化のめどが立っているとか。
「一家に一台核融合」という社会が実現できれば、カーボンニュートラル社会は現実化します。
HSUで、超小型核融合の研究ねえ。
冷蔵庫並みのサイズで、実用化できれば、
核融合潜水艦とか、
駆逐艦とか
空母とか
できますな。
そうですね。
これまでの概念なら、核融合を起こすには、起爆として原爆なみの高温が必要でした。
どうやら常温核融合という概念らしいのですが、彼らはその実用化のめどが立っているようですよ。
日常のエネルギーのみならず、国防にもつながる技術ですよね。