(写真)ノミネーションに感謝するスノーデンさん
アメリカの前情報局職員で訴追中のスノーデンさんが、ヨーロッパの最高人権賞のサハロフ賞の3人の最終候補に選ばれました。
スノーデンさんは、米監視体制の詳細を漏洩した理由でヨーロッパ議会の緑の党にノミネートされました。
少女に教育を授けることを求めて頭部を銃撃された10代のパキスタン人のマララ・ユサフザイさんもノミネートされています。
今までにヨーロッパ議会に授与された人の中にはネルソン・マンデラ氏やアウン・サン・スー・チーさんがいます。
スノーデンさんのノミネートは、彼が米監視活動を暴露したことで人権やヨーロッパの市民に大きな利益をもたらしたことによると緑の党。
議会で読み上げられたスノーデンさんの声明の中で、彼は大量監視への挑戦を認めてくれたことに対してヨーロッパの政治家に感謝していると語っています。
「個人よりも国民全体を監視することが、この時代の人権への最大の脅威だ。」と彼は語りました。
思想の自由を称えるサハロフ賞は、ソビエトの科学者で反対体制派のアンドレイ・サカロフ氏を記念して毎年表彰されます。
今年の受賞者は10月10日に発表されます。
3番目の受賞指名者は、論争になったルカシェンコ大統領の再選に抵抗して2010年に拘留されたベラルーシの反体制派のグループです。
その中にはAles Bialiatsk氏i, Eduard Lobau氏や前大統領候補のMykola Statkevich氏がいます。
Bialiatski氏は、ヨーロッパのバクラフ・ハヴェル・人権委員会賞を最初に受けた人でもあり81,000米ドルを受け取りました。
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今年の人権団体による受賞指名者の中にスノーデン氏が早くも入るとは驚きです。米政府は苦々しい思いをしていることでしょうね。