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サウジアラビア政府が女性の抗議運転に警告

2013-10-26 | Weblog

    

(写真左)抗議活動の計画を報告する女性

(写真右)1990年に抗議運転をした何人かのサウジアラビアの女性が逮捕されました

サウジアラビア当局は、大勢で抗議運転に参加することで女性の運転禁止令に挑戦することを止めるように女性達への警告を強めています。

内務省は、禁止令を軽視する者は全てが不特定の罰則を受けることになると繰り返しています。

土曜日の計画的抗議運転は1990年以来3回目になります。

およそ17,000人が、女性の運転許可、又は、禁止が強要され続ける理由の説明を求める請願書に署名しました。

活動家達は、禁止令に挑戦して運転をするように女性達を励ましています。

1990年の抗議活動以来、多くの女性が逮捕され仕事を失いました。

内務省報道官は、木曜日に、女性の運転キャンペーンに対する政府の方針をかなり強化しました。

水曜日の声明は、キャンペーンに対する賛否の意見で混乱していました。

しかし、報道官は、女性は運転が禁止されているので違反者やその支持者は不特定な罰則を覚悟しなければならないと明確に語りました。

キャンペーン活動家のザキ・サファルさんは、これはサウジアラビアの法律にない非公式の異常な禁止声明だと語りました。

「もはや社会的選択の問題ではない、政府自体も禁止令を支持していない。」とサファルさん。

「報道官は非常に明確に語ったので、26日に運転をする女性全員に罰則が科されるでしょう。」

しかし、サファルさんは、政府そのものが禁止を解除すべきかどうか意見が別れているので、政府は未だに混乱したメッセージを送っていると思っています。

今週初めに、およそ100人の保守的な聖職者が首都リヤドの王室裁判所で、女性による陰謀であり国家への脅威であるとしてキャンペーンを非難するように観衆に求めました。

しかし、1990年や2011年の2度目の抗議活動より今回の政府の強硬的態度は弱いようです。

最近のキャンペーンの一部として、多くの女性がサウジアラビアの多くの都市で運転をしている様子をオンライン・ビデオで流しました。誰も逮捕されていません。

キャンペーンを支持する活動家達は、公衆の空気が変わってきている、多くの男性を含めてより多くの人々が禁止令の解除を公然と支持していると確信しています。

       **************

最も保守・封建的な国の一つのサウジアラビアでは女性の自由に対する政府の締め付けが未だに厳しいようです。勇気ある女性は罰則覚悟で26日に抗議の運転を行う予定のようですが、逮捕されるのでしょうか。

逮捕覚悟でも抗議の運転をすることで国民の支持を得る努力を続けてほしい。世界は女性の自由確保の運動を応援しています。

サウジの女性、がんばれ!

毎日自由に好きな所に運転して出かけることができる国に住んでいる幸せを再確認させる記事でした。