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炎に包まれた古代チベットの町

2014-01-11 | Weblog

 (写真)100以上のビルが全壊しました

(写真)2,000人以上の人々が消火活動をしました

火事で中国南西部の古代チベットの町が大損害を受けました

雲南省シャングリラ県にあるDukezongの火事で、大半が木造の100軒以上の家や店が全壊しました。

石畳の道のある風光明媚なその町は1,300年の歴史があり観光客に人気があります。

今のところ、死傷者の報道はありません。地方メディアによれば、2,000人の消防士や兵士や警官やボランティアが消火を試みました。

多くの住民が避難を余儀なくされ、被害は1億元になると国営テレビが伝えています。

原因はまだ分っていませんが、ゲストハウスで出火した疑いがあると報じられています。

AP通信は、住民のHe Yuさんが大きなドンという音で目が覚めたと話したことを報じました。

「大火事でした。風が強く吹き、空気は乾燥していたので火は広がり続けました。私の家は町から近いので怖かったです。消防士が到着しましたが、町が古く通りが狭いので消防車が入れず、ほとんど何もできませんでした。」

Dukezongがある県は、ジェームズ・ヒルトンの架空の小説ヒマラヤ・ランドにちなんで、2001年に名前をシャングリラに変えて以来、観光地として人気が出ています。

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土曜日の深夜の大火事のようです。夜空が真っ赤に燃え多くの古い家や店が焼け落ちました。火事が完全におさまってからでないと、正しい死傷者や損害額など分らないでしょう。人気がある町なら観光客も多くゲストハウスに泊まっていた可能性があります。無事でありますように。

↓参考資料

シャングリラは、イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説『われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。ここから転じて、一般的に理想郷と同義として扱われている。