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女性がダライ・ラマを殺す訓練を受ける

2012-05-13 | Weblog

 

(写真)女性に暗殺の訓練をさせているとして中国を非難する精神的指導者のダライ・ラマ

チベットの精神的指導者のダライ・ラマが中国は信者を装って彼を毒殺する訓練をしていると言いました。

英国のサンデイ・テレグラフ紙のインタビューで、76才のダライ・ラマは中国当局がチベット人女性を訓練して彼を暗殺する計画を立てているという警告がチベット内であるという報告を受けたことを明かしました。

「チベットからそういうような情報を得た」と英国を訪問している仏教の指導者が言いました。

「中国情報部が何人かのチベット人、特に女性を訓練している。髪の毛やスカーフに毒を含ませ祝福を求めて私に近づき私の手に触ることが想定されている」

ダライ・ラマは、インドの治安部隊の支援の下で、ヒマラヤの丘陵地帯のダラムサラで高度な治安体制の中で暮らしていると言いました。

彼は、彼の死後彼の生まれ変わりを見つけることに中国が介入しているようだが、それは彼が最後のダライ・ラマになるかもしれないということで、チベット人は組織の放棄を決めるかもしれないと言いました。

カルマパ・ラマを含む多くの若い僧侶がチベット仏教の精神的指導者として現れるだろうと彼は言いました。

ダライ・ラマの事務所も、彼の命に対する脅威を認識しているとIANS紙に語りました。インドの警察は、定期的に彼の安全を確認していると言いました。

中国関係の緊張の中で、ダライ・ラマは中国が自分の存命中に強硬姿勢を変えて経済成長を守るために民主改革を行うだろうと信じています。

ダライ・ラマは、中国軍が1959年にラサを支配した時に多くの支持者と共にインドに亡命しました。

ダラムサラに本拠を置くチベット亡命政府はどの国からも承認されていません。インドはおよそ100,000人のチベット人亡命者の本拠地です。彼らは35の居留地に住んでいます。

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 「ダライ・ラマが暗殺される!」などという見出しは見たくないものです。中国情報部がチベット人女性に暗殺の訓練をしているとは思いたくないのですが…?

 ↓ダライ・ラマについて

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%9E#.E5.8C.96.E8.BA.AB.E3.83.A9.E3.83.9E.E3.81.AE.E5.90.8D.E8.B7.A1.E3.80.8C.E3.83.80.E3.83.A9.E3.82.A4.E3.83.BB.E3.83.A9.E3.83.9E.E3.80.8D.E3.81.AE.E7.B6.99.E6.89.BF


韓国の僧侶の間でギャンブル騒動

2012-05-11 | Weblog

 

(写真)映像

韓国で最高レベルの仏教徒教団の指導者は、僧達が違法なギャンブルをしている姿がはっきり撮影されていることを受けて謝罪しました。

曹渓宗教団の6人の指導者が、秘かに撮影された映像が発覚したことを受けて木曜日に辞職を申し出ました。

映像では、僧達が豪華なホテルでポーカーをしているところが映っていて、何人かは煙草を吸ったり飲酒したりしています。

主に旅行者向けのカジノのような指定された場所以外は、韓国ではギャンブルは違法です。

また、ギャンブルは曹渓宗教団の僧の行動基準の違反になります。

曹渓宗教団の実行員会の6人の委員が、木曜日に、責任を取って辞職することを申し出ました。

曹渓宗教団の最高指導者は、非難されている僧侶達に代わって深く反省していると言いました。

曹渓宗教団は、信者は1千万人以上で、韓国の人口のおよそ20%だと言います。

しかし、教団は確執と派閥の内紛に満ちていると伝えられています。

地方メディアは、映像は現在の統治機関への反対者と言われている同じ教団の僧侶が撮影したと思われると伝えました。

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曹渓宗の僧侶が高級ホテルでギャンブル!組織が大きくなると士気が失墜するようです。

↓曹渓宗については

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%B9%E6%B8%93%E5%AE%97

 

 


アルゼンチンの上院で〝尊厳死″法案が通過

2012-05-10 | Weblog

 

(写真)死が認められた娘のメリナさんの遺影を持つスサーナ・ブスタマンチさん

 

(写真)上院議決の日に議会の外に集まった性の権利を主張する人々

 アルゼンチンの上院は、末期患者と家族に死の決定権を与える〝尊厳死″法案を承認しました。

立法により、死に瀕している、或いは、不治の病や負傷に苦しんでいる患者は署名のある同意書があれば、治療を拒むことができます。

今までは、治療や生命維持を終えるためには裁判所の命令が必要でした。

上院は、裁判所の承認がなくても性転換をすることができる法案も通しました。

上院議員は〝尊厳死″を55‐0で決定しました。17人が棄権しました。 法案はすでに下院を通過していて、次はフェルナンデス大統領が署名をすると法制化されます。

議員達は、法案は安楽死を認めるのではないということを強調するのに苦心しました。

「患者の自主的な意思を尊重することが目的です」と上院の健康委員会のホセ・カノ委員長が言いました。

退行性疾患の苦痛に苛まれる中で死を嘆願した19才の娘メリナさんの母親のスサーナ・ブスタマンチは新法案を歓迎しました。

「死のような自然な現象は認められるべきです。死は汚い言葉ではありません、権利として与えられているものです。」とブスタマンチさんは言いました。

メリナさんは、昨年、公に訴えた後まもなく亡くなりました。

新法の下で、末期状態の患者や不治の病に罹っている患者は治療を拒むことができます。

患者が自分で語ることができない場合は、親戚や法定代理人に決定する権利が与えられます。

患者や代理人が公証人と二人の証人の前で意思を証明する書類に署名を済ませていることが大きな条件です。

議論の過程で、意思を伝えることができない患者の生命維持を止めたり栄養チューブを外したりすることに憂慮を示した議員もいました。

ローマカトリック教会は、生命維持は止められるべきではないと主張して新法を拒否しました。

上院は、水曜日の会議で性の権利の法案も承認しました。

法案は、国民に自分で選んだ性が公的に認められる権利を与えます。それは場合によっては性転換手術を受けることも意味します。

18才以上の国民は、裁判を受けずに性転換手術やホルモン療法を受けることができるようになります。

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 アルゼンチンでは尊厳死や性転換手術が裁判所の許可なしにできるようになるようです。日本でも議論になっていますが共に自己決定権の尊重が基本になるようです。

 自己決定権とは、自分の生き方や生活について自由に決定する権利で、医療の分野では、患者の最も重要なものの一つとして自己決定権が考えられています。以下の規約によれば自己決定による尊厳死は認められてもいいようですが、生存権を脅かすとして反対する人々もいます。私は認めてほしいと思います。

 ↓参考資料

国際人権規約(経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約)の第1部第1条には自己決定権が明記されている。

参考・日本国憲法第13条

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。


中国が元でイランから石油を買う

2012-05-08 | Weblog

 

 

(写真)中国がライバルの国際通貨ドルに対して推進している〝中国元″

国は元建てでイランから原油を買っていると、イランの外務相が言いました。

石油の取引は、通常ドル建てで行われますが、米国はイランが米貨幣で取引できないように制裁を科しています。

イランは財源を使って中国から商品やサービスを購入しているとアラブ首長国連邦のイラン大使が認めました。

中国は、イランの原油の最大の輸出先です。

米国は、イランの核計画に関してイランに対する国際制裁に参加するように中国に圧力をかけています。

ロイター通信が伝えたところによると、イラン大使の発言はフィナンシャル・タイムズが中国の国営会社Sinopecの子会社UnipecがZhuhai Zhenrongと呼ばれる貿易組織を通して石油を購入しているとした報道を確定的にしています。

一方、中国は、香港にある貿易センター並みの海外貿易センターをロンドンに設置することを含めて、敵対するドルのように元を国際通貨として使用することを推進しようとしています。

米国は、イランからの石油輸入制限を行っていない国にある銀行に対して6月28日から一連の制裁を実施することを計画しています。

米国と同盟国は、イランは核計画で核爆弾を造る能力に発展させようとしていると疑っています。

イランは、核計画は民生用だと言っています。

米国は、イランからの石油輸入制限に合意しているとして、日本とEUの10か国の銀行には制裁を科さないと言いました。

中国とインドと韓国は、今、米国のロビー活動の最中です。

中国は、今年に入って3か月間でイランからの輸入を半分に減らしていますが、これは主にイランとの貿易の交渉を有利にするためです。

削減はこれからも続けられるのかどうかは不明です。

中国は、原油輸入に大きく頼っています。そしてガソリン価格は今年急激に高騰しています。

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 中国は人口が多く経済が発展してきたので、「元」を国際貨幣にすることは対米関係の上でも悲願でしょうね。将来は実現することでしょう。

 それにしても、アメリカは世界各国の銀行との米国の銀行の取引を中止すると脅してイラン発の石油を放棄させようとしています。そのようにして、〝世界は我が物″と言わんばかりに世界に圧力をかけてイランを孤立化しようしているのもドルが世界を牛耳っているからですね。中国の願望が理解できるような気がしますが、中国式の圧力がかかるのは嫌ですね。

 石油が必要な日本は条件を忠実に実行したことで制裁の対象は免れたようですが、〝ながい物には巻かれろ″で頭を垂れるより他に能力がないのは残念です。


昨夜の我が家から見た月

2012-05-07 | Weblog

昨日の記事の後、夜空を見上げたらきれいな月が出ていました。〝ちょっとだけよ”ではなくかなり長い間雲間から姿を現してくれていました。

いつもなら満月の月明かりは、まるで太陽のように地上に影を投じるのですが、昨夜はそれがありませんでした。きれいに見えていても薄い雲に覆われていたのかもしれません。それでもきれいな姿を見せてくれて感動しました。

             

                色違いの日の丸みたいですね(笑)