松っちゃん

10年の間に・・
「山」ちゃんが3人に「松」ちゃんが2人。

知り合いのいないところに、結婚と同時に移り住んで
なんだかんだ言って、子供を通じての関係もだけど
職場って、意識のある状態で（笑）家族より長い時間を過ごしたから
たくさんの人と知り合うことができた。
だって、家は寝てる時間もあるでしょ？

スーパーで今日、「松」ちゃん①に遭遇。

視線感じたような・・
顔を上げると、帽子を深くかぶって、左足を少し浮いたような
ぎこちない感じ。

痩せてて、・・もともと痩せていたんだけど、更にね。
健康にとても気を使っていた人。色々・・手がしびれるだとか。

あの頃で49とか？51とか？言っていたような気がするから・・
もう還暦近いけど・・

ふわっと笑うと洋風の顔立ちに、品を感じられる奥様だった。
おしゃれもしていて、大人のかわいらしさが、ゆっくりとした話し方にも表れていた。
・・遅くに産んだ一人娘が・・場面かんもく？症とかで・・
悩んでおられた。

仕事も懸命にやる方で、懸命過ぎて、続けられないといって
よそへ移っていった。

同業種だから、お互いに不規則勤務。

一度別のスーパーで、遠くから見ただけだったかな？

3年ぶりくらいかな？


でも、深々とかぶった帽子が、気づかないでと言っている気がして、
気づかないふりをした。
病気かな・・。あの頃の面影がよぎって、ぼうっとしてしまった。

私はたぶんあの頃より、落ち着いて見えたはずだ。
多くの人生の先輩が思うように、「若いっていいわね」って
私の年齢、ふと数えたのかな？

そりゃ、職場にいるときほど、げっそり、せかせかしてないから。

私、失職中だけど、仕事してた時の多分倍、寝てるから。
って、毎日6時間だけどね。週を通してみると。

人の影にある事情って、見えないもんだね。