どうせ迷路なら♪

吐き捨てる場所です

そして

2015-04-04 00:28:22 | 日記
一度も働きに出ることのなかった、叔父さんの、去年なくなった奥さん。

宇宙人のような、能面のような顔にひっ詰めた髪。

二階の住まいに、インコかなにか、鳥を自由に飛ばす暮らし。


大腸がんであっという間に逝った。


その一週間か二週間前に娘が孫を産んだ。

抱けるね。と励ました母に


自分の子は自分で抱くでしょ


と、笑、死ぬ間際でも、そんなこというんだね、たかちゃん。



ある意味、自分と人生を逝ききってますね。


一年たって、ようやく捨てられるものが出てきたと。おじさん=だんな。




なにがあんの?あんなしゃれっ気のない、たかちゃんに。


と思ったら



10万もする、礼服だって。


おじさんと一緒に行って買ったネックレスもあるんだって。





ふふふ。小説のようには書けないんだけど


小説のように人間は、生きているんだね。こんなちっちゃな私の世界でも。



だって私だって、こんな顔して、


ベンゾ薬依存だ、きっと。お酒もね。



おかしいよね、人が必死に生きていく様。

2015-04-04 00:18:27 | 日記
久しぶりに欲が出た。

ひさこ・・久子ちゃんが、あの街に遅くした結婚相手と戻ってきたと

聞いたから。


久ちゃんは、がっしりした体形のさばさばした子だった。

好きだった。

先天性の白髪交じりの髪が、そこいらにいる女子高生と一線を画していた。


ごめん、ライブとかすぐ近くで見れるしさ・・・って、東京の専門学校行ったきり。


プログラマーとか?目指してた。


この歳まで、都会でやっていたんだから、たいしたもんだ。



それがさ、こんな空き家だらけの住宅地に戻ってくるなんて。



相棒とね。

ってか、彼とね。



想像しちゃうよね、下世話な心が。



どんな愛だろうって、どんな人だろうって。



久ちゃんの彼。




まだ、恋する世代とかさ・・・


すっかり、すべて諦めそうな私がさ・・・





都会にすんでる人たちの、あんなに溢れかえる人のなかで

ひとりと結ばれること



それが縁かな。縁というしかないよね。



私は現実には無理だけどさ、



素敵だなって、いいものをいいと思う気持ちは、たまにもっても

いいよね。