私は恋をしてしまった。思いもよらないことです。
2014年の2月、私はどん底の辛い中で、故郷の企業のパートに応募した。
もともと人手不足の業種だから、採用だった。
ただ、一週間というリミットを過ぎても連絡が来なかった。
チーフが渋ったのかしらね。時間の問題で。
でも私は必死だったし、前職も早朝だったから、今に至ってる。
彼は初めの日から冷たかった。
駐車場で会った。ここに止めてもいいですか?聞いた。
うなづいたか、どうか、ってくらい、そっけなかった。
前をさっさと歩いていくあなたと距離を置きながら、うなだれて、
初日なのに、凹んで、モッズコートで姿勢よく威勢よく?歩いてく
冷たい後姿に不安だった。
2年と8か月が過ぎて、私はチーフと一緒にまだ仕事をさせてもらってる。
ミスばかりで、謝ることも多かったし
黒こげのとんかつを買って帰ったり。
彼が検診で引っかかって、珍しく弱気な姿を見たこともあった。
異動できなくってしょげてることも。
飲み会の前に「俺が相手するから」ってあっちにしたら深い意味ないのに
私は泣きそうだったこともあった。
今。
今は、私が元々のがんばりと負けん気で、仕事が早くなった(自負させてもらいます)
だからかな、チーフは優しい。話し方も、なにもかも全部。
私は不安です。
優しいのは、仕事ができるから、それでも寂しい。
それよりも、怖いのは
もう、わずかな日々だからだから?
彼女が出来て、こんな遠隔地での生活でもうれしいから?
どっちもかなり、アリなのが私には寂しい。
けど、それでも、なんでこんなに好きなんだろうってわかんないくらい
あなたが好きで、好きで、何も話せてないというのに
好きで。いかないでほしい、ずっといてほしいと思って
バカだ。