まいど。
いつもありがとうございます。
先日、美由紀さんから、いきなり、「マキさん、おめでとう」と言われ、なんのこっちゃ、と思っていたら、「ブログ4周年でしょう!」って^_^;
あっ! 慌てて調べたら・・・2006年の7/8からスタートしているので、ほんまに4周年でした^_^;(美由紀さん、覚えていてくださりありがとうございます)
ヤバい。1周年も2周年も3周年も何にもしていないぞ・・・。
せっかく美由紀さんが教えてくだすったのですから、遅ればせながら、ブログ4周年フェアを開催したいと思います。
Rue Rueと薔薇 4周年記念フェア
・開催期間・・・8/1日曜日~8/4水曜日まで。日曜日の新作、そしてその次の新作も対象となるように、この日程で行います^m^
・フェア内容・・・お買い上げ金額10500円以上でなんと10%Off
いつも同じではおもしろくないので、今回はこんなふうにやってみます(*^_^*)
例)お買い上げ金額10500円→その場で1050円の割引
お買い上げ金額12600円→その場で1260円の割引
お買い上げ金額31500円→その場で3150円の割引
金額が上がれば上がるほどお得なのです
10500円以下のお買い物、期間以前のご注文品、ご予約品は対象外とさせていただきます。ごめんなさい。
しかも対象商品は、Rose Partyに在庫のある全商品
ただし、フェア中は在庫の変動が激しくなりますので、完売の際はご容赦ください。
新作+旧作、定番、イマンなど、組み合わせご自由にどうぞ^m^
割引後の合計金額が10500円以下となっても、送料は無料です(北海道・沖縄・離島地域は割引前金額15750円にて無料)♪
金額訂正は、当店からの「確認メール」にて行います。
ブログ読者様限定のため、ウェブショップ・メルマガでは告知いたしません。
いつも通り、合言葉をお願いいたします
合言葉は・・・!
『ルウルウ9歳・ブログ4歳』でお願いいたします^_^;
合言葉なき場合は、対象外ですのでご注意くださいネ。
ご注文が殺到することが予想されます。
こちらからはお伺いいたしませんので、どうぞお忘れなきようお願いいたします(^^♪
日曜日更新予定の新作は・・・
↓のもう言葉にならないほどに美しく、目をむくほどにボリュームのあるドレストルソーをはじめ、
マキの一押し寝具(夏用のキルト敷布とタオルケット、なかなか見つからないようなとびっきりスウィートな柄です、お色はベビーピンクとベージュ、お手頃価格をさらに当店通常価格の半額にて! お子様のお部屋にもぴったりなんです。とってもかわいいのでお楽しみに)、その他ファッションアイテム(大ブレイク間違いなしのお財布2タイプもございます)などなど・・・
たくさんご紹介予定ですので、フェアとあわせてどうぞお楽しみに
明日、追記ができたらさせていただきますね。できなかったらゴメンナサイ。
今日は一つだけ、ご紹介いたします。
・・・・・・
・・・・・・
これはすごいです・・・
本当にすごいです・・・
これまでたくさんのオリジナルトルソーをお作りしてきましたが、
ここまでボリュームのあるものは初めてです。
なぜなら常に進化しているから^m^
ドレスのスカートを拡げると(パニエが入っていますので簡単にふくらみます♪)、
その直径なんと、なんと、なんと・・・・・・55-70センチ・・・数字だけでは分かりづらいと思いますが
すごいんです。エマのディナープレートがこんなにちいちゃく見えるくらいですから。
コレ、ケーキプレートじゃないんですよ、ええ。
届いた際、本当にびっくりしていただけると思います。
眺めているだけでうっとり・・・気持ちまで満たされる
みなさまのお部屋に飾っていただくと、その空間だけまるで夢のような雰囲気になります♪
ふわふわと、波打つような
フリル アーンド レース。
言葉が出ないんです・・・あまりに素敵すぎて・・・
価格以上の価値がございます(しかもびっくりするほどお手頃価格に設定しております、通常では無理な価格です)(^^♪
ドレスファンのみなさま、ぜひお手になさってくださいネ(^^♪
さて。
久々に↑コレ出てきたな^_^;
とりあえず。昨日から時間を見つけては書き足し書き足しやってきたおススメ本やります(^^♪
おススメ本は、やたらと反響が大きいんです^_^;
活字中毒仲間が増えてうれしい限りです。
『桜島殺人海流』(2001年刊行)
1992年に、『雨中の客』にて第14回小説推理新人賞を獲ってデビューされた
浅黄斑(あさぎ・まだら)さんの、書き下ろし旅情ミステリーです。
浅黄先生の数多い作品の中でも、比較的易しい、読みやすくて楽しい謎解きストーリー。
実は、恩師の紹介で、浅黄先生と直接お話させていただいた経験があります。
神戸の大豪邸にも何度かお邪魔させていただきました。
浅黄先生は、非常にハンサムなジェントルマンでいらして、
また、作家さん独特の憂いも秘めた、ちょっとそこらにはいないような素敵な方でした。
穏やかな物腰ながらも、作家さんらしい鋭い人間観察力をご発揮になる先生の前で、
当時20代半ばくらいだったわたしは、緊張してオロオロするばかりでした^_^;
ところで、みなさま、「アサギマダラ」ってどこかで聞いたことありません?
そう、マダラチョウ科に属するチョウの名前なんです。
とても美しいこの蝶は、「渡り蝶」としても有名らしいですね。
先生は蝶がとてもお好きでいらして^_^;
一度・・・ガラスケースに入った蝶の標本? を拝見させていただいたのですが、
わたし、昆虫一般に苦手なので目をそむけてしまった記憶がございます。
ヒロインの名は、マキ(↑漢字では、わたしと同じ「真希」なのですが、本文では、ちゃっかり「マキ」とカタカナで貫いてくださっています)。
舞台は、鹿児島県なのですが、ヒロインのマキはわたしと同じ、豊中の千里ニュータウン生まれで、
マキの恋人・千一(せんいち・あだ名は「チー」)は鹿児島の郡部で開業している獣医師・・・・・・
? ? !
「えっ・・・ウソっっ! もしかしてこれあたしがヒロインちゃうん?!」
初めて読んだとき、びっくりしたわたしは興奮の坩堝の中で、ダーにそう言ったら
「いや、ぼくが主役みたいだよ」
「みたい・・・ってどういうこと?」
「読んだらそう思ったんだよ、きっとぼくが主役だ」と言い張ったので
「はあ?? 自分、先生に会ったことないやん!」
「会ったとか会わないとかは問題じゃない、どう考えてもぼくが主役だ。主演だ」
「主演って・・・?!」
そんな小競り合いをしたことも、今では懐かしい想い出です・・・
そうなんです^_^;
この書き下ろし長編ミステリー『櫻島殺人海流』は、
わたしがちらっとお話したダーとわたしの生活を、先生が面白がって聞いてくださったのが
きっかけで生まれたらしいのです。
ご存知のように小説家さんってのは、常日頃から、小説のネタ探しに明け暮れていらっしゃいますから、
たまたまわたしの話がひっかかった、と言いますか、ひっかけてもらえた、と言いますか、そんなところでしょうね。
もちろんわたしの拙い話しぶりをそのまま採用するわけにはいきませんので、
わたしの話から小さなヒントを得た先生が、それを利用しつつ、ふくらませ、
推理作家として綿密な構成を立てた上で執筆なさった作品ということ。
それにしても、面白がってくださるだけでもうれしいのに、
そこから物語を作り出し、しかも大好きなミステリー仕立てにしてもらえるなんてまるで夢のようでした。
わたしたちの平凡陳腐な暮らしも、先生の手にかかればこうなる!
しかも二人がラブラブの恋人同士になって、一緒に、殺人事件を追うなんて! おもしろすぎ^m^
自分たちが主役になった(それぞれの主張を取り入れた結果、二人が主役、という妥協案が出た)、と完全に思い込んでしまったわたしたちは(そうでなかったかもしれないのに)、やたらと興奮し、
本を買い漁っては(出版後しばらくはたくさんの書店で見つけることができた^_^;)、
家族はもちろん、友人・知人に売りつけた記憶がございます(みんな喜んで買ってくれました。その節はどうもありがとう^_^;)。
ところで、この物語のヒロイン・マキは、「両親・弟・妹の五人家族で」、
「両親は千中のショッピングセンター内のセルシー(実在です、わたしが週に二度は行くところです)にてレストランを経営していて」、
「マキは短大を卒業すると同時に出版社に勤務」したそうです^_^;
様々なことがあり失意のうちに退職したマキは、チーと出会い、チーの住む鹿児島県に、ボストンバッグ一つで押しかけるのです。
いわゆる押しかけ女房なんです^_^;
わたしがもっとも気に入っているのは、浅黄先生が考え付いた千一のあだ名のエピソード。
マキが20も歳の離れた千一にひとめぼれし、千一の元へ行きたい、と父親に言ったときのこと。
『マキがいくら説得しても、父は頑として首を縦に振らず、しまいには、「そいつの名前と住所を書け」と怒鳴った。
マキは父親が差し出した紙切れに、「沢渡千一」とペンで横書きした。
それを見た父親は、まだ住所も書かぬうちに紙片をひったくると、
「なにィ? サド、チーだとォ? 」とまた怒鳴り、
「チーだなんてふざけた名だ。そんなふざけた名前の男なんてろくでもない奴にきまっとる」などと支離滅裂なことをわめいた。(中略)
だが、漢字の「千」をカタカナの「チ」、数字の「一」を「|」と読んで「チー」と読むなんて、やっぱり父の頭の中はよっぽど錯乱していたに違いない。
「パパ、チーじゃなくて千一よ・・・・・・」
マキは半分あきれてそう言ったが、結局これがきっかけとなって、マキは千一を「チー」と呼ぶようになったのだ。』
チーのプロフィールは、実際のダーのプロフィールと酷似していると言ってもいいかもしれない。
ハッキリ覚えていないけれど、わたしペラペラ喋っちゃったんだろうな^_^;
『・・・・・・当時の獣医学科は今の六年制と違い、四年制だった(実際の話で現在は六年で学ぶことを昔は四年で学んでいたので、たいそうしんどかった、とダーは言っていました)。
東大の獣医科というのは、卒業後、臨床獣医になる人がほとんどいないのが特徴で、
大学や民間の研究施設で研究生活を続けるか、医学関係の実験などに携わる人が多い。
チーもその例にもれず、大学を卒業してからは、卒業校とは別の国立大学で、ヒトウイルスの研究をしていた。(中略)
顕微鏡のミクロの世界と戦う。それも試行錯誤しながら何年も何十年も戦い続ける。
たとえば論文の中にある実験結果の数字がほんの数行であったとしても、その数字を出すために何百回もの実験をくりかえすのだから
短気な人や、好奇心のない人、変化を望まない人には、まずつとまらない』
まさしくその通り、もっともダーはヒトウイルスではなく、日本住血吸虫という、風土病をもたらした、けったいな寄生虫の研究者だったのですが。
さらに、わたしたちの生活で、実際に起きたエピソードも幾つか採用してくださっているんです^m^
たとえば
『・・・・・・なんといってもチーは田舎の貧乏獣医だ。
開業の際、経費を抑えるために、庭に自分で掘っ立て小屋を建て、医療機器もすべてセコンドハンドで揃えた・・・・・・』
とか、
『「沢渡動物病院」は平日の午前中のみ庭に建てた掘っ立て小屋で診療をしている。
午後と土日祝は、すべて往診に充てられる。
これは病院にくるための足のないお年寄りや、近くに動物病院のない人のためにチーが考えたシステムで、
これにはマキも助手として同行する』
とか、
『・・・・・・なにしろチーの診療にはおそろしく時間がかかる。
「動物と獣医、獣医と飼い主、飼い主と動物、その三角形の絆ができて初めて治療が可能になる」(これはわたしが何度もダーから聞いた、もっとも頻繁に彼の口をついた言葉です)
これがチーの口癖で、一旦飼い主の家に上がると三十分は立ち上がらない』
とか、
『「次はどこ?」「パンダウサギのミルミルちゃんだ」「ああ、ミルミルちゃんね、また歯が伸びてきたの」「そうみたいだね」
ミルミルは上下の歯の噛みあわせが悪くなり、歯が異常に伸び続ける「不整咬合」で、定期的に伸びた歯をカットしなければならない(これも実際のダーの患者さんでした)』
『マキは元々早食いの気があり、ついでに大食いの気もあるが、体重は四十四キロから増えたことがない』
こんなことまで書かれちゃって^_^; でも、先生、すみません、今では二キロも増えて二度と戻らない予感がいたします^_^;
その他もろもろ。
当時、ダーが病気で亡くなるなんて考えもしなかったわたしですが、
こうして、浅黄先生の書いてくださった小説の中で、チーという名の「もう一人のダー」が生きている・・・、と思うと、うれしくって。
浅黄先生にも、先生と引き合わせてくだすった恩師にも、あんなにお世話になったのに、ご無沙汰してしまっていることを心の中でお詫びしつつ、
感謝の想いでいっぱいです。
さて、わたしの個人的感傷より肝心のストーリーですが。
容疑者は三人、しかし三人ともの容疑が晴れてしまう。
それでは一体誰が犯人なのか、一体誰が、何のために、春美を殺さなければならなかったのか。
最後のどんでん返しに加え、容疑者の一人の悲しい過去、マキとチーのユーモアあふれる掛け合い、かわいい動物たちの登場など、
見所満載!
これを書くために、先日読み返したのですが、やっぱり面白かった^_^;
この手の、そうですね、
新幹線とか空港とかの売店でも売っているいわゆる旅情ミステリーってのは、
旅人さんが、乗り物の中で短時間で読みつくせるような軽いストーリー物が多いのですが、
緻密な構成力が高く評価されている浅黄先生の作品ですから、
読みやすいながらも謎解きの楽しさを堪能できる作品です♪
読みたいなあ、とおっしゃる方は
10年前の作品で絶版になっているので、
アマゾンの中古品でお買い求めになるか(調べたら6点ございました^_^;)、どうぞわたしにご一報ください。お貸しいたします。ご遠慮なくどーぞ。
『トカラ北上殺人前線』(2001年刊行)
こちらも書き下ろしの長編ミステリーですね。
舞台は、口之島からはじまって、宝島までの七つの島が構成する、
日本最後の秘境・トカラ列島。
わたし、このブログでも何度か、ダーの往診(鹿児島から13時間フェリーに乗る往診^_^;)で宝島に二回行った・・・ということを書きましたけれど、
そのときのことをちょっと先生にお話したら、またまた面白がってくださり、
先生、トカラを舞台にしてくださいました^_^;
この中には、あらすじとは関係なく、ほんの一瞬、一瞬ですが、
わたしのダーが出てまいります。どこに出てくるか探してネ、なんて。
鹿児島のFM放送のDJをしていた日南子のもとに、
ある日不審な手紙が届く。
「見つけたよ・・・・・・」たった一言が書かれた不気味な手紙、それ以降、奇妙な出来事が起こり始める。
それから三ヵ月後、二通目の手紙が届いた。
「ぼくたちの旅が始まるよ」
それを合図にしたかのように、宝島で殺人事件が発生、続いて隣の小宝島でも旅行者が殺された。
事件が起こるたびに、日南子の元に送りつけられる、謎の手紙、怯える日南子。
もしかしたら・・・? 日南子の胸に、怖ろしい過去が蘇る。
別れた男と行った唯一の場所、それはトカラ列島だった・・・。
犯人は、彼なのか、だけど一体何のために・・・・・・?
謎解き&人間の悲哀、これはかなりおもしろいです! 夏に読むには最適、ゾクゾクします。
おススメです!
現在は、主に時代小説を多数発表されている浅黄先生ですが、
先生の作品の中でわたしが一番好きな作品。
『蛇の目のごとく』(2000年刊行)
ジャンルはミステリーとなっていますが、
わたしは、これ、純文学のジャンルに入ってもいいのではないか、と。
ユーモアミステリーや時代小説も良いですが、
しんしんと胸に迫ってくるような、先生のシリアスな作品が大好きです。
『夏の災厄』(1998年刊行)
篠田節子
わたし、パニック小説やパニック映画も大好きでしてね、
これは、これまで読んだ中でも、かなり上級のパニック小説です。
東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病。
日本脳炎と診断されたその病は、しかし、怖ろしい勢いで伝染、拡大していく。
市の保健センター職員たちの奮闘、露呈する現代生活の脆さ。
止まらない、止めることのできない感染拡大・・・・・
このままどうなってしまうのだろう。
のめりこみます^_^;
分厚い長編(しかし字は比較的大きめ)ですが、途中で放り出すことができません^_^;
寝不足覚悟で読んでください・・・・・・読み終わった後は・・・後は・・・エアコンをかけた室内が妙に寒すぎるように感じられます・・・
キャーー
なーんてね。
それではみなさま、日曜更新予定新作&フェアをどうぞお楽しみに。
『ルウルウ9歳・ブログ4歳』お忘れなく(*^^)v
いつもありがとうございます。
先日、美由紀さんから、いきなり、「マキさん、おめでとう」と言われ、なんのこっちゃ、と思っていたら、「ブログ4周年でしょう!」って^_^;
あっ! 慌てて調べたら・・・2006年の7/8からスタートしているので、ほんまに4周年でした^_^;(美由紀さん、覚えていてくださりありがとうございます)
ヤバい。1周年も2周年も3周年も何にもしていないぞ・・・。
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いつも通り、合言葉をお願いいたします
合言葉は・・・!
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今日は一つだけ、ご紹介いたします。
・・・・・・
・・・・・・
これはすごいです・・・
本当にすごいです・・・
これまでたくさんのオリジナルトルソーをお作りしてきましたが、
ここまでボリュームのあるものは初めてです。
なぜなら常に進化しているから^m^
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すごいんです。エマのディナープレートがこんなにちいちゃく見えるくらいですから。
コレ、ケーキプレートじゃないんですよ、ええ。
届いた際、本当にびっくりしていただけると思います。
眺めているだけでうっとり・・・気持ちまで満たされる
みなさまのお部屋に飾っていただくと、その空間だけまるで夢のような雰囲気になります♪
ふわふわと、波打つような
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言葉が出ないんです・・・あまりに素敵すぎて・・・
価格以上の価値がございます(しかもびっくりするほどお手頃価格に設定しております、通常では無理な価格です)(^^♪
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さて。
久々に↑コレ出てきたな^_^;
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おススメ本は、やたらと反響が大きいんです^_^;
活字中毒仲間が増えてうれしい限りです。
『桜島殺人海流』(2001年刊行)
1992年に、『雨中の客』にて第14回小説推理新人賞を獲ってデビューされた
浅黄斑(あさぎ・まだら)さんの、書き下ろし旅情ミステリーです。
浅黄先生の数多い作品の中でも、比較的易しい、読みやすくて楽しい謎解きストーリー。
実は、恩師の紹介で、浅黄先生と直接お話させていただいた経験があります。
神戸の大豪邸にも何度かお邪魔させていただきました。
浅黄先生は、非常にハンサムなジェントルマンでいらして、
また、作家さん独特の憂いも秘めた、ちょっとそこらにはいないような素敵な方でした。
穏やかな物腰ながらも、作家さんらしい鋭い人間観察力をご発揮になる先生の前で、
当時20代半ばくらいだったわたしは、緊張してオロオロするばかりでした^_^;
ところで、みなさま、「アサギマダラ」ってどこかで聞いたことありません?
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とても美しいこの蝶は、「渡り蝶」としても有名らしいですね。
先生は蝶がとてもお好きでいらして^_^;
一度・・・ガラスケースに入った蝶の標本? を拝見させていただいたのですが、
わたし、昆虫一般に苦手なので目をそむけてしまった記憶がございます。
ヒロインの名は、マキ(↑漢字では、わたしと同じ「真希」なのですが、本文では、ちゃっかり「マキ」とカタカナで貫いてくださっています)。
舞台は、鹿児島県なのですが、ヒロインのマキはわたしと同じ、豊中の千里ニュータウン生まれで、
マキの恋人・千一(せんいち・あだ名は「チー」)は鹿児島の郡部で開業している獣医師・・・・・・
? ? !
「えっ・・・ウソっっ! もしかしてこれあたしがヒロインちゃうん?!」
初めて読んだとき、びっくりしたわたしは興奮の坩堝の中で、ダーにそう言ったら
「いや、ぼくが主役みたいだよ」
「みたい・・・ってどういうこと?」
「読んだらそう思ったんだよ、きっとぼくが主役だ」と言い張ったので
「はあ?? 自分、先生に会ったことないやん!」
「会ったとか会わないとかは問題じゃない、どう考えてもぼくが主役だ。主演だ」
「主演って・・・?!」
そんな小競り合いをしたことも、今では懐かしい想い出です・・・
そうなんです^_^;
この書き下ろし長編ミステリー『櫻島殺人海流』は、
わたしがちらっとお話したダーとわたしの生活を、先生が面白がって聞いてくださったのが
きっかけで生まれたらしいのです。
ご存知のように小説家さんってのは、常日頃から、小説のネタ探しに明け暮れていらっしゃいますから、
たまたまわたしの話がひっかかった、と言いますか、ひっかけてもらえた、と言いますか、そんなところでしょうね。
もちろんわたしの拙い話しぶりをそのまま採用するわけにはいきませんので、
わたしの話から小さなヒントを得た先生が、それを利用しつつ、ふくらませ、
推理作家として綿密な構成を立てた上で執筆なさった作品ということ。
それにしても、面白がってくださるだけでもうれしいのに、
そこから物語を作り出し、しかも大好きなミステリー仕立てにしてもらえるなんてまるで夢のようでした。
わたしたちの平凡陳腐な暮らしも、先生の手にかかればこうなる!
しかも二人がラブラブの恋人同士になって、一緒に、殺人事件を追うなんて! おもしろすぎ^m^
自分たちが主役になった(それぞれの主張を取り入れた結果、二人が主役、という妥協案が出た)、と完全に思い込んでしまったわたしたちは(そうでなかったかもしれないのに)、やたらと興奮し、
本を買い漁っては(出版後しばらくはたくさんの書店で見つけることができた^_^;)、
家族はもちろん、友人・知人に売りつけた記憶がございます(みんな喜んで買ってくれました。その節はどうもありがとう^_^;)。
ところで、この物語のヒロイン・マキは、「両親・弟・妹の五人家族で」、
「両親は千中のショッピングセンター内のセルシー(実在です、わたしが週に二度は行くところです)にてレストランを経営していて」、
「マキは短大を卒業すると同時に出版社に勤務」したそうです^_^;
様々なことがあり失意のうちに退職したマキは、チーと出会い、チーの住む鹿児島県に、ボストンバッグ一つで押しかけるのです。
いわゆる押しかけ女房なんです^_^;
わたしがもっとも気に入っているのは、浅黄先生が考え付いた千一のあだ名のエピソード。
マキが20も歳の離れた千一にひとめぼれし、千一の元へ行きたい、と父親に言ったときのこと。
『マキがいくら説得しても、父は頑として首を縦に振らず、しまいには、「そいつの名前と住所を書け」と怒鳴った。
マキは父親が差し出した紙切れに、「沢渡千一」とペンで横書きした。
それを見た父親は、まだ住所も書かぬうちに紙片をひったくると、
「なにィ? サド、チーだとォ? 」とまた怒鳴り、
「チーだなんてふざけた名だ。そんなふざけた名前の男なんてろくでもない奴にきまっとる」などと支離滅裂なことをわめいた。(中略)
だが、漢字の「千」をカタカナの「チ」、数字の「一」を「|」と読んで「チー」と読むなんて、やっぱり父の頭の中はよっぽど錯乱していたに違いない。
「パパ、チーじゃなくて千一よ・・・・・・」
マキは半分あきれてそう言ったが、結局これがきっかけとなって、マキは千一を「チー」と呼ぶようになったのだ。』
チーのプロフィールは、実際のダーのプロフィールと酷似していると言ってもいいかもしれない。
ハッキリ覚えていないけれど、わたしペラペラ喋っちゃったんだろうな^_^;
『・・・・・・当時の獣医学科は今の六年制と違い、四年制だった(実際の話で現在は六年で学ぶことを昔は四年で学んでいたので、たいそうしんどかった、とダーは言っていました)。
東大の獣医科というのは、卒業後、臨床獣医になる人がほとんどいないのが特徴で、
大学や民間の研究施設で研究生活を続けるか、医学関係の実験などに携わる人が多い。
チーもその例にもれず、大学を卒業してからは、卒業校とは別の国立大学で、ヒトウイルスの研究をしていた。(中略)
顕微鏡のミクロの世界と戦う。それも試行錯誤しながら何年も何十年も戦い続ける。
たとえば論文の中にある実験結果の数字がほんの数行であったとしても、その数字を出すために何百回もの実験をくりかえすのだから
短気な人や、好奇心のない人、変化を望まない人には、まずつとまらない』
まさしくその通り、もっともダーはヒトウイルスではなく、日本住血吸虫という、風土病をもたらした、けったいな寄生虫の研究者だったのですが。
さらに、わたしたちの生活で、実際に起きたエピソードも幾つか採用してくださっているんです^m^
たとえば
『・・・・・・なんといってもチーは田舎の貧乏獣医だ。
開業の際、経費を抑えるために、庭に自分で掘っ立て小屋を建て、医療機器もすべてセコンドハンドで揃えた・・・・・・』
とか、
『「沢渡動物病院」は平日の午前中のみ庭に建てた掘っ立て小屋で診療をしている。
午後と土日祝は、すべて往診に充てられる。
これは病院にくるための足のないお年寄りや、近くに動物病院のない人のためにチーが考えたシステムで、
これにはマキも助手として同行する』
とか、
『・・・・・・なにしろチーの診療にはおそろしく時間がかかる。
「動物と獣医、獣医と飼い主、飼い主と動物、その三角形の絆ができて初めて治療が可能になる」(これはわたしが何度もダーから聞いた、もっとも頻繁に彼の口をついた言葉です)
これがチーの口癖で、一旦飼い主の家に上がると三十分は立ち上がらない』
とか、
『「次はどこ?」「パンダウサギのミルミルちゃんだ」「ああ、ミルミルちゃんね、また歯が伸びてきたの」「そうみたいだね」
ミルミルは上下の歯の噛みあわせが悪くなり、歯が異常に伸び続ける「不整咬合」で、定期的に伸びた歯をカットしなければならない(これも実際のダーの患者さんでした)』
『マキは元々早食いの気があり、ついでに大食いの気もあるが、体重は四十四キロから増えたことがない』
こんなことまで書かれちゃって^_^; でも、先生、すみません、今では二キロも増えて二度と戻らない予感がいたします^_^;
その他もろもろ。
当時、ダーが病気で亡くなるなんて考えもしなかったわたしですが、
こうして、浅黄先生の書いてくださった小説の中で、チーという名の「もう一人のダー」が生きている・・・、と思うと、うれしくって。
浅黄先生にも、先生と引き合わせてくだすった恩師にも、あんなにお世話になったのに、ご無沙汰してしまっていることを心の中でお詫びしつつ、
感謝の想いでいっぱいです。
さて、わたしの個人的感傷より肝心のストーリーですが。
容疑者は三人、しかし三人ともの容疑が晴れてしまう。
それでは一体誰が犯人なのか、一体誰が、何のために、春美を殺さなければならなかったのか。
最後のどんでん返しに加え、容疑者の一人の悲しい過去、マキとチーのユーモアあふれる掛け合い、かわいい動物たちの登場など、
見所満載!
これを書くために、先日読み返したのですが、やっぱり面白かった^_^;
この手の、そうですね、
新幹線とか空港とかの売店でも売っているいわゆる旅情ミステリーってのは、
旅人さんが、乗り物の中で短時間で読みつくせるような軽いストーリー物が多いのですが、
緻密な構成力が高く評価されている浅黄先生の作品ですから、
読みやすいながらも謎解きの楽しさを堪能できる作品です♪
読みたいなあ、とおっしゃる方は
10年前の作品で絶版になっているので、
アマゾンの中古品でお買い求めになるか(調べたら6点ございました^_^;)、どうぞわたしにご一報ください。お貸しいたします。ご遠慮なくどーぞ。
『トカラ北上殺人前線』(2001年刊行)
こちらも書き下ろしの長編ミステリーですね。
舞台は、口之島からはじまって、宝島までの七つの島が構成する、
日本最後の秘境・トカラ列島。
わたし、このブログでも何度か、ダーの往診(鹿児島から13時間フェリーに乗る往診^_^;)で宝島に二回行った・・・ということを書きましたけれど、
そのときのことをちょっと先生にお話したら、またまた面白がってくださり、
先生、トカラを舞台にしてくださいました^_^;
この中には、あらすじとは関係なく、ほんの一瞬、一瞬ですが、
わたしのダーが出てまいります。どこに出てくるか探してネ、なんて。
鹿児島のFM放送のDJをしていた日南子のもとに、
ある日不審な手紙が届く。
「見つけたよ・・・・・・」たった一言が書かれた不気味な手紙、それ以降、奇妙な出来事が起こり始める。
それから三ヵ月後、二通目の手紙が届いた。
「ぼくたちの旅が始まるよ」
それを合図にしたかのように、宝島で殺人事件が発生、続いて隣の小宝島でも旅行者が殺された。
事件が起こるたびに、日南子の元に送りつけられる、謎の手紙、怯える日南子。
もしかしたら・・・? 日南子の胸に、怖ろしい過去が蘇る。
別れた男と行った唯一の場所、それはトカラ列島だった・・・。
犯人は、彼なのか、だけど一体何のために・・・・・・?
謎解き&人間の悲哀、これはかなりおもしろいです! 夏に読むには最適、ゾクゾクします。
おススメです!
現在は、主に時代小説を多数発表されている浅黄先生ですが、
先生の作品の中でわたしが一番好きな作品。
『蛇の目のごとく』(2000年刊行)
ジャンルはミステリーとなっていますが、
わたしは、これ、純文学のジャンルに入ってもいいのではないか、と。
ユーモアミステリーや時代小説も良いですが、
しんしんと胸に迫ってくるような、先生のシリアスな作品が大好きです。
『夏の災厄』(1998年刊行)
篠田節子
わたし、パニック小説やパニック映画も大好きでしてね、
これは、これまで読んだ中でも、かなり上級のパニック小説です。
東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病。
日本脳炎と診断されたその病は、しかし、怖ろしい勢いで伝染、拡大していく。
市の保健センター職員たちの奮闘、露呈する現代生活の脆さ。
止まらない、止めることのできない感染拡大・・・・・
このままどうなってしまうのだろう。
のめりこみます^_^;
分厚い長編(しかし字は比較的大きめ)ですが、途中で放り出すことができません^_^;
寝不足覚悟で読んでください・・・・・・読み終わった後は・・・後は・・・エアコンをかけた室内が妙に寒すぎるように感じられます・・・
キャーー
なーんてね。
それではみなさま、日曜更新予定新作&フェアをどうぞお楽しみに。
『ルウルウ9歳・ブログ4歳』お忘れなく(*^^)v