「ちょっと~玄関のあれ何?」
朝はめっぽうテンションの低い辛口次女様...
なるべく近寄らないに限る。
その次女様がよりいっそう低いテンションでボソっと言ったお言葉...
「え~何?玄関に何かあるとぅ~?」
「私もう仕事行くから、あんた後で見てみね。」
はい!辛口次女様!!! 伝言しかと受け取りました。お仕事行ってらっしゃいませ。
はぁ~何事?
次女様のお言葉気になる~気になる~?
朝はだんまり主義の次女様が...
朝はまだ触角立ててない次女様が...
鏡が命!の次女様が... あは!ちとずれたね。
そんな次女様が何かを見つけたって事は... これは只事では無いぞ~。怖~!!!
そう言えば、この前御近所に泥棒入ったしね~。
三女変質者に追いかけられたしね~。
キャロママ覘かれたしね~。 あは!キャロママじゃないって~。
って事は...
玄関に何かそんな類いの物があるってかぁ~?
うっわ~朝から心臓バッコンバッコンやん!
こりゃ~キャロママ無駄な抵抗マスク被ってる場合や無い!
え~ぃこんなもん剥ぎ捨て~いざ出陣!!!
玄関
玄関
玄関
ひょえ~~~~~。
だだだ だれ~~~~~。
キャロママ...驚き桃の木で腰が抜けました~。んなこたぁない。
心臓飛び出しそうでした~。
いよいよセレブなキャロママん家にも泥棒さんが来た~?
けけけ けいさつ~~~~~。
ん???
ちょっと待て~。
キャロママ元刑事部長?がいるじゃないか。
昔取った杵柄!虫眼鏡~。指紋取って~。
手の大きさは... ふむふむ。
ん???
なぬ~?
こやつキャロママより小さいぞ。
しかも指が長~い!って事は...
もちかちて...
もしかして...
もじがじで~~~?
A"~~~~~~~~~。
その夜...
「Aちゃん、ちょっと来てごらん。」
「何?お母さん優しい声出して気持ち悪~。」
「これあなたの手形?」
「うん。」
おりゃ~~~、A"~~~。
奴は、このTシャツのドクロの絵の具を付けたままの手で、玄関の戸を開けたみたい
です。
しかも...
ペンキです。
いつも訪問ありがとう~。
キャロママもう~呆れて怒る気にもなりませんでした。
そりゃぁ~奴の活躍は賞に値するものでしたが、『手形』迄残す程の事~?
有名アスリートじゃあるまいし。
これを奴の武勇伝として残すか?未だそのままの玄関です。
「玄関の手形何~?」 キャロママん家...ある意味ミステリーゾーンです。 面白いからこのままにしとこう。