お久しぶり~、バイカー翔子で~す。
昨日お休みの日...
雨ざらし日ざらしのかわいそうなバイクにまたがり...
ひっさしぶり(半年ぶり)にかっ飛ばしてきましたよ~。
上祝子 浜砂ダム
新緑が眩しかったで~す。
って...
ここまでは、『バイカー翔子の世界』... かっちょ良く終わらせたかった~。
でも...
ここからは、『おとぼけるいこの世界』... かっちょ良く終わりませ~ん。
半年ぶりに乗るるいこ...
内心ドキドキです。
冷や汗もんです。
足ガクガクしてます。
深呼吸して、気合を入れて、さぁ~大好きな海へレッツラゴ~。
ん?
ちょっと、待った~~~。 最近これ多くない?
海は広いな~大きいな~。 じゃなくて~。
あっち方面は信号があるし~、車が多いし~、人も多いし~。
いや~~~ん。
信号止まりたくないし~、車怖いし~、人に見られたくないし~。
かっこつけてるけど、実は小心者のバイカーなんです。
って事で信号の無い、車も少ない、人もまばらな山へと向かったので~す。
S字曲線を走る事30分...
着きました~、新緑のダム湖。
美味しい空気と爽やかな景色。
エメラルドグリーンの湖面、ダイヤモンドの輝き...
るいこの大好きな光物... うっとりと見とれてると...
自転車に乗った一人の老紳士が...
いるかに乗った少年じゃないですよ~。 古!
「すみませ~ん、写真撮ってもらえませんか?」
「いいですよ~。」
「自転車で来られたんですか?」
「はい!運動のために... あなたはバイクですか?」
「はい!運動のために... いえ、かっこつけのために... いえ、好きなもので...」
「あ~そうですか。でもバイクは危ないですよ~。事故ったら終わりですから...」
「そうですね、そろそろ辞めようかと思ってる所なんです。」
「あ~そしたら思い切ってお辞めなさい。
その方があなたのためです。まだお若いし。」 若くないし~
新緑の中でのるいこと初老の会話はしばらく続き...
「それでは...気をつけて...」と初老は一足先に...
『やっぱり、辞めた方がいいのかなぁ~?』
初老の言葉に妙に納得する、しょうも無いバイカーるいこ。
『これが最後の勇姿になるかも...』 勇姿???何処が~。
さぁ~初老さんを追いかけるかなぁ~。
でも...
初老の姿を、再び見る事は出来ませんでした。
狐につままれたような気持ちでした。
いくら私がヨロヨロ運転だとしても、自転車くらいには追いつくはずです。
何とも不思議な出来事でした。
もしかすると...
バイクの事を内緒にしていた私に、父が初老に変わって伝えに来たのかも知れませ
ん。
「もう~危ないから辞めなさい。」って...
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