「私、お母さんの着物着る~。」
はぁ~~~?
あーた何言ってるの~?
自慢じゃないけどあの着物、うん十年前のですけどぉ~
プレミアが付く位年期が入ってますけどぉ~
しかも、しみ汚れがいっぱい付いてますけどぉ~
「お姉ちゃんの着物があるやん!」
「嫌!あれ私に合わんもん!」
だね!だね!
あの着物、品があり過ぎてあーたには似合わんわね~
お姉ちゃん達は着物に負けてなかったけどね~
あーたの場合、着物も嫌がるわね~
「でもね、この帯が嫌!」
はぁ~~~?
こいつ~言わせて置けば言いた事いいやがってっ!
ええ加減にせぇ~よ!
「あの着物にはあの帯がマッチしてるとっ!」
「え~~~?それって昔やろ!もっとかわいい帯が良い!」
くぅ~~~
でやす!(どつく)
あーた!そんな事言えた義理~?
そんなら、キャロママも言わせてもらいますけど~
あーた、その前に成人式自体御断りされるかもよ~
なんせ、お世話になった担任の辞任式に締め出しくらった持ち主なんだから~
ご自慢のくっつき眉毛を麻呂にしてねぇ~
あはは~思い出すだけでも笑えるわ~
着物着せてもらえるだけでも有難く思え!っちゅう~ねん!
「今ね、レトロっぽくするのが流行ってると!あの帯じゃ微妙~」
ぷっ!
何がレトロだぁ~
しゃらくせぇ~
あーたの顔の方がよっぽどレトロやわ!
しっかし何でキャロママの着物が気にいられたんだぁ~
まさか?うん十年の時を超えて、あの爆弾娘によって再び火の目を浴びるとは。
でも、キャロママはあの超~高かったお着物にぜ~んぜん負けてなかったけどぉ~
奴の場合、品が下がる~
何か微妙な気持ちだわ。
そりゃ~うれしい気持ちもあるんだけどぉ~
でも、素直に以下同文で、お姉ちゃんの着物着てくれれば
キャロママこんなに頭悩まさないで済むんじゃん!
だわ!だわ!
爆弾~
いつまでキャロママを翻弄するんだぁ~
二十歳になったんでしょうがぁ~
ちったぁ~大人の自覚を持て!っつ~の!
帯~~~
どうしよっ!
いつも訪問応援ありがとう。
お詫び。。。事体→自体でしたぁ~ 毎度の変換ミス
訂正してお詫びします。