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生姜湯を有り難くちょうだいし
お正月のしめ飾りを御焚き上げしてもらいました
煙を身体に扇いで家族の無病息災を願いましたよ
こんないわれがあるんやで~
朝からの小雨も止み、曇天の暖かい土曜日。
あっ今日は、とんど焼きの日や。
「多治速比売(たじはやひめ)神社」へ。
龍さんと亀さん𓆉が見守る手水舎
本殿で手を合わせ
生姜湯を有り難くちょうだいし
お正月のしめ飾りを御焚き上げしてもらいました
煙を身体に扇いで家族の無病息災を願いましたよ
境内に鎮座する福石には
こんないわれがあるんやで~
『むかし、むかし和田村にたいそう仲のいいお百姓さんが住んでいました。
二人は働き者だったので、どこの田んぼよりたくさんのお米がとれていましたが、この家には貧乏神が住みついていたので暮らしはいっこうに楽になりませんでした。
「どうかここから出ていってもらえんやろか」
「阿保ぬかせ。昔から住んでる貧乏神じゃ。山ほど米があるのに誰が出ていくかい」
いくら二人が頼んでも聞き入れてもらえません。とうとう夫婦は力ずくで追い出そうと貧乏神に飛びかかりました。
ところがこの貧乏神は、そこらのやせ細った貧乏神と違って栄養満点で丸々と太っていたのでどうにもかないませんでした。
そこで女房は着物をさっと脱ぐなり、七色もあざやかな波模様の腰紐を貧乏神の前に突き出しました。
さすがに貧乏神も目がくらみ力が抜けてしまいました。
神様も色香には弱かったのでしょう。このすきに二人は貧乏神を押さえ込んでしまいました。
「俺も好きで貧乏神に生まれとうはなかった。何の因果か、らいせいは福の内といわれる神様に生まれ変わるでな。ほな、さいなら」
といって丸い石となって消えました。
その後、この福石のおかげでお百姓さんはみるみるうちに村一番の長者になりました。
夫婦はこの福を自分たちだけが授かったのではもったいないと思い、この福石を多治速比売神社に寄進したということです。
今でもこの石は大切に祭られています』
なんか昔ばなしを読んでいるみたいです。