Part 1 からの続きです。
本文中に出てくる地図は右クリックして別ウインドウで開くと拡大できますが、ルートの詳細はこのルートマップ(google map)を参照してください。
ビッグサイトから青海駅まで
有明西埠頭公園を通り、ビッグサイト正門に出ます。
せっかくなので、ビッグサイトの正面のオブジェでも見ていきましょう。
でかいノコギリが埋まっています。ここです
ビッグサイトの隣にある『水の広場公園(東地区)』
自転車で水辺の近くまで行けるようになっています。ここです
水は比較的きれいです。 魚もたまに泳いでいるのが見えます。
道路に戻り、あけみ橋を越えると、右手には観覧車のあるパレットタウンがあります。そして左手にはまた公園があります。
ここは比較的新しい公園ですが、ここもさっきと同じ『水の広場公園』という名前です。さっきの公園の続きという感じなんでしょうね。(間に橋があるので繋がってはいませんけど)
自転車で公園に降りて行ける道があるので、公園に入りましょう。 入り口はここ
ちょっとした庭園っぽくなっている水辺の公園です。このへんから撮影
いつ来てもほとんど誰もいない公園ですが、自転車もちゃんと通れるように整備されています。
パレットタウンの観覧車やビッグサイトが見渡せ、対岸には沖縄方面行きのフェリーが停泊したりしていて、広くて眺めも良く、とても気持ちがいい公園です。
ここで一休みするのもお薦めです!
というか、このポタリングルートは公園を沢山通るので休憩スポットが沢山あります。
『水の広場公園』と言っても、噴水や池はありません。 この『水』というのは『海の水』を指しているのでしょう。
でも、水は汚いです。黒いです。
なんか浮いていると思ったら....。
これはエイの死骸っぽいですね。
東京湾には色々な物が浮いています。(大抵はゴミか死骸ですが)。
クラゲもいます。
東京湾で最も多く見られる『ミズクラゲ』です。
青海駅から暁埠頭公園まで
新しい公園なので、上の地図(google map)に道は載ってませんでしたが、A地点あたりに手書きで書いた青いルートあたりに道が通っています。
Yahooの地図には載ってます。 ここの点線で書いてある道です。
こんな感じの道です。
この公園を出ると、左正面にフジテレビの湾岸スタジオがあります。
これがフジテレビの湾岸スタジオ。
ここを道路沿いに南東に走って行きます。(公園を出たら左)
そのまま歩道を走ってもいいですが、実は道の左側が小さな公園(青海ふ頭公園)になっていて、その中の道を走る事もできます。200mくらいですけどね。
砂利道なので、嫌な人は避けた方がいいですが、ちょっとした森の中の小径みたいになっています。
こんな感じ。
虫が結構飛んでたりしますけど。
臨港道路沿いの倉庫街の横の歩道をずっとまっすぐ走って行くと、途中、歩道が狭くなっている場所があります。
このへん
歩道自体は広いのですが、誰も歩かないためか、雑草で狭くなっていくのです。 ハーフパンツだと足に草がバチバチ当たって痛いです。
ここを過ぎるとまた歩道が広くなります。そして、つき当たりに暁埠頭公園があります。
ここ
暁埠頭公園からは、遠くに羽田空港を見ることができます。
この公園には釣り人がけっこういます。
余談ですが、ここにある駐車場は都内でもけっこうめずらしい無料駐車場なんです。(僻地なんでね)
台場地区の自動車駐車場は1時間500円、一日上限1,500円が相場ですので、体力に自信のある人はここに自動車をとめて台場まで歩けば、駐車場代の節約になります!
裏情報です(笑)
ま、台場地区まで片道2.5kmくらいありますけどね。
台数的には30台くらいはとめられますが、意外と釣り人がいるので、けっこう車はとまってます。 ただ、夜は人気がないので車上荒らしには注意かもです。
ま、チャリの人には関係ない話ですね。
青空の中、飛行機が飛んでますねー。
飛行ルート(風向きで変わる)によっては、けっこう近くを飛びますよ。
飛行機の離発着が間近に見られると言えば、京浜島つばさ公園や城南島海浜公園がお薦めですが、暁埠頭公園からは自転車で行くのは大変なので割愛します。距離的にはかなり近いのですが、海底トンネルと通らないと行けませんが海底トンネルは自転車も歩行者も通れないのです。
暁ふ頭公園の白猫と黒猫。
あ、暁埠頭で思い出したんですが、僕がライブサポートさせていただいている織田かおりさんの曲に『暁のバタフライ』という曲があります。先日発売されました。よろしくお願いします。(笑)
暁のバタフライ | |
織田かおり |
暁ふ頭公園から青海南ふ頭公園まで
暁埠頭公園からは、また臨港道路の歩道を走って、今度は青海南ふ頭公園に向かいます。
歩道は広く、人はほとんど歩いていないです。
この辺は大型のコンテナトラックが多く、時間によっては路上にコンテナトラックがずらっと並んで(コンテナの積み降ろし待ち)渋滞している事があるので、車道を走るのはおすすめできません。
このルート全体に言える事ですが、基本的には歩道を走る事を推奨します。
道の脇には、コンテナが沢山積み上げられている場所が見えます。ここから撮影
ここが青海南ふ頭公園の入り口です。
入り口の隣にあるビルは、海上保安庁のビルですが、東日本大震災で、火事になって大騒ぎになりました。震災当時はこのビルはまだ建設中でした。なんで建設中なのに火事になったんでしょうかね? しかも屋上の方が燃えたみたいです。まあ、死者もケガ人もなかったようでよかったですけど。
青海南ふ頭公園には人口の小川と池があり、池には鯉やカメが泳いでいます。カモもいます。
数年前には、なんとグッピーを見かけたこともありますよ。
ここから撮影
ここって、埋め立て地のはずなのに、なぜ鯉やグッピーや亀がいるんでしょうか?
最近は東京も熱帯化してますから、グッピーは自然界でも生息できるのか? いえいえ、さすがに越冬できないんじゃないですかね?なので、最近は見かけません。きっと、誰かが飼いきれなくなって放したんでしょうけど、一時的には繁殖しても、越冬は出来なかったんでしょうね。
ここに住んでる亀も、外来種のミシシッピアカミミガメ(祭などで売っているミドリガメ)なので、飼いきれなくなった人がここに放すのでしょうね。ミシシッピアカミミガメは日本でも充分繁殖できます。というか、すでに繁殖して、日本の生態系を崩しています。飼いきれなくなったからって、そんなことしちゃダメですよ。責任もって最後まで飼ってあげて下さい。
この公演は、日本庭園をモチーフにしているらしいです。ここから撮影
だけど、池の向こうにはテレコムセンターのビルがどど~ん!
トレイもなんとなく和風だけど、その向こうにはテレコムセンターのビルがどど~ん。
池は全部で4つありますが、ここの池が一番いろいろな生き物が棲んでいる感じがします。
この池です。
最近は池の手入れがされていない(?)のか、藻や水草が沢山浮いていて池の中が見えなくなっています。
まあ、これはこれで自然な感じでいいですね。
余談ですが、この公園の下には巨大(?)な地下駐車場があるのです。駐車場への徒歩入り口があちらこちらにあるのですが、閉まっています。
道路沿いには地下に続く駐車場の入り口があるのですが、やはり閉鎖されています。
これが駐車場入り口。
『空車』の表示は『閉鎖』に替えとけよ! ま、確かに『空車』には違いないんですけどね(笑)。
この駐車場は今まで一度も開いているのを見た事がないので、なんの為の駐車場なのかと思って調べてみましたら、バブル期(?)に約34億円の費用をかけて建設しながらも一度も使われていないという、なんとも無駄の極地の駐車場だということです。こんな無駄なものを作った東京都の担当者、出てこーい!!
地下駐車場に続く道。 奥はシャッターで閉鎖されています。
で、公園の中の小径を抜けると、海に出ます。
大型のコンテナ船が目の前に停泊していて、コンテナの積み降ろしを間近で見る事ができます。ここから撮影
ここは僕の好きな場所です。コンテナ船、デカいです! この船に20フィート級のコンテナを、なんと4,200本も積むことができるそうです。信じられないですね。
青海南ふ頭公園から青海客船ターミナルまで
青海南ふ頭公園から青海客船ターミナルまでは、海沿いの道を一直線です。 釣り人がけっこう沢山いるので走行注意です。
水はけっこう汚いです。
ここで釣りをしている人達は、釣った魚を家に持って帰って食べるんでしょうか?
カニもいます。
湾岸地域には変わったビルが多いです。ここから撮影
左のビルはタイム24ビルです。
写真ではわかりにくいですが、上層階がダブルで中空になっています。湾岸地域には、フジテレビ社屋、テレコムセンタービル、ホテルトラスティ、ビッグサイトなど、中空になっているビルがけっこうあります。湾岸地域は風が強く、強風をもろに受けると建物が揺れるのです。そこで建物の真ん中を開ける事によって、風の抵抗を軽減しているのです。
嘘です(笑)
ただのデザインなんでしょうね。でも、強風で高層ビルが揺れるのは本当ですよ。
話がそれましたが、この『タイム24ビル』の11階に、500円でランチが食べられて、眺めもけっこう良いレストラン『シーガル』が入っています。誰でも入れますが平日のみの営業です。
写真の右側にあるビルは、『東京港湾合同庁舎』ですが、この中にある食堂でも安く食事が出来ます。(ここも平日のみ営業)
入りづらい雰囲気のビルですが、入り口で入館手続きをすると誰でも入れます。『食事にきた』という理由で大丈夫です。1階の食堂『マリンテラス』や、2階の『職員食堂』でもかなり安く食べられますが、そちらはプリペイドカードを買わないといけないみたいです。
青海客船ターミナルの軒下を通過すると、レンガ敷きの広場があり、南極観測船『宗谷』と、船の科学館の建物が見えます。
青海客船ターミナルからは、こんなジャンクな船が出てたりします。
中国っぽいジャンク船かと思ったら、江戸風の『安宅丸』という御座船なんだそうです。
ここにあるデカいスクリューは、青函連絡船『羊蹄丸』のものです。ここから撮影
向こうには船の科学館(休館中)と、南極観測船『宗谷』が見えます。以前は羊蹄丸も展示されていたのですが、撤去されました。
なんとなく異国情緒。ここで撮影
青海客船ターミナルから東八潮緑道公園まで
海沿いにずっと走って行けば潮風公園に出ます。この辺も、人はほとんどいません。
というか、このサイクリングコースで唯一人が多い場所はお台場海浜公園くらいです。(それでも平日は人がまばら)
なので、このルートは快適に走れるんです。
あ、上の地図のB地点あたりには、たまに帆船が停泊している事がありますよ。
南極観測船『宗谷』、真ん中に見えるのが日本未来館、右に見えるのが東京湾岸警察署
ここから撮影
日本化学未来館はけっこう面白いとこだったと記憶しています。
未来館が開館した当時、僕は「2回以上来れば元が取れる」と、年間パスポートを購入したんです。(入場料は1,200円で、年パスは2,400円)だけど、結局1回しか行かなかったという....(笑) 忙しくて、なかなかね...。 というか一人で行くのもちょっとどうかと(笑)
船の科学館。船の形をしています。ここから撮影
現在はリニューアルに向けて閉館中らしいです。
潮風公園の中を走る
灯台もあります。ここから撮影
この灯台は、船の科学館に展示(?)されているもので、実際には使われていません。
以前は、ずっと海沿いを走って台場方面に抜けられたのですが、震災の影響でここの橋が壊れてしまい、回り道をしなくてはならなくなっています。
ここ↓に、以前は橋(潮風橋)がありました。
木造の橋だったので、東日本大震災で壊れてしまったのでしょう。
そのため、下の写真のヤシ並木を抜けて公園の入り口まで行って、首都高湾岸線の上を越えてから、また潮風公園内に戻らないといけません。だから、上の地図のルートは大きく迂回しているのです。
ヤシ並木。ここから撮影
南国みたいでしょ?
このヤシ並木を抜けて、一度車道の方まで行きます。
潮風公園の入り口。ここから撮影
夏だ~~!
首都高湾岸線の上を越えます。(東京湾をくぐる海底トンネルの入り口)
そしてまた公園に戻ります。
潮風公園の広場。
広いです。 以前、ガンダムが展示されていた所です。あの時はすごい人出で、ここの芝生がほとんど禿げてしまったほどでした。
潮風公園の中の海岸沿いの一部の場所は、東日本大震災の時に液状化してしまった箇所があり、進入禁止になっている場所があります。
震災の爪痕です。
ここもちょっと陥没している感じです。
レインボーブリッジが見えます。ここから撮影
ちなみに、夜はこんな感じ。
写真ではきれいに見えませんが、実際はけっこうキレイですよ。
余談ですが、臨海副都心地区は、港区、江東区、品川区の3つの区で構成されていて、船の科学館や、この潮風公園は品川区になるんです。そして、ヴィーナスフォートやダイバーシティは、実は台場ではなく江東区(青海)にあるんですよ。
潮風公園からレインボーブリッジへ
潮風公園から、そのままお台場海浜公園の中をずっと通って行けます。途中、少しだけダート道になっていますので、ロードバイクは注意です。
そして、お台場海浜公園は人が意外と多いので走行注意です。このサイクリングルートの中では、一番人が多いかもしれません。(自転車は通行可ですが、注意して走行して下さい。)
レインボーブリッジ入り口の警備室に着いたら、行きと同じように自転車にローラーゲタを履かせます。
行きの時の説明にも書きましたが、歩行者や自転車がレインボーブリッジを渡れる時間は決まっています。
営業時間外になった場合は、有明、晴海、築地、汐留を通って大回りしなくてはなりません。まあ、帰りはそっちを走るのも楽しいかもしれませんが、1.7kmのところを10kmの大回りをしなくてはなりません。10kmは、ゆっくり走っても40分くらいなので、時間的には橋を渡るのより倍の時間がかかります。自転車を押して歩いて渡るよりも、遠回りしてでも自転車で走りたいという場合は、自転車で晴海方面から帰るのもありです。 ただ、勝どきや築地辺りはゴチャゴチャしてて走りづらいですし、途中の晴海大橋の坂が意外とキツいです。 あ、そっちから帰る場合は、僕のお薦めの大黒家で、ラーメンとネギ丼でも食べてって下さい。(笑)
レインボーブリッジ(北ルート)を渡り、帰路へ
レインボーブリッジを自転車を押して渡る場合は進行方向が決まっているので、行きとは逆側の歩道を渡る事になります。(北ルート)
なので、行きとは違った景色が楽しめますよ。
晴海方面の景色です。
帰りの方が上り坂が長いので、自転車を押して上るのはちょっと疲れます。歩道は、海面から50m以上のところを通ります。
(行きはエレベーターで一気に上るので、上り坂は少なくてすみます。)
帰りルートは東京タワーやスカイツリーなどが見渡せ、夜景もけっこう綺麗です。
ちなみに、夜景はこんな感じです。(スマホのカメラで撮ったので、あまりキレイじゃないですけどね)
レインボーブリッジの渡り始めのところで撮った写真。ここから撮影
レインボーブリッジを渡り終え、警備員にローラーゲタを外してもらったら、橋の下方面に行ってみましょう。
そこには『芝浦南ふ頭公園』という公園があり、レインボーブリッジの真下が臨めます。(上の地図の矢印部分)
レイブリの真下!! ここから撮影
この公園はかなり小さな公園ですが、いつも人気がありません。
このサイクリングルートは人の少ない公園ばっかりを通りますよ。
公園の先は行き止まりになっているので、またレインボーブリッジ遊歩道入り口に戻って下さい。
そして、まっすぐ行けば、出発点の大丸ピーコック芝浦店に戻ります。
お疲れさまでした。
これで、総走行距離は約45kmくらいだと思います。
ママチャリでものんびり楽しく走れる程度の距離です。
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以上、写真も多く、文章もごちゃごちゃでわかりにくいかもしれませんが、僕のお薦めコースです。
自転車でレンボーブリッジを渡って台場方面に行けるというのは、芝浦住民でも意外と知らなかったりします。
ちょっと自転車で足を伸ばして、臨海副都心をサイクリングしてみてください。
上で紹介したスポットはほんの一例です。 臨海副都心には、ちょっと足を伸ばせば色々な施設や景色の良い場所が沢山あります。
このコース以外にも、素敵な公園やスポットが沢山あるんです。
台場地区には、デックス、アクアシティ、ダイバーシティ、ヴィーナスフォートなどの商業施設が沢山あります。しかし、そういうありきたりな場所はここでは割愛します。商業施設なんて、どこも同じようなものですからね。
自転車で走っていると、色々な発見があります。
自動車で走っていては見つけられないものを、自転車では見つける事ができます。(自転車と自動車の文字は、一瞬見分けがつきにくいなぁ)
もちろん歩きでもいいんですが、自転車の方がラクに遠くまで行けます。しかも、ガソリン代は不要ですし、駐車場代も基本的にはかかりません。
自転車でゆっくりのんびり走って、観光案内とかには載っていないベストスポットを見つけてみてはいかがですか~?
このコースをヒントに、臨海地区をポタリングしてみてください。