深圳『四川風激辛麻婆豆腐飯』

深圳『四川風激辛麻婆豆腐飯』

辛さ満足レベル：☆☆☆+
旨さ満足レベル：☆☆☆☆
※レベル表記方法についてはこちらのページを。


日暮里駅から徒歩５分くらいの所にある中華料理店『深圳（深セン）』。
食べログで、料理の写真を見て「これは美味そうだ」と目をつけていた店です。
麻婆豆腐のヴィジュアルが、ほぼ完璧だったからです。


谷中銀座の入り口の「夕焼けだんだん」という名前のついた階段の上に、お店はありました。
店内はカウンター８席くらい。お店の外にテーブル席が２つ。
僕が行ったときは先客はゼロでした。

お目当ては、もちろん『四川風激辛麻婆豆腐飯』。
当然、超激辛で注文しようとしたら・・・

メニューに『辛さの調節できません。花椒の量は調節できます』と書いてあった。
『激辛！注意。残される方、ご遠慮願います。』とも書いてある。
まぁ、激辛がすべてじゃない！おいしければいいのだ！

とりあえず、注文。
「すごく辛いけど大丈夫ですか？」と念を押されました。
うーん、本当はさらに辛くしてもらおうと思ってたんだけどなぁ。
辛さの調節はできませんが、花椒の量は調節してくれるらしいです。でも、デフォルトの花椒の量がどんなものかわからないので「普通」でオーダー。花椒は入れ過ぎると味が壊れてしまう場合もありますからね。
尚、花椒の量が足りなくても、後からの追加はしてくれないらしいです。


注文を受けてから、一品一品を一人で作っているので、時間はかかります。
余談ですが、作っている人がチャイニーズレストラン直城のマスターに雰囲気とかがそっくりだと思いました。



着丼。　美味そうです。

かなり量が多い！！
麻婆豆腐のヴィジュアルはほぼ完璧。
油の量も素晴らしい。
緑のものは、葉ニンニクではなく、おそらく韮だと思われます。
野菜たっぷりのスープと、デザートの杏仁豆腐もついています。
これで８００円は安いと思う。

ご飯は完全に麻婆豆腐と油に隠れてしまっていますが、クチナシで色と香りがつけられた黄色いライスを使用しています。（軽く炒めてある模様）

食べてみると、見た目通りなかなかの本格派。
ちょっと塩っけが足りない感じはしました。
豆豉は入っていないのかな？
基本的には美味しいし、本格的です。ちょっと旨味が弱い気はしますが、無化調なんでしょうかね。
辛さは激辛とまではいかないけど、そこそこ辛いです。
唐辛子もそこそこ入っていますが、おそらく朝天辣椒だと思われます。
炒まった唐辛子の風味が最高。
花椒はあまり利いていませんでした。後から追加はしてくれないのが残念。
やはり「花椒多め」でオーダーするべきでした。


僕は、麻婆豆腐にはたっぷりの油が入っているのが理想だと思っています。
元祖陳麻婆豆腐のレシピでも、約二人前（豆腐400g）に対して、100gの菜種油を入れるようになっています。

ここの麻婆豆腐は今まで食べた麻婆豆腐の中でも最多クラスの油の量です。

この油の量．．．　通ですね。
まるで油がスープのようです！！
でも、これぞ本格的な本場の麻婆豆腐なのです。
油が好きな僕でも、「この油を全部飲んで（食べて）しまうのか」と思うと、少し躊躇してしまうような量です。

まあ、食べてしまいましたが．．．．。



デザートの杏仁豆腐も本格派でした。　
コリコリした杏の実も入っていました。
スープも具沢山（野菜）で、素晴らしい。
尚、デザートとスープは、日によって変わるらしい。

このセットだけでお腹いっぱいになってしまいました。
ここのお店は、基本的には丼ものしかなく、麺類はありません。　
でも、担担麺とかあったらヤバかったですね。
ここのシェフが汁なし担担麺作ったら、いい感じになりそう！

機会があれば再訪してみたいです。
他の丼ものも食べてみたい。