大阪龍馬会

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「皇女和宮降嫁150年記念前夜」展 埼玉桶川市で

2010-12-20 00:01:00 | 展示会・イベント
 皇女和宮が江戸へ降嫁(こうか)して来年で150年の節目を迎える。降嫁150年の前夜を記念して、皇女和宮が宿泊した中山道23宿の切り絵作品と県内にあるゆかりの品々を紹介する企画展「皇女和宮降嫁150年記念前夜~切り絵とゆかりの品々でたどる旅~」が、桶川市川田谷の同市歴史民俗資料館で開かれている。来年1月30日まで。

 皇女和宮(1846-1877)は、江戸末期の1861(文久元)年、徳川幕府の14代将軍・家茂に嫁いだ光明天皇の妹宮。2人の婚礼は、外国との開国推進と尊皇攘夷(じょうい)に揺れる幕末激動の時代に、朝廷と幕府の関係を修復し国論の統一を図る「公武合体策」の一環とされる政略結婚。

 10月20日に京都・桂御所を出発して中山道を通り、約1カ月間かけて11月15日江戸に到着した。朝廷と幕府双方の威信をかけた婚礼行列は総勢3万とも5万とも伝えられており、五街道始まって以来の出来事だったという。

 江戸に入る直前の11月13日、桶川宿の本陣に宿泊したのが桶川との縁。毎年11月に行われる「桶川市民まつり」の中で「和宮行列」が開かれており、和宮と桶川との縁は今も生き続けている。

 今回は「桶川市政40周年と降嫁150年前夜の節目の年に、歴史的な出来事が持つ意味や意義を考えてほしい」と企画されたもので、和宮ゆかりの品々12点と宿泊した中山道の宿場町23カ所の切り絵作品を展示している。

 ゆかりの品々は、和宮通行時に掲げられた制札をはじめ、行列の瓦版、桶川本陣の間取り図、宿泊した際に使用された行灯(あんどん)、旧桂宮邸の写真、和宮銅像の切り絵など。

 なかでも3種類ある行列の瓦版は縦30センチ、横135センチの大判。先頭が桶川に到着した時に最後尾は熊谷にいたという長さ50キロメートルの行列の華やかな様子を再現していて、和宮の乗った輿(こし)車、付き人の駕籠(かご)、婚礼の調度品などが詳細に描かれている。宿泊、小休止した宿場の名前と本陣の当主名、随員の名前なども書き記されている。

 切り絵は、桶川切り絵を楽しむ会と桶川紅花切り絵同好会のメンバー19人の作品。最初に宿泊した滋賀・大津宿から始まり、最後に宿泊した江戸・板橋宿までの23点。県内は本庄宿、熊谷宿、桶川宿が展示されている。

 「展示を参考に和宮にゆかりのある地を実際に訪ね歩いてほしい」と同資料館。「今後の桶川のまちづくりを考えるきっかけになればうれしい」と話している。

 入場無料。休館日は月曜日と祝日、年末年始。

 問い合わせは桶川市歴史民俗資料館(TEL048・786・4030)へ。


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