大阪龍馬会

1987年に創立して2017年は創立30周年。龍馬好きの集まった大阪龍馬会が龍馬会の活動をお知らせします。

西郷ら偉人ロボ改修へ 維新ふるさと館 開館14年 老朽化、故障相次ぐ

2008-05-16 11:00:18 | 幕末ニュース
 鹿児島市加治屋町の維新ふるさと館は2008年度、維新体感ホール改修やロボットのリニューアルを行う。上映するドラマ「維新への道」は、西郷隆盛など7人を模したロボットが地下から登場し、議論を戦わすユニークな形式。西郷ロボットに故障が相次ぐなど老朽化が目立つため改修を決めた。同館は「改修を機により魅力ある館にしたい」としている。
 同館は1994年、映像や効果音、ロボットなどを駆使した体験型歴史施設としてオープン。西郷や大久保利通、坂本龍馬ら幕末の偉人の等身大ロボットによるドラマは開館当初からの目玉で、約180人のホールが満席になることもある。
 開館から14年たち、5万回以上も議論を重ねたロボットたちもさすがにお疲れ気味の様子。出演時間が長い西郷ロボットは特に老朽化が激しく、首からの油漏れや手が異常に振れるなど不具合が多発している。
 市観光振興課によると、改修は来年2月ごろを予定。西郷ロボットを動きがなめらかな最新型に入れ替えるほか、大久保ロボットの顔部分をお色直しする。また、講演会など多目的に利用できるように体感ホール中央のジオラマを外す工事、薩摩英国留学生を扱った新たなドラマ作成も計画する。
 同館の福田賢治館長は「ロボットの寿命は10年程度。ドラマを楽しみにする来館者も多く、夜間に修理するなどして対応してきたが限界だった。改修でよりリアルで内容の濃い展示になると思う」と話した。

南日本新聞 5月15日

「ご先祖様」きれいに 玄孫ら有志、小松帯刀像の顔磨く

2008-05-16 10:58:42 | 幕末ニュース
 鹿児島市山下町の宝山ホール前で14日、小松帯刀(たてわき)像のお清め式があった。帯刀の玄孫(やしゃご)にあたる清酒メーカー「大関」の橋本康男社長(61)=神戸市=も参加し、たわしを手に「ご先祖様」の顔を磨いた。
 帯刀は薩摩藩家老で、坂本龍馬や西郷隆盛、大久保利通の調整役として奔走。しかし、30代半ばという若さで亡くなり「幻の宰相」と呼ばれる。大河ドラマ「篤姫」で俳優の瑛太さんが演じるなど、脚光が集まっている。
 式は帯刀の遺徳をしのぶ有志で結成された「小松帯刀会」(染川泰彦会長)が主催し、今年で5回目。帯刀についての著書がある鹿児島大の原口泉教授は「表に出ることがなかった人物が、こうして注目を集めていることをどう思っているか」と感慨深げに像を見つめた。
 帯刀像の顔をたわしでこすって磨いた橋本社長は「自分も風呂に入ったような気分で、先祖も喜んでくれていると思う。これまで、西郷や大久保をまとめた人間でありながら、教科書にも出てこなかった。(ドラマを通じて)皆さんに知ってもらえれば」と話した。

毎日新聞 2008年5月15日 地方版


薬丸自顕流の文書を黎明館寄託 門外不出の秘伝など350点

2008-05-15 11:01:35 | 幕末ニュース
 薩摩武士による一撃必殺の剣として恐れられた薬丸自顕流の奥義を伝える文書類がこのほど、黎明館に寄託された。12代宗家の故薬丸兼吉氏の孫である樋之口靖博さん(70)=東京都在住=と弟の敏夫(68)さん=鹿児島市在住=が保管し、これまで門外不出となっていた。
 一子相伝の技を収めた秘伝書や稽古(けいこ)場での掟(おきて)書など約350点。西郷信吾(従道)や生麦事件の奈良原喜左衛門による幕末のころの起請文もあり、「教えられたことを書き留めたり、親兄弟にも話したりしない」「勝手に他流試合をしない」と誓約させるなど、厳しい約束事があったことがうかがえる。
 靖博さんによると、兼吉氏は跡継ぎと見込んだ長男の兼教さんが沖縄で戦死した後、「断絶」を宣言したという。これらの文書は、長女で靖博さんらの母でもあるシヅ子さんが継承。外部の人間には明らかにしていなかったが、靖博さんらは「県民全体の文化的財産として公にすべきだと考えた。子弟の教育に生かし、薬丸自顕流を正しく伝えたい」と話している。
 文書類は順次、展示していく予定だが、秘伝書などは未定。同館の崎山健文学芸専門員は「薬丸自顕流の研究に役立つのはもちろん、幕末の精忠組とのかかわりなども興味深い」としている。

南日本新聞 5月14日

上野彦馬撮影の幕末写真展始まる ナガサキピースミュージアム

2008-05-15 10:44:07 | 幕末ニュース

 写真術の普及に多大な貢献をした長崎生まれの上野彦馬(一八三八-一九〇四年)が、幕末から明治初期の長崎の風景や庶民の生活を撮影した写真(複写版)を紹介する「上野彦馬が撮(うつ)した幕末の長崎」展が十三日、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアム(増川雅一専務理事)で始まった。六月一日まで。入場無料。

 六月一日の写真の日にちなみ、同館が日本初の商業写真館を長崎で開業した彦馬の功績を知ってもらおうと開催。

 会場には、彦馬の縁せきに当たる江崎べっ甲店(同市魚の町)が所蔵する彦馬のアルバムの中から、創建当時の大浦天主堂や長崎で学ぶ維新の志士たち、多数の蒸気船が入港する長崎港の風景など七十四点を展示。訪れた同市十人町の古場昌子さん(75)は「風景が今と全く違って面白いです」と話した。

長崎新聞 5月13日


長崎さるく:コースや旧長崎街道167カ所、さるく説明板を設置

2008-05-12 10:31:15 | 幕末ニュース
 長崎市は、まち歩き観光キャンペーン「長崎さるく」のコース167カ所に「さるく説明板」を設置した。日英中韓4カ国語で、名所やゆかりの人物を解説。「市街地にこれだけきめ細かく説明板を立てるのは全国でも珍しいのでは」(市さるく観光課)という。

 167カ所は、45のさるくコースや旧長崎街道などのうち、案内情報が知られていない名所や、新たに“発掘”された名所を中心に、自治会やボランティアガイドの要望を受け選んだ。

 亀山社中跡周辺の「龍馬通り」では陸奥宗光、中島信行ら海援隊士を紹介。江戸時代は長崎港の岸壁だったJR長崎駅前では各藩の蔵屋敷が軒を連ねていたが、それら11藩の蔵屋敷跡を古地図とともに紹介もしている。

 観光客からは「とても分かりやすい」と好評といい、市さるく観光課は「街中に残る豊かな歴史を、さるいて実感してほしい」。今後も要望があれば拡充を検討していくという。


毎日新聞 2008年5月10日 長崎版

大阪歴史博物館『天璋院篤姫展』 NHK大河ドラマ特別展

2008-05-08 15:30:08 | 展示会・イベント
6月1日(日)まで大阪歴史博物館6階特別展示室にて開催(9:30-17:00 休館日は火曜日)

大阪歴史博物館では、NHK大河ドラマ特別展「天璋院篤姫展」を開催します。徳川家に伝わった天璋院篤姫に関する衣装や調度品、幕末・維新期の歴史情勢を示す資料など約250点(うち国宝8点、重要文化財2点)を通して、天璋院篤姫の波乱に満ちた生涯を紹介します。
天璋院篤姫は、薩摩藩主島津家の一門である今和泉家に生まれ、藩主島津斉彬の養女となったのち、安政3年(1856)、第13代将軍徳川家定の正室(御台所)となりました。将軍の正室は公家の娘などから選ばれることがほとんどであった当時、非常にまれな大名家からの輿入れでした。
家定没後、幕末の揺れ動く政情のなかで、養母として第14代将軍徳川家茂を支え、その夫人和宮とともに大奥を取りまとめます。戊辰戦争が始まった慶応4年(1868)、官軍が江戸に迫るなか、徳川家の存続を願って、官軍隊長に嘆願書をしたためます。このことが徳川家の家名存続に大きな役割を果たしました。
幕末・維新の激動期を生きた天璋院篤姫。その人生は、時代の波に翻弄されながらも、強い意思と信念を持って自らの責任を全うしたものでした。その凛とした生き方は、時代を超えて私たちの胸を打つことでしょう。
本展では、天璋院篤姫の生涯について、時代を追って紹介します。豊富な実物資料をもとに、その人物像と彼女が生きた時代背景に迫ります。

【展示構成】
プロローグ 篤姫のふるさと薩摩
第一章 御台所への道のり
第二章 婚礼~将軍家定と敬子~
第三章 江戸城大奥
第四章 幕府瓦解~徳川家存続への思い~
エピローグ 明治の天璋院

【講演会】
日時 5月17日(土)14:00~15:30(13:30から受付)
会場 大阪歴史博物館4階 講堂
講師 木村幸比古氏(霊山歴史館学芸課長)
演題 「明治維新とは-徳川幕府の役割-」
定員 250名(当日先着順)
参加費 300円(特別展観覧券あるいは半券を提示の方は無料)

【観覧料】
特別券 常設展共通券
大人 1,000円 1,500円
高大生 750円 1,080円

【問合せ】大阪歴史博物館
〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32
TEL:06-6946-5728/FAX:06-6946-2662

「カラテカ」矢部太郎が土方歳三に挑戦

2008-05-08 13:23:33 | 幕末ニュース

 劇作家つかこうへい氏(60)がお笑いコンビ「カラテカ」矢部太郎(30)を土方歳三役に指名! 石原さとみが沖田総司、真琴つばさが坂本竜馬で主演、つか氏が演出する東京・新橋演舞場8月公演「幕末純情伝」(13~27日)で沖田、坂本と三角関係になる大役の土方役に矢部が抜てきされたことが4日、分かった。

 「幕末純情伝」は89年に初演され、映画化もされたつか氏の傑作舞台。演舞場公演はつか氏にとって初の大劇場進出となる重要な舞台だが、バラエティー番組などでみせる自信なさそうなオドオドした矢部の姿に「面白い。土方役にぴったりだ」と即決した。

日刊スポーツ 5月5日

意外な人が意外な順位!? 明治時代の「英雄番附」

2008-05-08 13:21:59 | 幕末ニュース

「英雄番附」上位の顔ぶれは、こんな感じです。

「歴史上の英雄」といって思い浮かべるのは、誰ですか? 坂本龍馬? 宮本武蔵? 織田信長? それとも豊臣秀吉? 今では人気のアノ人も、実は明治時代には意外な評価だったようで……。
そんな貴重な資料「全世界英雄番附」が、長野県須坂市にある「豪商の館 田中本家博物館」に展示されている。

これは『冒険世界』という雑誌の付録で、明治42年1月1日発行のもの。「読者撰定」とあるので、おそらく読者アンケートによる結果らしい。

「番附」は、東洋と西洋に分かれているが、横綱は東洋が豊臣秀吉、西洋がナポレオン一世、大関は東洋が成吉思汗(チンギスハーン)、西洋が歴山大王(アレキサンダー大王)、関脇は徳川家康、シーザー、小結は西郷隆盛、ペートル大帝(ピョートル大帝)といったところ。
チンギスハーンが家康より上というのもちょっと驚きだし、西洋の大関が「歴山大王」といわれても、あまりに古すぎてピンとこない……。

また、今では大人気の坂本龍馬が、明治42年当時は「官軍」のほうが英雄だったためか、「前頭」のずいぶん下のほうに小さく書かれているだけ。聖徳太子や宮本武蔵、新選組などの名前は一切ランキングされていない。

さらに、「勧進元」(主催者)として書かれているのは、コロンブス、釈迦、耶蘇(イエス)、ゲーテ、セクスピーア(シェークスピア)、ニュートンなど、十把一からげ!!
こうしたおおらかなくくりも含めて、当時を知る大変面白い資料なのだが、写真撮影は不可のため、残念だと思っていたところ、なんと売店に売られているではないか! きっかけについて、田中宏和館長に聞いてみると……。
「開館15周年を迎えますが、毎年5回展示がえをするなか、玩具やすごろく関係のときにこの資料を展示したところ、歴史好きな男性陣から『非常に面白い』『これは買えないの?』というご意見・お問い合わせがたくさんあったんです。そこで、6~7年前に商品化して、売店で販売するようになりました」

ちなみに、田中本家博物館は、敷地面積約3000坪の「豪商の館」として知られるところ。
江戸中期・享保18年に、初代・田中新八が穀物、菜種油、煙草、綿、酒造業などの商売を始め、名字帯刀を許される大地主へ成長し、北信濃屈指の豪商となっただけに、非常に貴重な資料が多い。
実は、自分の地元なのだが、「所蔵品が多すぎて現在でもまだまだ整理がついていない」(館長)と言うように、いつ訪ねても展示物が違うことも、大きな魅力となっている。

エキサイト 5月4日

黒船来訪記念し静岡・下田市で祭り

2008-05-08 13:19:42 | 幕末ニュース
 静岡県下田市で「黒船祭」が5月16日から18日まで開催される。

 同祭は安政元年1854年、アメリカの提督ペリーが「黒船」に乗って、日本の鎖国を開国しようと来日した事を記念し、昭和9年から始まった祭りで米国の協力の下、今年で69回目を迎える。

 期間中、開国市では侍や町娘にふんした人々があちらこちらに出現し、幕末の町並が再現される。そのほか、おもしろ茶屋・大道芸・懐かしい小物も勢ぞろい、変身コーナーでは約200着の時代物の着物が用意され、着物に着替えて町を歩くことができる(有料)。また、日米和親条約付属下田条約(1854年)の締結の交渉の場所となった了仙寺(17日)では(市民文化会館(18日))、当時を再現する時代絵巻が繰り広げられる。誰もが参加できる“にぎわいパレード”(18日)は、着物姿で幕末の町を歩き、町中がタイムスリッップする不思議な空間となる。

 問い合わせは、下田市観光協会(電話0558-22-1531)へ。

榎本武揚:没後100年 北海道・小樽で有志が記念イベント--6月に講演会など

2008-05-08 13:17:51 | 幕末ニュース
 ◇発展の礎築く
 旧幕臣の政治家として明治期に活躍した榎本武揚(たけあき)(1836~1908年)の没後100年にちなんで、榎本と縁の深い小樽市の有志らが記念事業実行委員会(三山雄弘委員長)を設立した。実行委は「志蘇(よみがえ)る」と題して講演会などさまざまなイベントを計画。「榎本がいなければ現在の小樽はなかった。功績を後世に伝えたい」と参加を呼びかけている。

 幕府海軍副総裁だった榎本は大政奉還後、明治政府に反発し1868(明治元)年、未開発の北海道を目指して現在の函館市に到着。翌69年、箱館戦争で政府軍に敗北し投獄された。しかし、人望と才能を買われ73年、開拓使中判官に就任。JR小樽駅周辺の未開発地の取得や、小樽港を石炭の積み出し港として発展させるなど現在の小樽の礎を築いた。

 記念事業の目玉は、6月22日午後1時50分から小樽市民会館で行う講演会(無料)で、榎本のひ孫にあたる榎本隆充・東京農業大客員教授や、「武揚伝」(中央公論新社)などの著書がある作家、佐々木譲さんらが講師を務める。また、小樽都通り商店街で同21日にある「榎本武揚そっくりさんコンテスト」(参加限定20人、大賞賞金10万円)など九つの事業を企画した。

 実行委の伊藤一郎さん(64)=染め物店経営=は「小樽と榎本のかかわりを再確認するきっかけにしたい」と話している。問い合わせは実行委事務局(090・9525・5337)。

毎日新聞 2008年4月30日 北海道夕刊