鹿児島市加治屋町の維新ふるさと館は2008年度、維新体感ホール改修やロボットのリニューアルを行う。上映するドラマ「維新への道」は、西郷隆盛など7人を模したロボットが地下から登場し、議論を戦わすユニークな形式。西郷ロボットに故障が相次ぐなど老朽化が目立つため改修を決めた。同館は「改修を機により魅力ある館にしたい」としている。
同館は1994年、映像や効果音、ロボットなどを駆使した体験型歴史施設としてオープン。西郷や大久保利通、坂本龍馬ら幕末の偉人の等身大ロボットによるドラマは開館当初からの目玉で、約180人のホールが満席になることもある。
開館から14年たち、5万回以上も議論を重ねたロボットたちもさすがにお疲れ気味の様子。出演時間が長い西郷ロボットは特に老朽化が激しく、首からの油漏れや手が異常に振れるなど不具合が多発している。
市観光振興課によると、改修は来年2月ごろを予定。西郷ロボットを動きがなめらかな最新型に入れ替えるほか、大久保ロボットの顔部分をお色直しする。また、講演会など多目的に利用できるように体感ホール中央のジオラマを外す工事、薩摩英国留学生を扱った新たなドラマ作成も計画する。
同館の福田賢治館長は「ロボットの寿命は10年程度。ドラマを楽しみにする来館者も多く、夜間に修理するなどして対応してきたが限界だった。改修でよりリアルで内容の濃い展示になると思う」と話した。
南日本新聞 5月15日
同館は1994年、映像や効果音、ロボットなどを駆使した体験型歴史施設としてオープン。西郷や大久保利通、坂本龍馬ら幕末の偉人の等身大ロボットによるドラマは開館当初からの目玉で、約180人のホールが満席になることもある。
開館から14年たち、5万回以上も議論を重ねたロボットたちもさすがにお疲れ気味の様子。出演時間が長い西郷ロボットは特に老朽化が激しく、首からの油漏れや手が異常に振れるなど不具合が多発している。
市観光振興課によると、改修は来年2月ごろを予定。西郷ロボットを動きがなめらかな最新型に入れ替えるほか、大久保ロボットの顔部分をお色直しする。また、講演会など多目的に利用できるように体感ホール中央のジオラマを外す工事、薩摩英国留学生を扱った新たなドラマ作成も計画する。
同館の福田賢治館長は「ロボットの寿命は10年程度。ドラマを楽しみにする来館者も多く、夜間に修理するなどして対応してきたが限界だった。改修でよりリアルで内容の濃い展示になると思う」と話した。
南日本新聞 5月15日