昨日とは打って変わってぽかぽか陽気の、日なたにいるとちょっと汗ばんでしまうくらいの陽気でした。しぶとく残っていた中旬の雪もほぼ融けました。でもこの冬はまだまだ雪が降りそうですね。いいんだか悪いんだか。。。。
この日、少年・一般初級合同クラスは体験の方、お一人を迎えて稽古しました。
いつも通り、体操から受け身、基本動作は終末動作。
体験の方も全部一緒にやっていただきましたが、大体の人が最初は戸惑う受け身もすんなりやっていらしたのでびっくりしました。ただ、やはり終末動作は養神館特有のものでもあるし「???」でした。
この基本動作を使った技と言えば四方投げ。両手持ちで行いました。私は体験の方と組んで行いました。柔道や空手、最近ではブラジリアン柔術などもそうらしいのですが手首より先を掴んで投げたり、極めたりという攻撃をするのは反則になるそうです。そんな中で日本の大東流などの柔術や合気道、そして武道ではありませんがプロレスだけはそれが許されるんですね。四方投げはまさに手首より先を掴んで投げる技です。それが合気道で一番最初に教えられる技であるというのも、何か非常に興味深いと思っています。
もう一つ、片手綾持ち一カ条抑え。これも合気道らしく相手の勢いを使い、自分のものにして、自分の体勢は崩さず、相手の体勢だけが崩れて抑えるという感じの技です。回転動作や斜行などの要素が入った、これぞ合気道といった技です。。
陽気のせいもありますが、やり始めると全身運動ですので汗をかいてしまいましたね。
ぜひ継続してともに稽古していければ、と思いました。
続いては少年部ジュニア特別稽古クラス。
とにかく元気を出して、声出して。技はしっかり、丁寧に。結果は後からついてきます。あと1~2回練習の機会がありますから、無駄にせずしっかり。
一般クラスはこの日受け身の要求レベルがまた上がりました!ちょっと首を曲げて。明龍館になってからは本当に受け身というものが重視されています。合気道の受け身は、投げられてしまったらどのように受けて次に自分が攻撃するか?という意味があると聞いたことがあります。畳の上ならどんなふうに受けてもまあ大きなけがはしないと思いますが、石がごろごろしているところや、アスファルト、コンクリートの上だったら?・・・・いやぁ、受け身って本当に大切ですね。
技は座り技両手持ち三カ条抑え(2)・・・審査に出た技だったんですよ。それで1と2を間違った。。。
講評で言われたのは手の振りかぶりが小さい、姿勢がまだ高い。そのあたりも踏まえて行いましたが、2の技の特徴、受けを自分のほうに引き寄せるのがなかなかできない。これができると受けがよく崩れてやりやすくなるんですが・・・。
両手持ち正面入り身投げ(1)・・・肩への攻めが弱いので要注意。
両手持ち呼吸投げ(掛稽古)・・・仕手受けのつながりを保つのは受けの仕事。ジム先生から指摘があった投げ飛ばした!という感覚を仕手が持てるような受け方を目指しましょう!そうしているうちに仕手も上手くなっていきます、というのは安藤先生のお言葉です。仕手は受けの、受けは仕手の事を考えてやったら良いのでは?
何かウンチクっぽくなってしまいましたが今回はこれまで。
吹上同好会 さいとう