春の訪れとともに盛りをむかえる椿
一重や八重、白に赤に斑入りにと華やかに咲き誇ることから、春に木という字をあてたといいます。
日本の花暦では2月の花だから、まさに今がそうなんですね。
この椿はやぶ椿を指すのかわからないが、観賞用の椿はもうすこしさき。
昨日、暖かさに誘われ、久しぶりにクロスバイクを乗り出した。
雑木林などが続く道を走行途中に目に付いたのはやぶ椿の花。
光沢のある葉に囲まれた中から顔を出す満開になった花。
これから開くぞーと言わんばかりの幾つもの蕾。
やはり藪の中に咲く花がよく似合う。
我が家の庭の6種の椿は、咲いているのは侘助だけ。
これからが楽しみ。
話は余談になりますが。
数日前NHK―BSで、昭和50年代後半に放送された「遠野物語を行く・柳田国男の風景」の再放送があった。
椿のことが取り上げられていたので紹介します。
冒頭は、遠野ではなく秋田や青森の日本海の椿の自生地の話からはじまった。
北緯40度より北になぜ椿の自生地があるのか疑問を呈した柳田国男が仮説を発表している。
日本海側の津軽の深浦、青森湾内の小湊などで自然繁殖の群生椿があることに関心を示したのが柳田国男でした。
その具体的な内容は、原稿を見つけたので興味がある方はこちらから。