今日は19時からのコンサートへ。
妻に代わって、私に付き合ってくれる長女と。
夜のコンサートは久しぶり。
先週もサントリーホールでした。
周辺一帯が桜まつりと合わせたイベントで、大変な賑わいだったが、今日はいつもの落ち着いた雰囲気に戻っている。
本日は佐渡裕指揮、新日本フィルハーモニー、辻井伸行のラフマニノフピアノ協奏曲第2番とR. シュトラウスのアルプス交響曲でした。
辻井伸行は、2009年の第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝し、日本中を感動に包んでから早くも14年になろうとしています。
彼の研ぎ澄まされた聴覚だけで暗譜する天才的な能力、35分あまりの演奏時間、感情表現のロマンティックさと景色のある演奏は鳥肌がたたずにはいられなかった。
第2楽章では、叙情的で切なさを帯びた旋律に、つい映画「逢い引き」のあるシーンを思いだしていた。
アンコールは、躍動感あるテンポの早い初めて聴く曲でした。
間違っているかも知れないが、即興だったのかも。
ラフマニノフは4曲のピアノ協奏曲を作っているが、この第2番は最も人気が高い作品です。
映画に使われたり、スケート競技でもよく使われるなど甘く美しいメロディーが人気の曲です。
個人的にピアノ曲が好きなので、ラフマニノフの作品には好きな曲が多い。
R.シュトラウスのアルプス交響曲は作曲にあたって反宗教的意味合いもある曲だと言われます。
この曲のもつ、100人以上で大編成オーケストラの壮観な演奏は、CDや映像では味わうことができない、空気感も併せてその場にいるものだけが味わえる壮大な響きに、言いようのない特別なものを感じながらの60分でした。
終演後、間もなく10時の15両編成の電車に乗り込んだが、乗車率はコロナ前の80%程度かな。
帰りの車中で、余韻に浸りながらの感想です。
牛久駅に着くまでに投稿出来ました。