窓越しに、外の雨の様子を見ていて、ふと思い出した「雨こんこ」。
祖母も母からも聞いた「雨こんこ降ってるね」の言葉。
これは幼児語なのだろうか。
あまり使われなくなった言葉なのかも。
私が子どもに使っていたかは記憶にない。
ところで、文部省唱歌の「雪」は、
雪や「こんこん」 あられや「こんこん」・・・
と歌っていませんでしたか。
私は「こんこん」と歌っていました。
これは間違いのようで、正しくは「こんこ」だそう。
「こんこん」とは雪やあられがしきりに降り出す様を指して、
「こんこ」は「来う来う」というのが語源らしく、「来い」を意味し、雪やあられを歓迎している表現だと解説しています。
歌は「来い」に当てはまるので「こんこ」。
一般的な表現の仕方は、雪がこんこんと降る、などと使ったりしますがね。
どちらであれ、雪を歓迎する言葉のようですから、あまり気にすることもないですが。
大地を潤して春を呼ぶ雨「雨こんこ」。
そんな今日の雨です。