朝のうちは霧雨だったが昼頃から青空が広がり気温も上がった。
でも数日前の蒸し暑さではなかった。
近所の方から、先日伺った時コウモリを玄関のドア付近に忘れたと思うので見て欲しいと電話が。
一瞬、コウモリ?
最近とんと聞いていない言葉でした。
そうか、傘のことだとすぐ分かったので傘ですかと問い返したら、そうそう傘ですと。
帰るときには雨が止んでいたから忘れたそうで。
来客用玄関に傘はありました。
なぜだか分からないが、自分はいつの間にかコウモリ傘とは言わず、雨傘とか簡単に傘と呼ぶようになっていた。
今でもコウモリと呼ぶ人がいて、使っていない自分に気がついた。
コウモリの呼び方を調べたら、和傘に対して、西洋傘を「蝙蝠傘」と呼んだ。
西洋傘の形が、蝙蝠が羽を広げたときのようなところから、幕末の頃に西洋傘をコウモリ傘と呼ぶようになったそうだ。
長いあいだの呼び方であったコウモリ傘ですが、時代とともに使わなくなり、やがて忘れられていく呼び名なのかな。
みなさんはどうですか、今もコウモリと呼びますか。
傘の話のついでですが。
1960年代の洋傘のCMで「なんである アイデアル」のTV映像の印象が強く残っていますが、皆さんはどうでしょう。
このCMは、クレージーキャッツの植木等が、ワンフレーズの言葉で、世に広めたスプリング式折りたたみ洋傘でした。
TVで5秒のCMが始まったのは「なんである アイデアル」が先駆だったようです。
1963年CM アイデアル 「洋傘の骨」 植木等
サラリーマン時代は、この小型の折たたみ傘を、何時もカバンに入れていた。
カバンに入るサイズだし、ちょっとした雨や急な雨に対応できたので便利でした。
今でも梅雨時のお出かけには必需品です。
アイデアルは会社名かと思っていたら、あの折りたたみ傘の商品名だとしばらく後にわかった。