30年ほど前から続いている、我が家の夏の風物詩、夕顔(夜顔)の花が昨夜開花した。
1本ずつ4鉢に植えたが、なぜだか1鉢だけ成長が早く、すでに今日も咲いています。
昨夜
7月1日更新の「源氏物語に登場するのは夕顔」からの続きです。
https://blog.goo.ne.jp/ryu19518/e/f4d372c1426e98cb313ee95e103e8f6b
夕闇に浮き上がる純白の花。
この世の塵を身につけることなく一気に花は終わる。
たった一夜限りのいのち。
それは、常にみずみずしく爽やかです。
夜のとばりが始まるころからゆっくりと蕾がほどけ、暗くなってから咲き誇るので、私以外に花を見てもらえることはめったにない。
それがこの花にとって気の毒なところ。
だからこそ、暗闇に、えも言われぬ芳香を漂わせて開花を知らせる。
なんとも甘い優しい香りなのだ。
早めに日陰になる建物の東側や、樹木の下に置くと、少し早く咲きだしてくれる。
まだ明るいうちに真っ白な花を見ることができる。
曇りの日は、開き始める時間が早くなる。
開花の時刻はその日の天気次第も。
早めに木陰の下に移動して置いたら、6時前につぼみが緩み始めて6時半頃でここまで開いた。
今日
「源氏物語」の中に、光源氏が乳母の病気を見舞った折に、傍に夕顔の白い花が咲く家の女に心が惹かれる・・・、4帖の「夕顔」ですが。
今月の30日、東京藝術大学 演奏藝術センター主催公演《和楽の美 2023》で、「源氏物語」をテーマとした「邦楽絵巻物」「夕顔」と「須磨」の巻の公演が奏楽堂である。
歌舞伎俳優の松本幸四郎が光源氏を、能楽 観世流宗家 観世清和、宝生流宗家 宝生和英、両師のご出演が叶う大変豪華な舞台になりそうです。
チケットを手に入れたので楽しみにしている。