昨日は大学生の皆さんから、牛久シャトーをテーマにしたワークショップでヒアリングに応じました。
その前に牛久シャトーについて一言。
牛久シャトーは、国内初の本格醸造所で日本のワイン発祥地の一つとして知られ、旧事務室(本館)、旧醗酵室(神谷伝兵衛記念館)、旧貯蔵庫(レストランキャノン)の3棟のそれぞれは煉瓦積の建物で、フランスルネッサンス様式建築です。
明治中期の明治36年に建設された煉瓦造建築として歴史的価値の高さが評価され、3棟とも国の重要文化財に指定されています。
旧事務室棟(本館)
旧醗酵室棟(神谷伝兵衛記念館)
旧貯蔵庫棟(レストランキャノン)
牛久シャトーはオエノンホールディングス(合同酒精が母体)が所有していますが、2017年にシャトー内のレストランや売店などすべての営業を閉鎖しました。
その後、市民が再開を要望した署名運動などを行った結果、牛久市がオエノンホールディングスと賃貸契約し2019年新会社を設立して一部の営業を再開しました
ところが、おりしも営業再開からコロナ禍に突入したため、思うような営業活動は出来ず市民がシャトーを訪れることも激減しています。
会社は施策を講じているようだが、その効果も思うようにいかず現状を打開できずにいます。
そこで、なんとかせねばと市民が立ち上がり、昨年から市民の企画で、音楽を中心にしたイベントなどを行っています。
しかしながら、残念なことに本来あったはずの牛久シャーの魅力の幾つかが失われつつあることも事実です。
それらを認識して牛久シャトーを盛り上げる活動をしている代表者自身の伝手(ツテ)で、次の一手の手がかりを立教大学の学生さん方のアイデアをお借りすることになった。
さっそく学生さん方からのヒアリングがあったわけです。
総勢25人の学生さんが、いろいろな立場から参加した市民を5班に分け、それぞれの立場でのヒヤリングを行う方法が取られました。
私と他の市民3名は、牛久シャトーを利用している市民としての発言をさせてもらいました。
ヒアリングした学生さん
今回の提案者の代表と学生さんがた
そのときの内容をここに掲載することはできないが、学生さん方がヒアリング結果を参考に、現状からの打開策をまとめているので、いずれまとめ上げたら明らかにしてくれると思うので、その時には紹介したいと考えています。
とにもかくにも、牛久シャトーが市民のランドマークとして再び蘇ってくれるのを期待したい。
ヒヤリング後の懇親会
下記のホームページはマイホームページに掲載している一部です。