ストーリーはもとより、ある場面のセリフさえ覚えているのに、何度となく観ている映画があります。
観た回数は数えられないが10回を超えているのは確かです。
その映画は野球好きなら誰しも知っている「フィールド・オブ・ドリームス」です。
この映画を映画館で観たのは1990年頃だから30年以上も前のことです。
VHSビデオを購入し何度も、ビデオデッキが壊れてDVDプレーヤーに変わってからも繰り返し観ています。
アメリカ人の文化でもある野球を題材に、信念に従って突き進む中年男と、その家族愛を描いた物語の「フィルド・オブ・ドリームス」。
トウモロコシ畑で仕事をしていると、幻の声を聞いた主人公が妻に話すシーンがある。
「トウモロコシ畑に野球場を造りたいが、バカな考え方かな」、
妻は「ええ、でもあなたが本気でそう思うならそうすべきよ」と答えます。
その幻の声は、「野球場を造れば誰かがやってくる」でした。
始めは夫の言葉に耳を疑ったが、”冒険するのは今しかない”という夫の想いを受け止め、妻は自らも手伝い、農場をつぶして野球場を造り始めます。
そこにやってくるのは誰か。
八百長の嫌疑をかけられ、1921年に球界を追放されたシューレス・ジョーと、すでにこの世を去ったかっての大リーガー達、そしてシューレス・ジョーに憧れていた亡き父親でした。
やがて野球場が完成し、かっての大リーガー達が野球場に出現する。
伝説の大リーガーを、夢の球場に呼び寄せるという幻想的なストーリーに、何度観ても感動し心を揺り動かされます。
James Horner 映画「フィールド・オブ・ドリームス」 Field of Dreams
3年ほど前、この映画とコラボした夢の企画が開催されました。
映画で使われた球場の隣に、公式戦が行える本格的な新球場を建設し、この球場で大リーグ公式試合を生中継しました。
アメリカらしいスケールの大きい企画でしたね。
この試合の放送をリアルタイムで観た方も多いでしょう。
1900年代のメジャーの舞台をそのままそっくり再現し、当然ユニホームも当時のもの、実際にホワイトソックス対ヤンキースの公式試合を生中継したのです。
試合前のセレモニーにケビン・コスナーが登場したり、映画と同じように、外野のトウモロコシ畑から選手たちが現れたり、まるで映画のシーンのようで感動しました。
この映画を繰り返し観たくなるのは、野球が好きで草野球を楽しんでいたこともあるが、退職後の私の人生に、少なからずこの映画から影響を受けたこともあるからです。
そのことは、いつかこのブログに書いてみようと思っています。
多くの日本人プレーヤーが入団しているメジャーリーグのオープン戦がまもなく始まります。
夢を追ってアメリカに渡った多くの選手たちの活躍を期待します。
頑張って欲しです。