養蜂の大きな楽しみの一つといえる日本蜜蜂「分蜂」の時期です。
ミツバチの巣箱は2~2,5万匹の働き蜂と、たった1匹の女王蜂で成り立っているが、暖かくなり、草木の花が咲くころになると、巣の中に新しい女王が生まれます。
女王蜂は毎日毎日卵を産み続けるのですが、1日に約2,000個~3,000個 もの数を産んでいます。
すごいですよね。
働き蜂の寿命が1ヵ月~1か月半だから、そのぐらい生まないと数がどんどん減って衰退してしまうからなんです。
女王蜂が複数になるのもこの時期です。
複数になると、もといた女王は新女王に古巣を譲り、今までの巣箱から出ていきます。
そのとき、働き蜂3000匹あまりを引き連れて出ていきます。
それを分蜂と言います。
箱から出て行く分蜂群を捕獲し新しい巣箱に入居してもらい、新たな群れを増やす楽しみの時期です。
分蜂が始まると、巣から出た一団が、新たな巣場所を決めるまでの間、近くの木に蜂球を作って待機するのが自然の分蜂ですが。
私の捕獲方法は、偵察蜂が巣を作る場所を見つけに飛び回るわけですが、箱の近くに集合板を設置しておき、待機場所に選んでもらい、蜂球を作ってくれたらそれを捕獲し、新しい巣箱を増やす方法をとっています。
嬢王蜂と働き蜂を、うまく新たな箱に収容できると良いが失敗も多い。
まもなく分蜂が始まるが、しばらく雨の天気が続くのでどうなるか。