国指定の天然記念物オオヒシクイ(雁の仲間)の保護活動をしています。
オオヒシクイが越冬する近辺の4校の小学校が、毎年この時期に観察会を行っています。
今日は最後の4校目の3年生が、市の大型バス2台で、生徒57人と教員4人が観察小屋へやってきました。
子供は風の子元気な子、元気が良すぎる。
担任の先生が大声で指示をするが、最初はなかなか従わない。
おそらく教室ではなく野外だから、開放感いっぱいだったからなのだろう。
でも整列し、先生がオオヒシクイ授業をこれから始ますと言うと、全員無駄口をやめこちらに注目。
説明は10分が限界。
それ以上子供たちの集中力をこちらに向かせるのは無理。
教員の苦労や大変なことがよくわかる。
いつものことだが、10分程度簡単に説明したあとは、覚えてもらいたい事をクイズ方式で子供たちに参加をさせ、集中力を途切れさせないように、みんなから発言させる方法をとっている。
例えば、飛ぶ速さは時速何キロだとか、何処から渡ってくるのか、体の大きさはどのくらいか等質問を投げかけ、子供たちが思っている答えを5人程度から出してもらい、一緒に正解を見つけるやり方をしています。
これだと30分くらいはなんとか集中させることができる。
説明を終えた後は、越冬期間中のオオヒシクイの映像を観る班とスコープや双眼鏡でオオヒシクイの姿を観察する班に分かれ、約1時間半の野外授業を終えます。
観察を終えたあとの質問時間は、いつものことながら全員から受けることができずに時間切れ。
質問できなかったものは、文書でまとめて受けて後日回答しています。
今日も、子供達に刺激を受けながら楽しく授業ができました。
越冬地の稲波干拓の面積は230ha
成田空港B滑走路への飛行コースで、風向きが南だとこのような高度で頻繁に通過します。
珍しくジャンボが、最近はジャンボジェット機が少なくなった。
窓がないので貨物機(cargo)なのでしょう。