昨年の暮れ(12/27)のブログに「稲荷神社ときつね--いまだに謎」を書いた。分からないので、どなたか教えてください、という内容であった。ところが、すぐ連絡があり、正月早々、著者から下記の本を送呈してもらった。
お礼のメールで、著者には「いずれ質問させてください」と言ってあるが、旅行やら飛込みの用事やらで、未だよく読んでいない。だが、全く反応をしないのは著者に失礼である。現時点では、ほんの拾い読みの段階ではあるが、一言述べさせていただく。
先ず、万葉集などに隠された「同音異義語」に着目したことである。これには同感だ。日本の貴族に藤原氏というのがいる。唐→藤がヒント。源氏は元→源とすれば、日本には中国勢力が深く関わっていることが分かり、謎解きのスタートとなる。
ところで、私のブログへの回答にあたる部分が「伏見稲荷神符」から始まる謎解きのページだ。神符の謎解きはとても勉強になる。これから時間をかけて読みたい。一方、稲荷山の「お山巡り」での「白尽くしの文字」→「新羅」の着眼。「白→新羅」は分かるのだが、そのことと鳥居の朱塗りとの関係が私にとっては初耳で、私なりの疑問が生じる。
まだよく読んでないし、見当外れになる恐れがあるので、今日はここまでです。
※『古代からの暗号』--草野俊子著。新風舎。2007-9-30初版。1700円+税
ISBN 978-4-289-03213-6