今朝、猫のボランティア活動をしている方からメールがありました。メールによると
三重県亀山市みどり町の自治会で本日から11月30日まで猫の一斉捕獲が実行され、
捕獲した猫は、保健所に収容され殺処分を免れないということです。
自治会長の回した回覧板の内容を見て驚きました。
これが、町内を代表する人間の言葉とは思えません。
まるで、猫虐待者のよそいきな言葉のようです。
何も出来ないけれどせめて、、と思って関係各所にメールをしました。
一斉捕獲を行う町内会長が書いているこの言葉、
「自宅の敷地内に毒餌を 置くのも効果的です。ともかく猫は容赦なく駆除するに限ります。」
これは、幼いこどもたちに聞かせても恥ずかしくない言葉でしょうか?
野良猫とはいえ、目につく場所で、生きている生き物に対して、
なんの憐みも持たずに、ただ迷惑だから、命を奪えというのは
動物愛護の精神からも、又大人として、人としても恥ずべき言葉だと思います。
このような非道なことが公としてまかり通る町内、市を運営しているトップの方たちは
同じようなお考えでいるのでしょうか。
野良猫問題は、時間とお金はかかっても、人の慈愛や努力で、解決出来ることです。
どうか、このような生き物に対して非情な一握りの考えに振り回されることは避けるように
ご指導をお願いします。
日本中が、世界中が見ています。
ツイッターなどでも、情報が駆け巡り、抗議が沢山いったみたいで、
又、心配して関係各所に足を運ばれた方たちの尽力もあり、
猫捕獲は、とりあえずは、一旦中止となったようですが、
本日捕獲された猫たちに、避妊手術を施し、元の場所に放すということを、
町内会は頑として受け入れず、かかわった方たちが泣く泣く引き取ることになったようなのです。
私には、目の前に悲惨な事態を突き付けて、善意の方たちを脅迫して
自分の地域の邪魔な猫たちを押し付けた輩、と思えて仕方ありません。
邪魔者は、殺して存在を抹殺すればいいものでしょうか、、
半世紀前にナチスがユダヤ人に対して行ったように、、
ワールドカップ開催の際に、町からストリ-トチルドレンを追い払うために
殺し屋を使って子どもたちを殺させようとした都市のように、、
人としての思いやりや英知、お金と労力を使えば、解決方法はあるのです。
日本人は、神と言う共通した善なるものを持たない代わりに、
思いやりや、良識と言うものを心に持った民族だと思ってきました。
自分さえ良ければいいのだという考えが、まかり通って欲しくはないです。
今日は、パッチワークの友人から良いお話を聞き、感激しました。
友人の町内会のお話です。
こことは、正反対のような話なのですが、又ゆっくり書こうと思います。