●開始時刻が迫っているのに準備が整わない。
お神酒をコップに注ぎ、買っていた団子を棒に指す。(写真上)
でも、ドタバタしている人たちを自分たちの作業は終わってボンヤリとしている御爺様たちもいた。
トタンを敷いて其の上でどんど焼きの準備を終わり、火にあたって暖を取っていた。
●一方、餅つき機の担当者2名は悪戦苦闘中。
「次は蓋を取って、10分蒸らすのか・・・」
餅つきは初めてのようで取説を読み時計を確認しながらの作業だ。
これでは心もとないと、近くで雑煮を食べながら雑談している家内に応援を頼んだ。
「マスクも手袋も用意してないわよ」
「手袋はある。マスクはないから絶対に喋るな」
無理だろうけど・・・
●餅つきが終わって出そうとしてもくっついて離れない。
やっと餅つき機からおろした大きな塊の餅を千切って丸めるのだが、熱くて・・・
でも、冷ますと今度は固くなってしまう。
さらに量が多いため2人では2臼目の餅が出来上がって冷めてしまう。
●そう思って焦っていたら、
「蒸し上がった餅を下さい、餅つきで使いますので」
そうだったのか、最初の打ち合わせから参加していなかったので知らずに焦ってしまった。
●近くにいる手の空いていそうな人に応援を頼んだ。
それでも餅をもらうための行列ができて配り始めると人手が足りなくなってきた。
仕方がない、道具の運搬のために汚い格好できたが、餅の入ったパックに輪ゴムを止める作業を手伝った。
●在庫ができると待っている人たちに2個入りのパックを渡す。
「タダですか?」
「タダです」
「家にいる家族の分も一緒に4人分貰えますか?」
「行列が出来ているので後にして下さい」
と言って2人分だけ渡した。
●手渡す作業は楽だが、延々とこの作業が続き腰が痛くなったので代ってもらった。
見ていて気づいたことがある。
あのお爺さん、これで3回目だ。
一人ぼっちの正月で食べるものがないのだろうか?
それとも来れなかった家族の分だろうか?
●終わってから幹事さんに言った。
「来年は最初からもっと人を増やして、事前に練習もしましょうよ」
「来年はやりません。今年は30周年記念で初めて餅つきをやったんです」
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