痛いのか痛くないのか、それが問題だ

医師は皆凄く痛いと言うのだが、ネットでは痛い痛くないの両方が載っていた。
たまたま我が家へ野菜を持って来てくれたＹ平さんが神経ブロック注射の経験者で
「僕なんか3回も打ちましたよ」
と平気な顔で言われた。

そして、ついにその日がやって来た。
病室からストレッチャーに乗せられて
「検査に行きます」
と言われた。
廊下をグルグル回りエレベータに乗り頑丈なドアーを開けると、そこは何か大層な機械が、、、
「何の検査ですか？」
「ブロック注射です」
「エエ？」

この病院では神経ブロック注射の事を検査と呼ぶらしい。
確かにココを紹介してくれた個人病院は、神経ブロック注射と言うのは治療と検査を兼ねたものだと説明していた。

まずは、ベッドにうつ伏せにされて位置調整をして、背中と腰をアルコール消毒。

「頑張りましょうね」
と言われ、次に
「痛み止めを打ちますよ〜、一二三」
神経ブロック注射は聞いていた程の激痛は無く血液検査の注射程度の痛みしかなかった。
痛く感じる人と大したことないと思う人がいる様で、自分は後者で良かったと安堵した。

「何処かに痺れは来ましたか？」
「ありません」
その後、造影剤を注射して体位を変えて何度もレントゲン撮影。
さらに別室でCTを撮影して1回目は終わった。