横浜・池辺農園の秘密(旧中山農園の秘密)

横浜市都筑区にある農業体験ファーム中山農園が閉園したため、有志でやっている池辺農園での野菜作りなどを紹介しています。

種まく人―ヴィラデスト物語

2014-03-30 10:21:37 | 写真・その他

●玉村豊男の本は、昔、読んだ「ロンドン 旅の雑学ノート」から始まり「パリ 旅の雑学ノート」「東欧 旅の雑学ノート」とシリーズで読んで、さらに「世界の野菜を旅する」といずれもまあまあ面白かった。
その後、東京から軽井沢に住まいを移し執筆活動を続けられていたのだが、軽井沢からさらに畑仕事の出来る場所を求めて色々な土地を探した話がこの本。
まあ、7、8割が途中経過で結局、最後にここだという場所を見つけて、開墾するのに大変苦労されるのだが、夫婦2人でいきなり3,000平米の畑をやるというのはあまりにも無謀すぎる。
1,000平米でフーフー言っているO川さんの話を聞いていたから、そう思った。

●ご本人は至って真面目に淡々と書かれているのだが、畑仕事の経験をしたことのある人は笑いながら読んでいることだろう。
例えば、端っこから草取りをして、畑の最後の方までやった時には最初にやった場所には既に草が生えていたというくだり。
我々もたったの240平米の畑しかないが、夏場の草取りには往生している。
今年はその労力を出来るだけ避けるために防草シートを買った。

●さらに、眺望が気に入って買ったものの水源がない。
そのために水道を引くとすると負担金が1,500万円、出るかどうかわからない井戸を掘る場合には700万円。
おまけに買った土地は山の頂上付近で降雨量の少ない場所だという。
「人の不幸は蜜の味」と思う人にはお勧めの本だ。

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