皆さま、お元気でしょうか。九州北部では、小春日和(こはるびより)が続いています。
最近食糧問題に関心を持つようになりました。現在日本の食料自給率は37パーセントです。化学肥料についてはほぼ100パーセントが輸入です。野菜の種の9割は海外の畑で種取りしたもの、要するに輸入しています。米の種は現状輸入していませんが、将来的に輸入に切り替えられる可能性があります。もし米の種まで止まってしまうと仮定すると、日本の真の食料自給率はカロリーベースで9.2パーセントに下がるそうです。有事で農薬や化学肥料の輸入が止まった場合、農業の生産量がぐっと落ちます。本の帯に書いてあるように『資本主義の限界、記録的猛暑、国際紛争…そして日本で最初に飢えるのは東京と大阪!』ということになりかねません。
『 米食中心に戻せば食料自給率が劇的に改善
森永 そう。米さえあればなんとかなる。あとはナスとか、キュウリとか、ダイコンの漬物でもあれば人間はけっこう大丈夫。健康に生きていけます。(途中省略)漬物と米だけで人間はけっこう満足できるということ。
鈴木 日本人の食生活を米食中心に戻せば、それだけで食料自給率が63パーセントまで上昇するというレポートを農水省が2006年に出しています。ただ、そのレポートがもうネット上に存在しないんですよ。あまりに不都合な情報なので抹殺されたのかもしれない。日本人には輸入に頼ってもらわないと、巨大企業が儲けられない。そのために日本の農業を縮小したいわけですから。』
(『 』内は、「国民は知らない「食糧危機」と「財務省」の不適切な関係」
鈴木宣弘・森永卓郎共著 講談社+α新書91ページより引用)
『 一番インフレに強いのは米
森永 小麦の値段が上がり、食用油とか、ありとあらゆるものの価格が上がっていますが、国内で自給している米の価格は上がっていません。
私はコロナが発生した当初から「米を食おうぜキャンペーン」を一人ではじめて、
ラジオやテレビでアピールしてきました。
鈴木 ありがとうございます。
森永 けど同調してくれる人はぜんぜん増えなかったんです。
鈴木 あ、そうなんですか。(笑)。
森永 それもおかしな話なんですよ。市場原理が働いてないってことですから。実質賃金が下がるなら、価格が安い米の消費が増えないとおかしい。生活が苦しいならもっと米を食えよっと思っていたんですけと、みんなあまり食わないんですよねえ。』
(『 』内は、「国民は知らない「食糧危機」と「財務省」の不適切な関係」
鈴木宣弘・森永卓郎共著 講談社+α新書38・39ページより引用)
お米を食べる人が増えないのは、おかずを何にしたらいいのか分からないからではないでしょうか。みそ汁一杯あると違います。そして、面倒がらずにお米を炊きましょう。
皆さん、お米をもっと食べましょう。そして、もし、近くに一人暮らしをしている人やこれから一人暮らしを考えている人がいたなら、みそ汁の作り方を教えてください。将来きっと役に立ちます。和食の基本です。もしあなたが知らないならば作れるようになってください。料理の本やインターネットで調べることができると思います。
以下参考にさせて頂いた本の紹介です。
皆さま、元気にお過ごしください。
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