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埼玉女子短期大学 エアライン・ホスピタリティコースの活動を紹介していきます。

卒業レポート2023 空港の役割〜旅以外の目的で空港に足を運ぼう〜

2024-01-18 23:30:00 | 卒業論文
皆さんこんにちは!
2年の和田です。
私の卒業論文のテーマは「空港の役割〜旅以外の目的で足を運ぼう〜」です。

このテーマを設定した理由は、エアラインコースに所属する私たちにとって空港は楽しい場所であり、旅行に行くという目的で無くても空港に足を運ぶ、そんな身近な場所になっています。しかし、他コースや私の家族は、「空港ってどんな場所なの?」「飛行機に乗るためじゃなければなんのために行くの?」などなかなか空港は日常から程遠いものとなっていました。そのため今回の卒論では、空港のイメージをさらに広げ、今後も空港が人々にとって大切で必要な場所になっていくためにこのテーマを設定しました。


まず空港の定義には、「公共の用に供する飛行場」、役割としては「空の玄関口」とされています。
男女50人に調査をしたアンケートでも、ほとんどが
・旅行の出発、到着地点 世界中の人が利用する場所  
・一つの場所からそれぞれ目的地に向かって飛び立つ人、それを見送る人、
目的地で迎える人がいる 
・旅の出発地点...
と、狭い視野で空港を捉えていることがわかりました。
しかし、空港の役割は本当にそれだけなのでしょうか?
 
現在の埼玉県の若者は、友達と出かける時1時間から1時間半かけて都内に行くことが多いでしょう。その範囲内に羽田空港を入れたら、どうなるでしょうか?雨天時も濡れずに遊ぶことができ、ショッピングや美味しいものも揃っています。

「空港経営 民営化と国際化」のアン・グラハムによると空港におけるショッピング等の市場は、かなり特異な特徴を有するそうです。
利用するクラスによって、ニーズが変化したり、その空港が目的地か乗り継ぎ地なのかにもよってそのお客様が求めるものは違います。マンチェスター空港は、旅客を六種類に分類し、ただ単に旅行客の属性を見るだけでなく、ブランドに対する購買態度や価値観、メディアへの反応などの要素に注目することで得られる心理上の反応や購買行動を分析することがより効果的だと考えています。

身近な人にどんな施設を求めるかアンケートを行ったところ、若者に人気のカフェやアウトレット、体験型の施設が多く上がりました。

そこでイメージを絵にし、より分かりやすくしました。
①の絵は、普段決まった業務以外でお客様とCA、GSが関わることで、会社の新たな一面や、航空会社を選ぶ大きな理由になるかもしれません。





②の絵は「自分んだけのキーホルダーを作りたい」という意見から、SDGsを絡めてお客様に楽しんでもらう施設です。





このように何かを作るとなれば意味がなければ続いて行かないし、誰の目にも止まらないのです。


最後に、この卒業論文では空港のかたち、目的を広げるために様々な調査と自分の案から考察をしました。コロナ禍も経験した航空業界は、飛行機だけでは無いなにかほかの魅力も持っていなければ、その価値は低くなってしまいます。来年度からグランドスタッフとして働く自分は、どんな新しい案が思いつくのか、そして何か一つでも会社にとって大きな貢献ができるよう務めてまいりたいと思います。

距離的にも存在的にも遠くない羽田空港は、これからも進化し続けて行くでしょう。空港の可能性は無限大です。


最後までお読み頂きありがとうございました!💐🤍


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