皆さんこんにちは☀️
2年の阿部です!
今回は私の卒業レポートを紹介いたします。
テーマは『オーバーツーリズム問題とその対策』です🌎🧳
コロナウイルスの感染状況も落ち着き、自由に旅行など出かけられるようになったことに伴い、オーバーツーリズムが問題視されています。
まず私は、オーバーツーリズムとは何か知っている人がどれだけいるか調査してみました。
その結果、しっかりと理解している人は全体の3割にも満たず、反対に全く知らないと答えた人は36%と私が想像していたよりも多くいました。
この調査を通し、私はこの問題を解決するにはまずひとりひとりがオーバーツーリズムの知識を深めることが大切だと考えます。
国内で起きているオーバーツーリズム問題の事例と対策を2つ紹介します。
まず1つ目は京都での問題です。京都では、市民が市バスに乗れない状況が発生しています。人が多いことだけでなく、訪日外国人が大きなキャリーケースを持っていることも原因となっているようです。
この対策として、バスの増発や地下鉄への誘導、下の画像のようなポスターを車内に貼り『手ぶら観光の』普及啓発などを行っています。しかし、ポスターの掲示だけでは拘束力がないことが課題となってきます。
2つ目は富士山での問題です。富士山で最も問題となっているのは「弾丸登山」です。
この問題は、ただ迷惑になることだけでなく、最悪の場合命を落とすこともあるのでいち早く改善に向けて、動く必要があると思いました。
この対策としては、山梨県は令和6年度から、「ゲート閉鎖」と「通行規制」の2つの登山規制を始めました。
登山規制の効果は出ているようですが、その反面、富士登山には危険が伴うという認識が不足したまま登山する人も少なくなく、そのような人達によるゲートのすり抜けが課題です。
旅行先で地域住民の迷惑にならないよう気をつけていることを調査すると、1番多く挙がった意見はゴミの管理、分別でした。他にも、騒音やその地域のルールに従うなど多くの意見が寄せられました。
このような旅行先での配慮が広がっていくことでオーバーツーリズム問題に歯止めをかけることに繋がると思います。
今回はオーバーツーリズム問題の中の主にマナー違反に着目しましたが、ただ単に1つの観光地にキャパシティ以上の観光客が押し寄せ困っている地域もあるようでした。地域住民がどんどん観光に来て欲しいと思っていても、人手不足の影響で観光客を受け入れる充分な体制が取れずに悩んでいる地域もあります。
日本に興味をもって他国から旅行に来てくれるのはとても嬉しいことだし、訪日外国人がたくさんお土産などの買い物をすることで経済効果も期待できるので、お互いが寄り添いあってうまく共存していけるといいと思いました。