新型コロナウイルスの影響、そしてロックダウンを含めた政策の効果を判断するうえで、今後出てくるであろう超過死亡を見ていくことは重要です。ヨーロッパのデータベースであるEUROMOMOにはヨーロッパ各国の超過死亡が年代別に示されています。厳しい制限をしていないスウェーデンをはじめとして、ほとんどの国で超過死亡は減少傾向にあるにもかかわらず、UK(England)ではまだ減少傾向が見られません。これは当初集団免疫政策をとったためかもしれませんが、ロックダウンをスタートした段階ではそれほどひどくはなかったのですが。。またヨーロッパ全体で見ても14歳以下の超過死亡は実は減少しているというのも興味深いデータです。インフルエンザや他の感染症が低下していることを表しているのかもしれません。
このような一次データをにらみながら次の一手を考えていこうというヨーロッパの科学的な姿勢はすばらしいと思います。しかしこのような状況でもボリス・ジョンソン首相の人気が衰えていないとしたら(実情は知りませんが)、日本の首相とどこが違うのか一考の価値はありそうです。。
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