「地球温暖化が事故死を増やす」というと風が吹けば桶屋が儲かる的ななんちゃって研究かと思われますが、このNature Medicineの論文では、米国の38年以上(1980〜2017年)の死亡率と気温に関するデータを使用し、ベイズの時空間モデルを定式化して、パリ協定で想定されている「1.5度を超える異常高温」の年は、約1,601(95%信頼区間1,430–1,776)の負傷死が増加することを明らかにしました。死亡数増加のうち84%が男性で主に青年期から中年に発生するそうです。
Nat Med. 2020 Jan;26(1):65-70. doi: 10.1038/s41591-019-0721-y. Epub 2020 Jan 13.
Anomalously warm temperatures are associated with increased injury deaths.
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