倭人語のすすめ

倭人の言葉が残されていた。古事記の神々の多くは、秘文とされた文書を基にしていた。一音一義の倭人語を解き明かしたいと思う。

弓前文書 第2章第2節

2021-12-17 10:16:11 | 弓前文書(神文)
2200天大芽積育醸成因゛凝充垂活アオメツチムナヤコトタル a o mai tu tiu mu na yau kou tou ta ru
①ああ威大なる恵みを与える総合力の流れ(それは2201から2208に示す通り)、自然に醸され、形成され溢れ出た力の流れである。
②第2章第2節 天地の移りゆく仕組み
③我等生物が生きている地表と或る程度の高所天空、地下、所謂水圏における力の流れは、様々な力が変換し熟成され、色々な物事となって、力が溢れ出ている。
天大芽積育(天地の恵み、その流れる力※天地(アメツチ)の語源)
天大(ああ大いなる)
芽(自然の力が物に変わる局面、またその動作)
積育(増幅する力) 積(物事が増大して行く)育(力の流れ)
醸成(熟成される) 醸(醸し出す)成(物事が完成した)
因゛(その結果は定められた通りである)
凝充(形成される) 凝(固まる)充(充実している)
垂活(溢れ出ている) 垂(力が溢れ出る)活(~している)


2201虚躍日威ソラピカ so ra pi ka
①大空より降り注ぐ威大な力の流れ。
②水圏に降り注ぐ様々なエネルギーの流れ。
③大空より降り注ぐ、太陽の熱、光はもちろんのこと、晴゜も含む宇宙から来るあらゆるエネルギー。
④大空より降り注ぐ、恐ろしい程、力強い宇宙精気の不可視の生命エネルギー。
⑤空にある最大の力。
⑥鹿島神宮の祭神タケミカヅチ。御雷(ピカ)のこと。
◇古事記:タケミカヅチ。 日威に積育ツチ(増幅する力)を付け、さらに、垂異タケ(粉砕する、武)を頭につけ、垂異日威積育タケピカツチ。日威はピカ⇒ヒカ⇒イカ、ミカと変化。
虚躍(大空。この虚空に躍るもの。※空の語源。空とは、まさに何もないところに、昼は太陽、夜は、月や星が躍動するところ) 虚(何もない)躍(躍動する)
日威(太陽の熱、光、宇宙から来るあらゆるエネルギー。霊的な晴゜も含むまれる) 日(光と熱)威(大自然の変わり行く力)


2202震゜積津延プツツムノ pu tu tiumu nou
①大地から湧き上がる組織的な力の流れ。
②圧力、地圧。それから流れ出す、この大地を秩序立てる力。
③地表からも様々なエネルギーが溢れ出ている。
④香取神宮の祭神プツヌシの布土(プツ)のこと。
◇古事記:トヨフツのことだと思う。
震゜(自然の意志と力が発動する)
積(物事が増大して行く状況)
津(意図する)
延(秩序立て)


2203日成鋭ピナツ pi na tsu
①稲妻の流れ。
②一点に熱と光の力があった。雷※稲妻の語源。
③雷の力。電子の移動の力。
日(認識出来るエネルギー)
成(秩序が出来上がった)
鋭(極めて狭い。突き刺す。鋭い)


2204威哈゛育カグチ ka gu tiu
①火炎の流れ。
②恐ろしきいろいろなものを食ってしまう力の流れ。
③焔の力。電子の移動の力。
④古い言葉で火のことをカグチと言った。
◇古事記:ホノカグツチ(ホノヤギハヤヲ、ホノカガ彦)
威(大きなエネルギーが一挙に発動する)
哈゛(いろいろ食べる)
育(力の流れ)


2205澄成育スナチ su na tiu
①風の流れ。
②澄み切って出来たもの、これは当然空気。その流れ、それは風。
③空気と流れ、流体の力。
④古い言葉でスナチという言葉がある。
◇古事記:シナツ彦(風の神)
澄成(澄み切って出来たもの。空気) 澄(自然の意志と力を吸い込む)成(秩序が出来上がった)
育(力の流れ)


2206澄゛実育ズミチ zu miu tiu
①水の流れ。
②流体の力。
澄゛実(水、泉※水という言葉は、朝鮮語のミルと、このズミの合成語。) 澄゛(どんどん吸い込む)実(物質)
育(力の流れ)


2207萌延積育モノツチ mou nou tu tiu
①生き物が造り出す力の流れ。
②生物の力
萌延(生物。生き物) 萌(目に見えて物質が増加して行く)延(秩序立て)
積育(増幅する力) 積(物事が増大して行く)育(力の流れ)


2208厳渡積育イワツチ yi wa tu ti
①岩石、土砂が造り出す力の流れ。
②岩石、土砂の力、物体の力の流れ
厳渡(岩石・土砂※岩の語源) 厳(不動)渡(行き渡る)
積育(増幅する力) 積(物事が増大して行く)育(力の流れ)
 

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