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財政健全化その5、1600兆円の個人金融資産を市場に回すには?

2015-06-15 | 社会問題
ブログの良さは独創性にあるように、財政健全化も独創的に考えてみようと思います。

お年寄りの保有する資産を消費拡大へと活用する目的では、

お年寄りの老後の金銭的不安を取り除き、資金を社会貢献に向かわせる工夫が必要です。

お年寄りは貯蓄を取り崩すことを嫌う世代ですから、ペイオフだけではさらに不安を煽るだけで終わってしまう。

どうすれば1600兆円の個人金融資産を市場に開放することができるのだろうか考えてみます。

経済の原理原則を紐解くと見えてくるように、お金が流れる方向はずばり「死の恐怖」だ。

あの世にお金を持って行けない事ぐらいは百も承知だが、少なくともその寸前まではお金が無いと不安であるから、

その不安を煽るか、もしくは不安を取り除くかのどちらかだとしても、

結局、儲かるビジネスは「死の恐怖」に関係する銘柄だ。誰だって安心して最後を迎えたいのだから。

人類がやり残したことの一つに、死の概念や死の価値、死の説明不足が挙げられるが、

老人国家に於いては、死の恐怖を国家が取り除く事は死活問題である。

では、具体的にどうすれば良いのか。答えは、あの世へのパスポートです。

解りやすく言えば、戒名から国葬へである。

仏教の戒名とはあの世への不安を取り除くのが目的だから、国家が国葬によってあの世への不安を取り除くやり方だ。

その費用も国家が出す。

国家が一生を共にした日本人に感謝して国葬によっておくり出すことにより、死の恐怖やあの世への不安を取り除くのです。

つまり、死の段取りである葬儀とあの世への旅立ちには費用は要らず、従って貯金は必要ないことになります。

お金では買えないものを国家が提供するのです。国家が祈り、国民も祈りを捧げるのです。

その代りに今ある1600兆円の個人金融資産を、あの世への手土産として社会貢献や寄付、子供達への道しるべを築いてもらいたい。

私の考えでは、生まれて来る赤ちゃんへの寄付というのはどうでしょうか。

赤ちゃんが生まれて来るにもお金が掛るように、そこに投資することはあの世への土産話になると私は考えます。

とにかく、貯金を自らの不安にだけ貯め込んでいては、祖国繁栄の為になりませんから、

人生の集大成には国家と個人とのWIN.WINこそが最高の物語です。