『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

会社は働く社員のため、そして社会のためにこそある

2010年12月26日 | 心に響くことば


   『あの頃あるテレビ番組でアメリカの若いファンド・マネジャーが、日本のダイヤモンドを使っての工作作業で高い評価を持つ企業の老社長に、株主こそが大事にされるべきで彼等の利益のために会社の株を売りに出せとせっついて、老社長が断固としてそれを撥ねつけ、「君たちの考えは間違っている。会社は株主のためにあるのではない。まず働く社員のためにある。そして社会のためにこそある。株主たちの営利のために我々は働いているのでは決してない」と逆に説教するのを見て快哉を感じたことがあるが、なぜ我々はかくも容易に、アメリカという他者の言い分に我々の原則を曲げてまでして容易に従わなくてはならぬのだろうか。』


                             文芸春秋十二月号 石原慎太郎「日本堕落論」より


 
 先日訪問させて頂いたある会社の社長さんから「この記事面白かったから佐藤君も読んでみたら」と頂戴した「文芸春秋12月号」。そしてこの記事とは石原東京都知事の書かれた「日本堕落論」でした。

 2010年、今年最後の『心に響くことば』をはたして何にしようかと考えていた今日の午後、頂戴したその雑誌に載っていたその論文の中の一節に思わず膝を打ったので、論文の趣旨からは外れますが、今年最後の『言葉』として取り上げさせて貰いました。

 「企業は誰のものか?」この命題に対して自問することは随分前からありました。が、その答えは、これまで過ごしてきた時代や、その時そのときの自らの立場によって変遷を繰り返してきたと思います。そして今現在は、自分も上記の老社長のように思います。

 最近、これまでの「会社=自分」という考えというか思いが、どんどん薄らいでいく感覚を感じています(笑)。自分の中では大きな変化です。この心の中の変化が、来年どのような形になるか、今からとても楽しみです(笑)。来年も面白い年に成るに違いありません(笑)。

 さあ今年もあと5日です!

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参考にするのは、同業者ではなく、他業者

2010年12月19日 | 心に響くことば


     『参考にするのは、同業者ではなく、他業者です。』

                          五十棲剛史



 中小企業が狙うべき市場は「ありそうでない市場」だと五十棲さんは言い切ります。

 その「ありそうでない市場」は「自分のマーケット感性」で見つけます。

 はじめはどこかの物真似かもしれません。。でもそれでいいのです。大切なのは「自分らしさを追及する」こと。そうすれば最後には「それがオリジナルになる」のだそうです。

 「ありそうでない市場」。それを探すとき「参考にするのは、同業者ではなく、他業者」。答えは身の回りに落ちているかも知れません(笑)。

 さて2010年も残り2週間です。しっかり生きたいと思います。

 

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まず考える、次に考えたことを人に話す、そして、施しを受けて生かされる感謝を覚える

2010年12月12日 | 心に響くことば


『 また遠く本堂の方でで銅鑼の音が聞こえた。
  老人はそれから改めて二人の前に座り直すとゆったりとした笑顔になった。
  「古か禅宗ではな、お釈迦さんの教えはたった三つということになっとるとですたい。いわゆる座禅、辻説法、托鉢ですたいな。黄檗宗じゃ、まぁた、ちぃと違うところもありますばってん、まあ、総論て思わっさらんですか」
  林老人は茶を淹れながら、ゆっくりと耳に滑り込んでくるような、聞き心地のよい柔らかな響きの声で語りはじめた。
  「まず考える、次に考えたことを人に話す、そして、施しを受けて生かされる感謝を覚える。この三つですたいな」
  「三つだけですか」
  隆之が訊く。 』


                              さだまさし著「解夏」より

解夏
さだまさし
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 家人が借りてきて、そして御返しようとその他の本と一緒に棚の上に置いてあったのを見つけて手に取りました。

 何年か前にこの話が映画化されたとき、原作が「さださまし」さんであること、そして「解夏」と書いて「げげ」と読むことを知ったのですが、その小説を読んだりまたは映画を見たりということはありませんでした。

 今年の初め、目の不調で眼科に行き「即手術」を申し渡された際、躊躇していると、「今すぐに対処しなかったら今晩失明する可能性もあるんですよ」とお医者さんから諭され手術を受けました。

 その後暫くは、「朝起きて一番初めに確認すること」は「目が見えるかどうか」でした(笑)。「よし、まだ見える!」と確認してその日一日が始まりました。

 しかし「のど元過ぎれば熱さ忘れる」のたとえ通り、最近は「目が見えることへの感謝」が薄らいでいたかもしれません。朝目を覚ますと、今日やるべき仕事のことが頭をよぎります(笑)。

 目が見えることって本当に素晴らしいことです。生かされていることに感謝をして今週も精進して生きたいと思います(笑)。

 

 

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偶然に見つけた道であっても、たいした理由もなしにそれを変えてはならない

2010年12月05日 | 心に響くことば


   『この点でわたしは、どこかの森の中で道に迷った旅人にならった。
    旅人は、あちらに行き、こちらに行きして、ぐるぐるさまよい歩いては
    ならないし、まして一ヶ所にとどまっていてもいけない。いつも同じ
    方角に向かってできるだけまっすぐ歩き、たとえ最初おそらくただ偶然に
    この方角を選ぼうと決めたとしても、たいした理由もなしにその方向を
    変えてはならない。というのは、このやり方で、望むところへ正確には
    行き着かなくても、とにかく最後にはどこかへ行き着くだろうし、その
    ほうが森の中にいるよりはたぶんましだろうからだ。』

                       デカルト「方法論序説」谷川多佳子訳


方法序説 (岩波文庫)
デカルト
岩波書店


 初めは自信と確信をもって歩き出した「道」、そしてやり始めた「仕事」であっても、ちっとうまくいかなくなると、「この道は違うのではないか」、「この仕事は自分には合っていないのではかない」と疑いたくなるものです。

 でもその都度道を変えていては、ちょうど「森の中で道に迷った旅人」が「ぐるぐるさまよい歩く」ように、いつまで経っても森から抜け出すことはできません。

 道に迷ったらぐるぐるさまよい歩いてもいけないし、まして「一ヶ所にとどまっていてもいけない」のです。森の中で道に迷ったら、「いつも同じ方角に向かってできるだけまっすぐ歩き」続けることが大事です。

 自分が決めたことをただひたすら淡々と日々こなすこと。地味ですが、何かを成そうとするのであればこの道しかないような気がします。

 さて12月も第二週です。今週も元気にコツコツとやって生きたいと思っています(笑)。



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陰翳礼讃(いんえいらいさん)

2010年11月28日 | 心に響くことば


   『玉(ぎょく)のように半透明に曇った肌が、奥の方まで日の光りを吸い取って
    夢みる如きはの明るさを御んでいる感じ、あの色あいの深さ、複雑さは、西洋の
    菓子には絶対に見られない。クリームなどはあれに比べると何と云う浅はかさ、
    単純さであろう。だがその羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、
    肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、ひとしお瞑想的になる。
    人はあの冷たく滑かなものを口中にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊に
    なって舌の先で融けるのを感じ、ほんとうはそう旨くない羊羹でも、味に異様な深み
    が添わるように思う。』


                     谷崎潤一郎「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」

陰翳礼讃 (角川ソフィア文庫)
谷崎 潤一郎
KADOKAWA / 角川学芸出版



 ケーキやタルトといった西洋のお菓子も良いですが、やはり私は「和」のお菓子が好きです。

 夕食後、とてもリラックスした状態で頂く緑茶と羊羹は格別です。一服する度に脳の疲れが和らいでいくようです(笑)。

 今日の午後、やはり濃い目に淹れたお茶と羊羹を頂いているとき、家人が唐突に「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」って読んだことある?といって教えてくれたのが上記谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」の「吸い物椀」の中の一文です。

 これは昭和8年の12月そして翌9年の1月「経済往来」に掲載された随筆だそうですが、読んでみると結構面白いです。

 さて今週は11月最後の週であり、12月の第一週でもあります。誠に早いもので今年もあと1ヶ月です。暴飲暴食を慎み、早寝早起きで最後の一ヶ月を過ごしたいと思います(笑)。



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未来から物事を考える

2010年11月23日 | 心に響くことば

 今朝通勤途中のバスの中で読んでいた本によると「人間の行動や思考パターンは大きく3つに分けられる」とのことです。

 すなわち、
 ・過去の出来事に引きずられて生きている人
 ・今の延長線上で未来を考える人
 ・未来から物事を考え生きている人

 そして上記3つのパターンのうち、「一番多いタイプ」が二つ目の「今の延長線上で未来を考える人」だとのこと。んーん、たぶん自分もそのパターンだと思います(笑)。

 一方、会社を成長させていく経営者の中には三つ目の「未来から物事を考え生きている人」のタイプが多いとのことです。

 「常に未来から今を見つめ、そのために何をすべきかを考え行動していく。」

 その箇所を読んでいるとき、バスは丁度ラッフルズプレイスの高層ビル群の前の橋に差し掛かりました。左手にはマリナベイ・サンズとマーライオンが見えます。未来に今見えているこの風景がどう変わるのか、しばし考えてみようと頭をひねりましたが、何も浮かんで来ません。どうも私はその能力に欠けているようです。これではいけません。

 日ごろから未来に立脚して物事を考えるクセをつけようと思った次第です(笑)。


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生き残ることで逆に死ぬことの怖さを知った

2010年11月21日 | 心に響くことば


   『何度も言うように、私が生き残れたのは宮部小隊長の列機で
    いたからです。そして、生き残ることで逆に死ぬことの怖さを
    知ったのです。今だから言えますが、ラバウルに来た当時は、
    死ぬことをまったく怖れてはいませんでした。十九歳の若者に
    命の尊さなどわかるはずがありません。おかしな喩えですが、
    たいした金額ももたないでギャンブルに行き、どうせ負ける
    だろうと思って平気で全額を賭けていたようなものです。
    しかしどうしたわけか勝ち続けると、いつのまにか恐怖を覚え、
    負けたくないと思い始める気持ちのようなものでしょうか。』


                  百田尚樹著「永遠の0(ゼロ)」より

永遠の0 (講談社文庫)
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講談社

 
 今週末この「百田尚樹著 永遠の0(ゼロ)」という小説を読む機会に恵まれました。先日友人から貸してもらった本です。

 私はこの物語の登場人物たちのような非常に過酷な状況に身をおいた経験はありませんが、これまでの経験を通してその言葉の意味がなんとなく分かるような気がします。

 もう少し対応が遅かったらこの世に存在していなかったのではと思える体験を近年したことがあります。“どうでも良い”、とは思っていませんでしたが、それまでは自分の命をあまり大切に扱ってこなかったという反省が病後心の中に芽生えました。“いつ死んでもいい”から“一日でも長く生きたい”に変わったのもその時の体験を通してです(笑)。

 今はまだ死ねません(笑)。そう思って「努力ができる」今のこの世は本当に素晴らしいし、またその中で生かされていることは本当にありがたいことだと思っています(笑)。

 さて11月も後半戦です。しっかりと生きて行きたいです。



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 以前は


景気の動向ではなく、社長の頭の中が決めている

2010年11月14日 | 心に響くことば


     『私は、不景気かどうかは、特に中小企業の場合、世の中の景気の
      動向ではなく、社長の頭の中が決めているのだと思います。』

                              五十棲剛史


 船井総研の五十棲さんの言葉です。

 日々いろいろな企業の経営者の方々をお会いしている五十棲さんは、「挨拶のときの第一声で、その人の事業の状態、そして未来までわかることがある。」と言います。

 その中でもっともそれがわかる「経営者の挨拶」は、①「なかなか景気は良くならないですね・・・」、②「同業他社はどうですか?」の二つだそうです。そして次のように言い切ります。

 『こういった挨拶をしてきた経営者で、事業を伸ばす人は一人もいない。』と。

 これまでの自分を省みて正直に言うと、まさしく上記の“ダメ経営者の言葉”を吐いたことも何度かありました。

 確かに仰るとおりで、うちの事業のサイズではたとえ景気が悪くても、自分の考え方や努力次第で、“のびしろ”はまだまだあります。

 言葉は言霊といってそれ自体にエネルギーがあります。世の中、どんなことでもチャンス。何が起こってもチャンスです。

 今週も、自分の口からでる言葉は常に、前向きでポジティブなものを使って生きたいです(笑)。


 

おれが浮いてるわけがない。
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「成功」に必要とされるさまざまな資質

2010年11月07日 | 心に響くことば


     『「成功」に必要とされるさまざまな資質を整理すると、

      ・どこからフィードバックが来るかは、偶然(運)です。
      ・そのフィードバックを聞きとれるかどうかは能力です。
      ・正しい方向がわかったとして、一歩を踏み出せるかどうかは決断です。
      ・その方向に歩きつづけられるかどうかは努力です。

      実際に行動しているうちにフィードバックは変わってきます。突然聞こえなく
      なったり、ネガティブなものに変わってしまうこともあるでしょう。

      ・そのとき、立ち止まったり方向を変えたりできるのが勇気です。

      ここでいいたいのは、最初のフィードバック(偶然)がなければ永遠に森から
      は出られないということです。』

                橘玲著「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
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 私は当該図書を読んではいないので、もしかしたら少し違っている箇所もあるかも知れませんが、先日友人からメールで、「先日読んだ本にこんなことが書いてあった。(中略)なるほどそうかも知れない。」と上記の本を紹介してもらい、私も面白いと思ったのでご紹介致します。

 前後の内容は分かりませんが、この部分で著者が、「ここでいいたいのは、最初のフィードバック(偶然)がなければ永遠に森からは出られないということです。」というところを強調しているところを少し考えて見ました。

 我々は常に何かしらの思いを心に抱きながら行動しています。行動は心の中の表れであるとすれば、その行動の結果として起こったことのそもそもの原因は「心=思い」に帰結します。

 どのようにしたらその「フィードバック、偶然、または運」が自分に訪れるか?その常日頃の心の持ち方は既に世のいろいろな本の中に書き表わされ、そして先人たちによって実証済みの「素直さ」であると思います。

 それが土台となりその上に、能力、決断、努力、勇気、そして更なる運が構築されるのだろうと思います。

 以前私は大変な頑固者でした(笑)。若いときの自分はそれで良い思っていました。起業してしばらく経ったあと、少し息がつけるようになったときに、ある起業の先輩から言われたことがあります。

 「これまで佐藤君の近くにいて、多くの人たちが佐藤君のことを思っていろいろと良いことを教えてくれていたと思うけど、佐藤君は何ひとつ耳を貸さなかった。何か一つにでも素直に耳を傾けていたら、もっと良くなっていたと思うよ。」と。

 私はその時、一気に酔いが醒める思いがしたのを今でも鮮明に覚えています。もちろん心当たりが沢山あったからですが、それまでの素直でない傲慢な自分に対してとても恥ずかしい思いをしました(笑)。

 「成功」の定義は人によってそれぞれ異なると思いますし、それが自然ですが、すべての人のどの「成功」にも必要とされる資質をひとつあげるとしたら、私はやはり「素直さ」をあげたいと思います(笑)。

 さて今週も始まります。素直な一週間を過ごせれば良いと思います。


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平凡な中に真理がある

2010年10月31日 | 心に響くことば


      『悟りの機会をつかむか否かということは、眼の前の光景によるのではなく、
       それを見るわれわれの心にあるといえるだろう。釈迦は菩提樹の下で暁の
       明星を見て、悟りを開いたといわれている。暁の明星は悠久の昔より輝い
       ていて、昔から多くの人々がこの明星を見ていた。しかし、明星の輝きを
       見て悟りを開いたのは、釈迦ただ一人だった。』


                              鎌田茂雄著「観音のきた道」

 

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 とかく私たちは、大事なものは、どこか遠くへ行かなければ手に入らないのではないかと思い勝ちです。大事なものはどこか遠くにこそ存在し、それは実は、自らの足元に、それも以前から存在していたということに気づくには、なぜか時間を必要とします。

 “昔から「真理は足下にあり」といわれるが、仏の悟りは、決してこの世の中とまったくかけ離れたところにあるのではなく、われわれの足もとに、眼の前に、悟りの機会はいつでもある。われわれの眼の前に展開する光景は一見平凡であるが、その平凡なことがらの中に真理があるのである。”(同書P67)

 大事なものは全て近くに、そして足もとにそろっています。今何か悩みや問題を抱えているとしたら、その答えはもしかしたらその物事を見る自らの心の持ち方にあるかもしれません。「全ては心によって生じ、そして心によって滅する」、と言います。

 さて今週から11月です。早くもあと2ヶ月で2010年も終わりです。引き続き一歩一歩生きて行ければと思っています。




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変化に対して、どう生きていくかでその人、国、組織の人生がまるで変わる

2010年10月24日 | 心に響くことば


     『変化に対して、どう生きていくかでその人、国、組織の
      人生がまるで変わる。』


                             五十棲剛史


 今から10年後の世の中、そしてさらにその10年後、世の中がどのように変わるか、または変わっているかを予測するのは容易なことではありません。

 ただ「変わるだろう」ことは誰もが感じていることだと思います。過去の10年間を振り返えれば、これからやってくる「変化」は、これまで同様、いやこれまで以上に物凄いスピードで訪れるだろうことは、想像するに難しいことではないと思います。

 そういった「変化に対して、どう生きていくかでその人、国、組織の人生がまるで変わる」と、五十棲さんは言います。そしてこれからは人も国も組織も4つのタイプに分かれるだろうと予測しています。曰く、

 ・変化を否定する人(国、組織)
 ・変化を受け止めることの出来る人(国、組織)
 ・変化を予測し行動できる人(国、組織)
 ・変化を作り出すことの出来る人(国、組織)

 またこれからの時代はこれまでの「教科書どおりの経営をしても上手くいかない時代」であり、「ココにしかない価値をどうつくるか、そしてそれをどう磨き、どのように拡がっていくかなどは、教科書になく、予測される変化、その会社の経営資源などを肌で感じながら最適の答えを出していくことが大事」だと指摘しています。

 これまでのケーススタディーや成功事例にはない会社や個人そして社会が出現する予感がします。自分にとってそれは結構ワクワクもので、そのような時代に生まれ合わせたことを幸運と思います(笑)。

 さて今週は10月の最終週で、かつ自分の誕生日の週でもあります(笑)。今週もまた一所懸命生きたいと思っています。


 

なぜ、あなたは働くのですか?―仕事を通じて幸せを手に入れる 人生で大切なのは、そんな「天職発想」です
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慈悲とは何か

2010年10月17日 | 心に響くことば


     『仏教で慈悲というと、仏が衆生をあわれみ、いつくしむこころをいい、
      さらに衆生に楽を与えるのが慈であり、衆生の苦を抜くのが悲であるという。
      すなわち与楽(よらく)を慈といい、抜苦(ばっく)を悲という。』

                             鎌田茂雄著「観音のきた道」


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 例の如く古本屋の「この棚どれも1.5ドル」の本棚で目に留まった本です(笑)。カバーが無くなっているのは残念でしたが、読み始めてみると結構面白い。

 近年自分の内底から湧いてきた何かがきっかけとなって現在の興味とこころは神道へ回帰しているのですが、若い頃は、それこそゴーギャンではないですが、「自分はどこから来てそしてどこへ去るのか」という命題を真剣に考えて居て、興味とこころは仏教へ傾斜していました。そのころタイとスリランカの仏教遺跡を廻ったのそれが縁でした(笑)。

 さて「観音」ですが、シンガポールでも「観音信仰」は大変盛んです。旅行者用ガイドブックにも必ず載る「観音寺(クワンイン・テンプル」はあまりにも有名です。住宅街を散歩すると、家の中に大きな観音像を祀っている華人系のお宅も多々目にします。お願いする内容は何であれ(笑)、観音様はシンガポールでも大人気です。

 シンガポールで目にする観音像は、多くの場合柔和なお顔をした女性のように描かれているせいか、観音は女性の菩薩だと思っている人が多いようですが、実はそうではないようです。一瞬「えっ!?」という感じですが、一方で観音は男性でも無いそうです。

 「男性にも女性にも、ありとあらゆる姿に刹那に現じるのが観音の相(すがた)P20.」、「観音の真の相(すがた)は何かといえば、それは宇宙の生命そのものであろう。それは無相なものである。虚空のようなものであるといってもよい。形はないのである。無限の生命そのものが観音の本質だと考えてよい。P22.」だ、そうです(笑)。

 さて、10月もあっと言う間に後半戦です。できるだけ慈悲のこころで接することができるよう精進して生きたいと思っています。


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良い絵とは

2010年10月10日 | 心に響くことば


     『良い絵とは、ああっと言うだけで、ものが言えなくなるような絵だ。
      どうだこうだと言える様な絵、言いたくなる様な絵は大した絵ではない。』

                                    横山大観

 



 2010年10月10日と「10」が並んだ今日の日曜日、知人の画廊で催された「Xing Qing Xi」という西安出身の画家の展覧会初日に友人と一緒に出かけて来ました。

 画風は先に頂いていたパンフレットで少し知り得ていましたが、実際の色の具合はパンフレットの印刷よりもはるかに薄めで、それから受ける光の印象は、やわらかく感じました。やはり印刷と実物は、照明などの光の反射の具合もありますが、全く別物です。

 自らに画才はないものの、絵を「観ること」は昔から大好きで、東京で勤務していたころはオフィスの場所が銀座だったこともあり、当時周辺にあった画廊はほぼ回ったと思います。

 その中のある画廊のご主人からは特に親切にしてもらいました。ご本人も画家だったご主人から、絵について、絵の見方についていろいろと教わりました。今ふとご主人のこんな言葉を思い出します。

 「うちの店に絵を見に来られる人の中には、“これは何を描いているのか”“あれは何を描いているのか”といろいろと尋ねられるけど、僕は絵って、“この絵を好きか嫌いか”だけでいいと思うんだ。小鳥のさえずりに耳を傾けるとき、“あの鳥たちは一体何について話をしているのだろう”と考えたり理解しようと努めたりせず、たださえずりに耳を傾けるだけのように、絵を観るときもただ観て、それで好きか嫌いかでいいんじゃないかと思う。」

 その画廊のご主人と最後にお会いしたのは、私が仕事で東京を訪れた2003年ですが、その際頂戴した油彩の自画像は今シンガポールにあります。

 さて今週から10月も半ばに差し掛かります。しっかりと生きたいと思います。


 

気魄の人 横山大観 (別冊太陽 日本のこころ)
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平凡社



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劒岳<点の記>

2010年10月03日 | 心に響くことば


   『雨がこのまま続くか、晴れるかは蓑を着て歩いてみると
    よく分かります。湿気が蓑の中にこもるようなら、雨は
    降り続きますが、湿気が蓑の中にこもらないようになると
    雨は上がります。今、枯れ木を探しにそのあたりを歩いて
    みましたが、蓑の中に湿気はこもりません。雨は降って
    いますが、この雨は続く雨ではなく、やがて止む雨です。
    雨足の音でも分かります。まず間違いなく、夜半ごろ雨は
    上って、冷えます。そして明日は上々の天気となるでしょう。』

                    新田次郎著「劒岳」より

劒岳 〈点の記〉 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


 小説はそれなりに読みますが、感情が移入されるもの、またはそうでないものいろいろとあります。

 先週この著名な山岳小説を、朝夕通勤電車の中で読み始めた頃からか体調に変化を感じました。

 大雪渓を勇敢に登山する小説の登場人物たちの姿を、あたかも自分もその場で見ているような感覚になり過ぎ、また彼らと一緒に吹雪や暴風雨を感じてしまったせいか、風邪を引いてしまったようです(笑)。

 この小説は日露戦争直後、前人未到といわれ、また決して登ってはいけない山と恐れられた北アルプスの劒岳山頂に、測量のための三角点設置の命令を受けた主人公、測量官の柴崎芳太郎と彼を支えた測夫、そして人夫たちの物語です。

 上記の言葉は、劒岳登頂前夜。常用人夫の宇治長次郎が測量官柴崎芳太郎に語った言葉で、それによって柴崎測量官は翌早朝の決行を決断します。明治40年、西暦1907年7月の物語です。

 それにしてももう一つの驚きは「蓑」です。ただ雨風を凌ぐだけではなかったのですね(笑)。湿気が蓑の中にこもる、こもらないという感覚は一体どのようなものでしょう。現代においてはもう知る機会はなくなりました。

 さて10月が始まりました。あと三ヶ月で2010年も終わります。登山で言えばまさに天幕を後にして最終登頂を試みる頃だと思います。足元をしっかり確かめながら生きたいと思います。


 追記:
 書き終わった後に少し検索してみて分かりました。昨年この小説が映画化されていたのですね。まったく知りませんでした(笑)。映画のサイトはこちらから→映画「劒岳

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未来とは「今」

2010年09月26日 | 心に響くことば

      『過去の因を知らんと欲せばその現在の果を見よ。
       未来の果を知らんと欲せばその現在の因を見よ。』

                            心地観経


 個人であれ国であれ「因果は巡り」ます。

 最近はいろいろなことが多いです。

 未来とは「今」です。「今」どのような考えでどのような行動をとるかが未来に成ります。

 個人であれ国家であれ「今」を大事にせずして良い未来はありません。


 
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