『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

不幸の中に隠されているもの

2010年04月12日 | 就職や転職についてあれこれ

 「不幸には必ずそれと同等の価値が隠されているのだ。」は、今不安の中を歩まれている人たちにとって、その前方を照らす灯りとなる言葉だと思います。

 商売柄いろいろな人たちの就職活動に接して来ました。直ぐに決まる人、なかなか決まらない人、十人いれば十人分の就職活動があります。

 今私がお付き合いしている方は、もうかれこれ、就職活動も3ヶ月目に入ります。へたへたと成りかけることも多々ありますが、その都度起き上がってまた前に進みます。

 「就職活動には明るさが大事」。その方を傍らで見ていていろいろと学ばせて頂いています。今の大変さにはきっと大きな意味があるし、またその中には間違いなくそれと同等の価値がある、そう信じています。


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離職は「辞表」が全て

2010年04月08日 | 就職や転職についてあれこれ

 シンガポールの現地採用として企業に入社する際、通常「雇用契約書」に企業と候補者双方がサインをします。

 その「雇用契約書」には、ポジションのタイトルや、お給料、有給休暇の日数や病気休暇の日数などと一緒に、「その会社を辞めるとき」のことも載っています。曰く、「辞める際は○ヶ月のノーティス(通知)が必要」と。

 一般的には「双方1ヶ月のノーティス(通知)を持って離職、または離職してもらう。」となっていますが、それは役職によって異なります。重要度が高いポジションの場合、または代わりの人材が見つけにくいポジションの場合は、2ヶ月、3ヶ月または6ヶ月とその「ノーティス・ピリオド(通知期間)」も違ってきます。

 ただシンガポールの場合、たとえば、離職に際して3ヶ月の通知期間が必要な人が、1ヶ月の通知期間で辞めたいとした場合、会社側がその1ヶ月ノーティスの辞表を受理したら、その時点で「労使双方が合意に達した」とみなされ、あえて雇用契約書には立ち返りません。つまり雇用契約書に3ヶ月と書いてあっても1ヶ月で辞められる、ということになります。
 
 たまに、辞表を会社側から半ば強制される形で提出した人の場合、雇用契約書に立ち返ってよく見てみたら、離職に際しては3ヶ月のノーティスまたは3か月分の給与の支払いが必要、と書いてあるからといって、辞表を提出してそれを受理されてしまった後では、もはや会社側と保障について交渉することは出来ません。裁判に持ち込んでも費用は掛かるし勝つのは難しいと思います。辞表を提出して受理されたので、離職に際して全ての条件で「労使双方が合意に達した」とみなされるからです。

 離職に際しては「辞表」が全てです。

 今日この記事を書いたのは、たまたまこのブログの「アクセス解析」を見ていたら、お伝えした内容を検索している方々がいらっしゃったからです(笑)。決して皆さんに離職を勧めるためではありませんので誤解なきようお願い致します(笑)。それでは!


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面接時間の長さ

2010年03月05日 | 就職や転職についてあれこれ

 「面接時間の長さ」を気にされる方が多いです。

 一般的に、面接時間が短いとダメかなあと思い、長いと可能性があるのでは、と思い勝ちですが、短くても受かる人、長くても落ちる人がいることを思えば、必ずしも面接時間が短いのが悪くて長いのが良いとは言えません。

 先日うちから面接に行って頂いた方の面接時間は約15分程度でしたが、面接後直ぐに内定が出ました。一方1時間以上に及んだあるケースは、面接後フォローアップの電話したら「検討させて頂きます」の一言もなく即NGでした。

 そうした事例も少なからずありますから、「面接時間の長さ」はあまり気にしなくとも良いと思います。面接時間を長くすることに心を砕くのではなく、聞かれたことに誠心誠意答えることに心を集中させるのが良いと思います。

 面接に際して、もしご自分が緊張される方でしたら、「面接官を逆に面接してやる」くらいの意気込みで臨むのも良いかと思います(笑)。

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運が良いって大事?

2010年03月03日 | 就職や転職についてあれこれ

 先日、うちから採用して頂いたお礼に企業さんへお訪ねしましたら、社長さんがとても面白いことを仰っておりました。

 「運が良いということは、その人が持っている素質として大切だと思うんですよ。」

 社長さんは甲乙付けがたい3人の候補者の中から1名採用を決める際、面接で聞いたいろいろな話の中から「この人、運がいいな」と思える人に決めたそうです(笑)。

 3分の1の確率で決まった候補者さんは「運良く」うちからの紹介でした(笑)。私も運が良いです(笑)。
 

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レジュメの写真は面接の機会を得るのに重要か?

2010年01月26日 | 就職や転職についてあれこれ

 レジュメを提出して頂く際には「写真」の添付をお願いしています。

 うちの場合は「3ヶ月以内に撮影した」写真、ということでお願いしています。ところが実際お会いしてみるとレジュメの写真と大きく異なる方々も結構いらっしゃいます(笑)。

 先日うちに来てくれたYさんもその一人でした。明らかにレジュメの写真と現在のご本人との間には数年ではきかない開きがあるように感じました(笑)。

 そのことを「思い切って」Yさんに尋ねると?

 「自分の歳になるとなかなか面接の機会を得ることさえ難しくなってきます。企業さんは若い方を希望されますから。でも一度お会いして頂けさえしたら、自分は歳に割には若く、そしてエネルギッシュで能力もあることをアピールできると思うのです。なので、“まずは面接の引き合いを得ること”、これを念頭に置いて就職活動をしているのです。人材エージェントさんの中にも、まずは面接に呼ばれないことには話が始まらないので、多少以前の写真であっても見た目が良い写真を使うことを薦めているところもあります。」

 “一体どこのエージェントがそんな事を言ってんじゃあーい!!?”と思わず突っ込みたくなりましたが、Yさんの「申し訳なさそうな」表情をみると、それが出来ず、ただ「そーですかー。」と相槌を打った次第です(笑)。

 皆さんどー思われますか?

 私は、レジュメはやはり「現在の」現時点のその人物を写した写真でなくてはならないと思います。そうでなくてはレジュメの意味をなさないのではと思う一人です。「レジュメの写真は面接の機会を得るのに重要か?」と訊かれれば、重要でない、とは言い切れない。写真の印象はきわめて大事です。ただそれよりも経験や知識、そしてやる気など写真よりも重要なポイントはいくつもあります。むしろ、写真であれば、少々手間を掛けて本格的なスタジオで撮ってみたりと、より良く見せる工夫が出来ますが、学歴や経歴でそれをやってしまったら、それこそ“履歴書詐称”になってしまいます。

 実際の現場では写真がないレジュメも多いです。幸いにしてうちのオフィスの壁はベージュ系ですので、レジュメに写真がない方、そして余りにも現在と異なる方の場合は、私が私のデジカメ(いつも猫を撮っているデジカメ)で、カシャっとやらせて頂いております(笑)。

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名刺

2009年12月18日 | 就職や転職についてあれこれ

 通常、うちからご紹介して入社された候補者さんに対しては、入社後1ヶ月から1ヶ月半ぐらいをめどに“フォローアップ”の会社訪問をさせて頂いています。

 先日もあるお客様のところへお伺いし、改めて企業さん(多くの場合は採用のご担当者と直属の上司の方)と候補者さん(既に入社されているので“候補者さん”というのは的確ではありませんが、)と面談させて頂きました。

 まずは企業さん、今回は社長さんでしたが、その社長さんと話をさせて頂きました。そこでうちから紹介させて頂いた候補者さんの様子やパフォーマンスをお聞きして、とても評価が高かったのでこちらも思わず自分のことのように嬉しくなります(笑)。

 そして次は候補者さんです。久し振りにお会いするので少し緊張しながら、そして少し心配も入り混じったような気持ちで会議室でお待ちしていると、そのBさんが入ってこられました。その時のBさんの笑顔を見て、私はその緊張と心配が一気に吹っ飛んでしまうのが自分でも分かりました。

 一通りの挨拶を済ませると、Bさんが少し恥ずかしそうにしながら『名刺を頂きましたので、』と言いながら、名刺を下さいました。そのときのBさんの笑顔、最高に素晴らしかったです。

 名刺。たかが名刺ですが、不安と期待が入り混じった候補者さんが入社して、入社日に名刺が用意されているかどうかって、結構大事だと私は思います。

 企業さんによっては、3ヶ月の仮採用期間が終わって本採用がきまったら名刺を渡すというところもありますが、私は入社、つまり着任したとき、名刺を用意して頂いているかどうか、そんな小さなことですか、候補者さんにとっては、自分の扱われ方、期待されている度合いなど、結構敏感に感じてしまうことのひとつではと思います。つまり、「よし、やったろ!」という気合と言いますか、モチベーションが違ってくるのではと思います。

 名刺、たかが名刺かもしれませんが、入社時、まだ「海とつながる川の河口」の川の水と海の水が交わったところにいるような候補者さんにとって、早く“海の水”(企業文化)に慣れるようにしてくれる「小さな配慮」は、その後「大きなモチベーション」になるのではと思います。

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覚悟

2009年12月11日 | 就職や転職についてあれこれ

 今日あるお客さんのところにお邪魔してお茶を頂いて来ました。

 その際、話の話題に上ったのが、「(人材が)短期間で辞める」のは何が問題か、どこに問題があるのか、ということです。

 それは企業に原因がある場合もありますし、人材に原因がある場合もあると思います。そして我々人材紹介会社にも原因がある場合もあると思います。

 こんな時私がよくお話するのは「覚悟」という言葉です。ちょっと古臭いのですが、英語で言うところの「コミットメント」になるでしょうか。自分のことを棚にあげて言うわけですが(笑)、採用する側もされる側も、紹介する人も、それぞれの「覚悟」が、近年インターネット登場後は特に、希薄になってきているように感じます。

 とても重要な命題です(笑)。折を見てまた書きたいと思います。

 今日は金曜日。皆さん良い週末をお過ごし下さい!


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英語よりも業務知識と経験が大事

2009年10月29日 | 就職や転職についてあれこれ

 今日もあっと言う間に一日が終わりこれからブログでも書こうと思った矢先、出かける用事が入りました。ということで今日は、昨日発行した(超久し振りに)メルマガで書かせて頂いた記事を転用させて頂きます。横着して済みません(笑)。

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 皆様お変わりありませんでしょうか。セールスブリッジの佐藤です。

 10月ももう終わろうとしています。シンガポールは相変わらず暑いですが、日
本はもうすっかり肌寒くなっている頃と思います。

 今回のテーマの【英語よりも業務知識と経験が大事】はシンガポールでの就職に
ついてのお話です。

 日本からシンガポールでの就職を目指して来れた方々とお会いして、そしてお話
をさせて頂いて感じることは、「自分の英語レベルではシンガポールでの就職は難
しいに違いない」と思われている方々が多いということです。

 その場合、「まずは英語を勉強」ということで就職を目指す前に語学学校への入
学を検討される方々が多いかと思いますが、私から見ますと、そのように「謙遜」
される方々の中にこそ、就職を希望して就職活動をすれば直ぐに仕事が見つかる、
企業から内定が出るのではと思われる方々が多いです。

 シンガポールで働く場合、確かに英語の読み書き話す能力は必要です。でもそれ
は英語を母国語とする人たちと同じくらいのレベルを求められている訳ではありま
せん。英語よりも重要なのは何か?私は、それは「業務知識と経験」だと思います
。何か特定の業務や仕事に精通しているということの方が、英語がキレイに話せる
ということより大切です。

 「足は思い切って踏み出せ。目的地に早く着けるし、靴の減りも少なくて済む。」

 昔見た映画の中での台詞ですが、今でもよく覚えています。「自分の英語力では
・・・」とお思いの方、是非思い切って一歩を!

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せめて住宅手当があれば

2009年10月21日 | 就職や転職についてあれこれ

 お昼友人と食事をしていた際シンガポールのインフレの話になりました。

 その友人も私も十数年シンガポールで住み暮らしています。

 食料品はじめ、バスや電車やタクシーなどの乗り物、その他あらゆるモノがこの十数年間で値上がりしています。

 唯一、それほど変わっていないもの、いやほとんど変わっていないもの、いやむしろ少し下がったのではと思えるもの、それは我々日本人現地採用のお給料ではないかと思います。

 これは笑えません。私が来た当時は1シンガポールドルが日本円で80円に近くだったものも、今や1シンガポールドルは65円ほどまで円高になっています。

 物価上昇と円高のダブルパンチ。お給料のほかにせめて住宅手当があればと思わざるを得ません。


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レジュメを通して感じる人々の不安

2009年09月15日 | 就職や転職についてあれこれ

 9月も早いもので半分来てしまいました。歳のせいなのか(?)時間が経つのが物凄く早く感じられる今日この頃です(笑)。

 シンガポールの人材市場には毎年決まったパターンがあることは、このブログでも何度かお伝えしたかと思います。通常8月を過ぎると転職しようという人の動きが少なくなって来るのは、皆さん12月に支給されるボーナスを当てにしていて、「今早まって転職するよりも、もう少し我慢して12月のボーナスを貰ってから転職しよう。」という思惑が働くからだと言われています。そのため、通常9月から年末にかけては、人材屋としては中途市場から適材を探す際は苦労することが多いです(笑)。

 ところが今年は、この時期になっても例年よりも人の動きや流れがまだ盛んなような気がします。例年より多くの人たちがこの時期まだ転職活動をしています。多くのレジュメを読んでいて感じるのは、人々の「不安」です。それは面接時に「近々部門が縮小なるので解雇されるかも知れないから」ということを、転職希望の理由として実際聞くことがあります。また既に「解雇」されているケースもやはり今年は多いですね。それはニュース報道よりも実際は多いのではという肌感覚があります。

 さてこれから後半、そして来年はどうなるのでしょうか。企業の採用は今、今年前半の「我慢の時期」を抜け出したかのような活発さを感じる時もありますが、それでも一般的には、「昨年のリーマン・ショック以前の数字(従業員数)にはとうてい戻っておらず、その後の大量解雇に伴って生じた欠員を今少し補充しているだけ」などと言われたりしているようです。

 どこの国でもそうだと思いますが、仕事=生活ですので、「仕事がない」とう不安を取り除くのがその国のリーダー達の仕事だと、私なんぞが偉そうに言ってしまって良いのか分かりませんが、そんな中でシンガポールは良くやっている方だ、と、思います(笑)。

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履歴書的生き方をちょっと変えてみる

2009年08月12日 | 就職や転職についてあれこれ

 今日のシンガポールは朝から快晴で、日中は気温もあがり暑い一日でした。

 今日もいろいろな人との出会いがありました。そういった意味では「瞬く間に」一日が終わってしまった感じがします(笑)。

 いろいろな候補者さんとお話していて、感じることがあります。それは「履歴書的な生き方」というか、具体的に言うと、履歴書に沿って人生を歩んでいる方々が少なからずいるのではということです。

 「自分が○○をしたいから」という理由ではなく、「○○社の後には△△社に入ることができれば履歴書も良く見える」。かなり極端な例ですが、お話をしていてこんな印象を受ける方々がおります。

 確かに異業種への転職は困難を伴う場合が多々ありますが、「履歴書的な生き方」をちょっと変えてみるとこれまでとは違った発見や出会いがあるかもしれません(笑)。

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突然の解雇に対処する

2009年07月20日 | 就職や転職についてあれこれ

 先日私の知人が勤めていた会社から突然「解雇」されました。

 それまで何の前触れも、そして警告レターも貰っていなかったというので、本人にとってはとてもショッキングであったようです。

 こんなことを今ではスラッと書いてしまう私も、以前、それまで勤めていた会社から「1週間の通知」をもって(こちらでは、1週間ノーティス、と言いますが、)解雇された経験があります。

 そんなときって、一所懸命そこでの仕事をやっていたらいただけ、心への負担はものすごいものがあります。

 一所懸命やっていたので、自分がなぜ解雇されるか分からないものです。企業側からはある程度理由の説明はあるものの、それは得てして耳には入りません。そして、(私の場合ですが、)人と会って、「どうしたのだ?」と聞かれる度に、「実は。。。」から始まって、とーとーと、「自分には非がない。あるのは向こう(会社側)だ。」ということを説明することに膨大なエネルギーを使ったしまいます。

 物事は絶えず変化しています。そのときは気づかなくとも、時間が経てば「ああ、あの時不毛な議論に時間を無駄遣いしてしまった」という考えに行き着きます。その気づきは「名医」と言われている「時」が傷ついた心を癒してくれたのでしょうか。そうとも言えるかも知れませんが、やはりそれまでに失った膨大な時間は返ってきません。

 人生には「3つの坂」があるとよく言われます。「上り坂」、何をやっても上手く行くとき。「下り坂」、何をやっても上手くいかない。そして最後の坂は?「まさか」。「まさか!こんなことが自分の身の上に起ころうとは!」とみんな思ってしまいます。でもこの「まさか」は人生において結構通る「坂」です。

 まさかの解雇に直面したら、こう思いましょう。「人間として否定されたのでは決してなくて、今が卒業の時なのだ。自分の才能や能力はここでは発揮できないし伸びない。ここにこのまま居続けてはお互い不幸なのだ。今日で卒業して、また新たなところを探そう」と。そして「今回のことは、すべて自分の成長のために起こったことだ」と思うのが良いと思います。

 今夜はその知人にご飯をご馳走する約束をしているので、これから出かけてきます(笑)。

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辞めてから探す

2009年07月02日 | 就職や転職についてあれこれ

 今日、日中のシンガポールの天気は快晴でした。商売も今日のような天気にあやかりたいです(笑)。

 さて、最近シンガポール人を面接していて感じることなのですが、「会社を辞めてから転職活動をする」人たちが増えているように思います。

 日本人感覚としては、転職活動をするにあたって「これまでお世話になった会社に、後ろ足で砂をかけて出て行くようなまねはしたくない。また在職しながら転職活動をすのはどうもいやだ。ここはしっかり引き継ぎをして退職した後に転職活動をしよう。」となり、辞めてから転職活動をするのは、取り立てておかしなことではないかも知れません。(現代の感覚は分かりませんが、私が20代の頃はそんな感覚がありました:笑)

 ところが、10数年前の自らの体験として、上記のように考えて日系企業を退職し、地元華人系の企業へ面接に行った時のことです。面接官がいきなりこう切り出してきたのです。

 「なぜ次のところが決まる前に退職したのか?レジュメでは辞表を提出して自ら辞めたとなっているが、実際は何か悪いことをして“辞めさせられた”んじゃないのか?」

 初めてこのような質問に接し、要は「疑われている」訳ですから、その発想の違い驚くと同時に、一気に不快になりました(笑)。でもこれは特別悪気があって尋ねている訳ではないのだと、その後直ぐに面接官の取り成しの笑顔を見て思いましたが、しかしこれは、まったくの「ひっかけ問題」ではなくて、この国の人たちの発想として至極当然のことなのだと思います。

 そんな体験がありまして、人材屋を開業後、日本人の候補者さんで「辞めてから転職活動を」と思っている方々へは、ご希望の転職先が地元系や外資系である場合は特に、「在職しながらの転職活動」をお勧めしています(笑)。シンガポール人の候補者さんたちへは、とくにこのようなアドバイスは必要ありませんでした(笑)。

 それが最近、先日うちへ面接に来てくれたRさんもそうですが、(よく見ていると比較的20代の若い方々がそうですね、)「辞めてから転職活動を」という方々が多くなったように思います。ただ、何故そうするのか、と言った理由を尋ねると、上記の私の若い頃のようなナイーブな考え方ではなく、かなり現実的な答えが返ってきます(笑)。すなわち、「働きながら転職活動をしていると、面接の引き合いがあっても直ぐには対応できないし、また何か良い求人があっも、1ヶ月の現職への通知期間などあると、みすみすそのチャンスを逃してしまうことにも成りかねない。なので、まずは辞めてから転職活動をするのです。」

 なるほど。目の前にチャンスがやって来たら、それが通り過ぎてしまう前にガッチリ掴まえてしまう。彼らは、もしかしたらとても「効果的な行動」を取っているのか知れませんね(笑)。

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肩書きに「リージョナル」と付くだけで

2009年06月16日 | 就職や転職についてあれこれ

 ポジション・タイトル、いわゆる「肩書き」に「リージョナル」と付くだけで、その求人に応募してくる人の数がまるっきり違います(笑)。

 例えば「リージョナル・セールス・マネジャー」。日本風に言えば「海外営業」となるのかも知れませんが、ここシンガポールで「リージョナル・セールス・マネジャー」と言った場合は少し語感が異なり、直接的な捉え方としては、「シンガポールを拠点とした東南アジアの“域内営業”」というのが一般的かと思います。ただ、ポジションによっては、そのカバーするエリアが、シンガポールを拠点に北は中国から南はインド、はたまた中東までというのも多々あります。

 カバーする地域や国々をどこで線引きするかは、それぞれの企業さんがシンガポールの拠点にどのような役割を課しているで違ってくるようです。たまにシンガポールからアフリカ、または欧州、さらには南米を見ているといった企業さんも見受けられますね(笑)。

 候補者さんらからよくお聞きする転職希望の理由として、「シンガポールはとても小さくてビジネス規模としては限界があります。なので、国内だけではなく“地域”も見る仕事に就きたいのです。」があります。これが冒頭にお知らせした求人に対する応募人数の多さに如実に表れています。ところが一方では、「出張が多すぎて家族と過ごす時間がないので、出張の無い国内だけの仕事、もしくは出張の頻度が低い仕事に転職したい。」という理由や要望も結構お聞きします(笑)。

 今日うちに来てくれたFさんもその一人でしたが、お聞きすると、なんと一度出張に出かけると3週間はシンガポールに戻らず、戻ってきたら1週間だけシンガポールに居て、その後はまた3週間海外、というお仕事でした。海外出張をしたくても無い方にとっては羨ましい話かも知れませんが、実際その頻度での出張はかなり大変です。やはり何事も「バランス」が大切ですね(笑)。

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レジュメを出したその後にする事

2009年04月21日 | 就職や転職についてあれこれ

 我々人材屋の仕事は、企業さんからサーチの依頼を受けてから人探しをし、見つけては面談し、そして印象などと共にレジュメを企業さんに提出するのですが、どうも私の場合、提出すると「ほっ」と一息ついてしまっていけません(笑)。

 やはりレジュメを提出したら直ぐにフォローアップして面接アレンジの依頼を取り付けねばなりません。実はこれって全く同じことが求職者の方々にも言えると思います。

 大手さんならそんなことはないと思いますが、うちのような一人芝居的な人材屋ですと、頂いたメールに目を通すことは出来ても、直ぐにお返事を書くことはなかなか出来ません。現に今、まだお返事申し上げていない方々が少なからずおります。(すみませんっ!)

 自分のことを棚にあげておいて言うのもなんですが、メールを送って頂いて、数日経っても何んの返事もない場合は、電話なり、メールなり、「メールを送ったのですが・・・」というフォローアップが、私に対してはとても「効果的」です(笑)。「いかん!申し訳ない。早くお返事を!」とこちらは尻に火が付いたように焦ります(笑)。

 大昔、営業マンとして駆け出しの頃、当時の社長から「見積書を出したからといって仕事をした気分でいるなよ。」と教えられました。見積もりを出しただけでは仕事は決まりません。その時点からクロージングまでの過程がとても重要です。

 我々人材屋も、そして候補者さんも、レジュメを出しただけで安心してはダメです(笑)。電話やメールによるその後のフォローアップ、とても大事です。お互い頑張りましょう(笑)。

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