徒然草庵 (別館)

人、木石にあらねば時にとりて物に感ずる事無きに非ず。
旅・舞台・ドラマ・映画・コンサート等の記録と感想がメインです。

2014年観た舞台 勝手にランキング!

2015年01月19日 | 舞台
年の瀬にやり損ねていたので、いまさらですが。

2014年も劇場に通い詰めでしたが、何せ相変わらず見る作品と役者が非常に偏っているのでランキングなどと偉そうに言えるものではありませんw あくまでも庵主の覚書レベルで振り返ってみました。


2014 年の舞台 マイ・ランキング!

年間70公演以上(偏っていますが)観て、その中であくまでも個人的な期待値や、好き嫌いの基準で判断しています。

≪年間MVP≫
演劇集団キャラメルボックス
もはや説明不要ですね。(笑)

≪総合 BEST 3≫
1位『無伴奏ソナタ』(主演:多田直人/演劇集団キャラメルボックス)
2位『ショーシャンクの空に』(主演:佐々木蔵之介・國村隼/演出:白井晃)
3位『LOST MEMORY THEATRE』(主演:山本耕史/演出:白井晃/音楽:三宅純)



1位は衝撃的でした。キャラメルボックスらしからぬ作品とも言えるかもしれませんが、原作のアレンジや最後の『喝采』はやはりキャラメルならでは!今年観たCB作品で随一だと思います。2位はこれまた圧倒的な密度の「大人の上質な芝居」。3位は音楽劇ですが、これまで観たどんなものとも似ていない独創性や美意識に満ちた空間と時間でした。(気づけば白井作品が2つ…でも『9dQ』は入らないのですw)


≪面白かった TOP3≫
1位『鍵泥棒のメソッド White』
2位『鍵泥棒のメソッド Black』
3位『駆け抜ける風のように』



この3作品には「エンターテインメントとしての演劇」を存分に堪能させてもらいました!5~6月は『鍵メソ症候群』『鍵メソロス』にしばらく陥ったほど。DVDがまもなく発売になるそうなので、楽しみですv 3位の『駆け風』もCBつながりですが、D-BOYSの全力芝居に大いに楽しませていただきました!凄いです!


≪がっかりだった TOP3≫
1位『オーシャンズ11』
2位『酒と涙とジキルとハイド』
3位『SHIP IN THE BOTTLE』



1位はキャスト&作品名だけで話題性のみ先行でした。2位はこれ見よがしな「笑い」の仕込みに逆にしらけた脚本的要素が大きいです。3位は、お芝居というよりもちりばめられた「内輪受け」のネタに全くついて行けなかっただけです。


≪感動した TOP3≫
1位『無伴奏ソナタ』
2位『ショーシャンクの空に』
3位『TRUTH』



1、2位は総合でも高い評価。3位は、やはり私のCBデビュー作品だったので(キャストが代わったとしても)舞台そのものにナマで触れることができた!それが一番の感動でした。


☆選外ですが、観て良かった!と思ったのは
『モーツァルト!』
『ブリザード・ミュージック』





おまけ。
≪2014年 舞台で「いちばん」コンテスト≫
キャスト編
 ※敬称略


☆一番カッコ良かったで賞

蒼真/将門御前(『蒼の乱』天海祐希)

これまた言葉を足す意味がないほどに絵になるカッコよさ&女もウットリする凛々しさ!その中に弱い部分が透けて見えるキャラ造形も深みがありました。



次点:南条朔之助(『涙を数える』岡田達也)
圧倒的なラスボス感!カッコいい!!!私はああいうキャラが大好きです!ダークヒーローと言っても過言ではないでしょう。


☆一番美しかったで賞  

ジェーン・グレイ(『9days Queen』堀北真希)

これはもう異論なく!!!清楚な白のドレスが最高でした!!!彼女の存在があって説得力が増した、まさしくキャストありきの当たり役になったと思います。



  
☆一番想定外だったで賞 
 
ロジャー・アスカム(『9days Queen』上川隆也)

せっかくのキャスティングなのに!殺陣もやらない、アクションもない、衣装はもっふり+かぼちゃ帽子・・・というこれ以上ない勿体無さをどうしたら受け入れられるのかwとしばらく悩んでたキャラです。歴史ものの衣装がお似合いになることは折り紙つきですし、語り部と言う立ち位置はとても素敵でしたけどね。


☆一番可愛かったで賞  
桜井(『鍵泥棒のメソッド Black』畑中智行)

いや~、多田さんの桜井が「イラッと来るダメ男」だとしたら、こっちは「ダメわんこ」とでも言うべきモフモフな可愛さで・・・え?違う?そうじゃないだろって?(スミマセン!w)



☆一番泣かされたで賞(同率4名)
クリスチャン・ハロルドセン/シュガー(『無伴奏ソナタ』多田直人)
水谷ひとみ(『ヒトミ』実川貴美子)
野村弦次郎&長谷川鏡吾(『TRUTH』畑中智行&大内厚雄)

キャラメル作品ですっかり涙もろくなってしまいましたが、やはりこの3作品4人は別格!!!何も言うことはありません・・・!!!



☆一番救いようがなかったで賞  
作品として『太陽の棘』(キャラメルボックス)

いまだにあれで良かったのか・・・もやっとした感情を残した舞台でした。



以上です!
おそまつさまでした!