東京公演の最終週、残り公演数も数えるほどになりました。
真田舞台5回目です。(注:「何回観るんだ!」という「恋する乙女心」wを無視したツッコミをしてはいけない)
今日は中央通路の少し後ろで、なんと、ステージの中央線の延長線上・・・文字通りの真・正・面・席!ドキドキ!w
2回目も同じく「超・ど・センター」でしたが、今回はそれよりも十数列ほど引き気味で(視線を動かさずに&双眼鏡不要で)実に綺麗に舞台全体が目に入る、素晴らしい位置です。
多分「この公演を1回だけ観る」だったら文句なしにベストの席だと思いました。
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今日はあの「アクシデント」のあった土曜日マチネ以来。とにかく今佐助が心配なのと全体の変更点が気になっていましたが、流石は真田四十勇士!!!オールキャストが文字通り身体を張って盛り上げていました!!
もちろん(あの事故当日よりは遥かにマシになっているようで安堵したものの)まだ全然満足に動ける状態ではないので、殺陣のアクロバティックな見せ場は全てカット・・・ああ、なんて惜しい!!残念ではありますが、あの事故当日の酷い状況を観ていたので、今日は(引きずり気味ながら)短距離のダッシュや小走りや上がり下りができるようになって良かったです!
そして「小走りが必要なシーンでの距離」を出来るだけ短くする為に、また負担をかけないために「出&ハケ位置」をかなり変更していました。でも、もしも初見の方で怪我のことを知らなければ「アクの強い面々の中で、ずいぶん動きがおとなしい子だな~ちょっと物足りないかな?」くらいにしか思わないかもしれません。
東京が終わったら名古屋まで数日オフになりますが、何とか養生して(無理しないで!)頑張ってほしいと祈っておりまする・・・。
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本日気付いた変更点の一覧。
《第一幕》
駿府の森:鎌之助のいる高い段のすぐ下から出てくる。周りを窺い、才蔵の登場で急いで鎌之助のいる段によじ登って待避。(前は上段にパッと走って、中段上の低位置に移動していた)
総構えのめしやで腕試し:清海と伊佐が打ちかかってくるのをその場でいなして足元は動かず。財布は取ってる。他の勇士との戦いはカット。甚八&小介が刀を抜こうとすると鎌之助が押し止める→家臣になる流れに。
秀頼寝所:上からのロープ降下ではなく、下手の襖の陰から侵入に変更。一応、上段から下段への移動はできるようになっていたので近侍の者に取り押さえられる場面の動きはあまり変えずそのまま。
淀の方の尋問と幸村の献策:動きは変わらず。ちなみに幸村様のぺしぺしは右左上、上右左などいくつかパターンはあるものの「高速3連発」がデフォに。リアルに痛そうな佐助の表情は必見w ハケ前の「じゃあ行くか!」「お前が言うな!」もそのまま。
冬の陣中央通路勢揃い→突入:そのまま。
冬の陣:十勇士の殺陣の時間配分は一見変わっていないように見える。佐助は殺陣全てカット。下手からちょっと出て「なんだ~ちょろいじゃん♪」と油断してるところを上手から出てきた雑兵に追っかけられる(これまでは佐助が上手から下手にダッシュしていたが雑兵に走らせて佐助は袖に飛び込むくらいの距離になった)
冬の陣勝ちどき:佐助なしで9名と幸村様。(ここは素早く登場してダッシュで左右にハケるスピードが必要なので仕方ないかな・・・)
冬の陣終了→第一幕ラスト:最上手立ち位置は同じ。
《第二幕》
大助とのいさかい:佐助が小介を殴らず胸を突き飛ばす動きに。大助とも殴り合いにはならず掴み合い→鎌之助と甚八に引き離される。甚八は大助に突き飛ばされる。
西芳寺:下手下段から登場。ハナが中段から下まで降りてきてくれるおかげで殺陣はちゃんと成立。銃は手で弾く動きに。下段を中心に伊賀忍軍と真田側の小競り合いが続くが、投げ縄がかかるシーンは佐助が多少中段に動き、ちゃんと絡むように修正。縄を切りに行くのが才蔵と鎌之助と大助。
真田屋敷の酔っ払い場面:立ち位置ほぼ変更なし。最後の下手ハケが中段から下段に変更。追いかける十蔵は中段ハケに変更。
大坂城本丸:中~段斜面下手側の床穴から登場ではなく、下手の虎の屏風の陰から出現。あとの動きはほぼ変更なし。
鎌之助と夕日を見る:最上段の立ち位置のままで、ほとんど変化なし。
紀州の山中:上手中段から登場。斜面ではなく中段の平らなところで伊賀忍軍との殺陣。
半蔵とのにらみ合い~才蔵の再登場~逃げかけるシーン:才蔵の背後に守られるように中段から下段へ移動。甚八と小介はこれまでどおり半蔵と対峙しつつジリジリ上段へ。才蔵は下段へ。半蔵は上段へ移動して甚八&小介の二人と対峙。
花風の狙撃:ほとんど変わらず。
半蔵に斬りかかる場面:刀を手にするまでは変わらず、動けない分、小介と才蔵が半蔵の動きを止める殺陣を全て担当。小介が半蔵に止めを誘うとする→才蔵が「待て小介!」甚八は下段でハナの手当てをしながら傍に立つ佐助に「大丈夫だ、傷は浅い」と語りかける。
佐助とハナ退場:変更なし。
ラスト十勇士勢揃いシーン:ほとんど変更なし。最上段から佐助がセンターを降りてくるのはここだけ。
多少見落としもあるかと思いますが、全体的にはこんな感じでした。
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中央センターやや後方から見る舞台は、やはり「一番美しく見えるように作ってある」その席だけに、今日は(ピンポイントで双眼鏡使いたいシーン以外は)ほぼ、全体を存分に堪能することに尽きました。近すぎない&遠すぎないので、余計に殺陣つけや動きの変更をチェックしながら余裕かまして&普通に観ていられたのかもしれません・・・。
が!!!
夏の陣、殿の最期で!!!ガッチリ目が合ってしまいましたーー!!!
すんごい気迫の目力!!!ビビりました!!!!!
見事に「討ち死に」です・・・orz
あのラストで魂持ってかれました・・・と言いますか、完全に油断していたのを突かれました。
流石幸村様!何故あのタイミングで?!こちらの観ている「状態」を見抜かれたとしか思えないです・・・。
他にも書きたいことは山ほどあるんですけどね。
再演幸村様は初演のかっこよさに加えて繊細さや美しさもパワーアップ。刀身を見つめる瞳、口から溢れる血を拭う仕草、震えます。
再演半蔵のチート的な強さ、3人掛かりでも倒せそうにないと思うw殺陣も鞘を使った変則二刀流でさらにカッコいい。
再演鎌之助の鎖鎌&はぐれ忍び的「歩く無法地帯」な強さも見所。できれば半蔵とガチンコ勝負させたい。
再演大御所様は何かが降臨しているとしか思えない。
再演大助が「殺陣がまた上手くなったなあ」真田の親子としてこれほど嬉しい進化はない!!また幸村様に似てきたね?
再演大野修理殿が食えないヤツオーラ5割増なのと死に際の本気がすごい件w
などと。
いろいろあるんです!!!
週末に向けてちょこちょこ(東京公演の総括として)書き足していきたいとは思っております。
そう思っているうちに前楽&東京千秋楽になってしまいそうですが。w
<おしまい>