徒然草庵 (別館)

人、木石にあらねば時にとりて物に感ずる事無きに非ず。
旅・舞台・ドラマ・映画・コンサート等の記録と感想がメインです。

2013年観た舞台 勝手にランキング!

2013年12月09日 | 舞台
まだ長塚圭史版『マクベス』(堤真一主演)を観ておりませんが…発表いたします!
作品と役者が非常に偏っているのでランキングも何もあったもんじゃありませんがwそこは言わないお約束ということで (^^; ←むしろ私の趣味と好みの程度を測る物差しのような…。


≪総括≫2013年観た舞台 勝手にランキング!


≪総合 BEST 3≫
1位『ロックオペラ・モーツァルト』ルージュ版
2位『おのれナポレオン』
3位『真田十勇士』

正直この3つはどれが1位でも良いくらい自分としては印象的な舞台でした。しかし『ROM赤』はちょっと別格の感があったので、迷った末に総合1位に。藍版のチャレンジ精神は凄いと思いますが作品としての完成度はやはり赤版には及びません。2位は「これだけネタ揃えて面白くない訳がないじゃないかw」3位は「意外なほどハマった」ということで。


≪面白かった TOP3≫
1位『おのれナポレオン』
2位『真田十勇士』
3位『ロックオペラ・モーツァルト』ルージュ版

『ナポレオン』の1位は順当?純粋にストーリーテリングの奇想天外さ、面白さ、そこに演者の個性が加わって、ストレートプレイでは今年一番面白かったと思いました。僅差で2位になったのは『真田』これも史実をからめたストーリーと驚きの結末が高評価の理由。3位はミュージカルですが、数多の演者の個性が交じり合って素晴らしいカンパニーになっていくのを見守ることができた楽しさは、おそらく他作品では味わえなかったと思います。
こうして見ると自分が歴史素材を扱った作品が好きなんだなあ…と実感します。


≪がっかりだった TOP3≫
1位『あかい壁の家』
2位『銀河英雄伝説 内乱』
3位『ヴォイツェク』

『ヴォイツェク』の低評価は、作風が合わなかっただけの話です。作品そのもののクオリティは高かったのですが、あえて評価を低くしました。ひと様に頂いたチケットで観た『しゃばけ』も入れたいところですが、一応自分でお金を払ったものだけをカウントしました。1位は典型的な「詰め込み芝居」でアッキーが勿体なかった。2位は原作ファンとしては「想定の範囲内」同盟のキャラが何人か崩壊しているのは観るに堪えないと感じました。


≪感動した TOP3≫
1位『渇いた太陽』
2位『真田十勇士』
3位『ロックオペラ・モーツァルト』ルージュ版

1位はまさに現在進行形ですが、余韻がジワリと来る芝居。決して後味は良くないのに、こちらの心に染み入る力があります。2位は男の生き様が文句なしにカッコイイ燃えるような昂揚感。絵的な美しさも。3位はミュージカル脚本のハンデを越えたところにある「演者と音楽が作り上げる奇跡」そのものでした。


☆選外ですが、観て良かった!と思ったのは『太西洋レストラン』と『ドレッサー』。迫力があったのは『TRUE WEST』と『鉈切り丸』…でも『鉈切り丸』は暴力シーンが生々しく、さすがに二回目は観に行く事ができませんでした。


☆「ゲキ×シネ」レパートリー上映はダントツで『蛮幽鬼』でした!『シレンとラギ』も重いテーマでしたが面白かったです。『SHIROH』も素晴らしかったですが、映画館では半分しか見ていないので、お正月明けにもう一度レパートリー上映で全編観直したいと思います。


『ROM』が赤藍あわせて11公演、
『ナポレオン』は8公演、『真田』が6公演、
『ヴォイツェク』が3公演、『渇いた太陽』が8公演(予定)…


作品リストを見ると、興味があれば序盤中盤後半と何回もリピート観劇する悪いクセがついてしまっているようで反省しきり。来年はもう少し頭を冷やそうと思います…。

↑「できるのか?お前に?」と心の声がw



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おまけ。
≪2013年舞台で「私のいちばん」コンテスト≫

☆一番カッコよかったで賞  
真田幸村(『真田十勇士』上川隆也)
次点:アントニオ・サリエリ(『ROM赤版』山本耕史)

☆一番色気があったで賞  
アントニオ・サリエリ(『ROM赤版』山本耕史)
次点:チャンス・ウェイン(『渇いた太陽』上川隆也)

☆一番美しかったで賞  
アレクサンドラ・デル・ラーゴ(『渇いた太陽』浅丘ルリ子)
次点:アルヴィーヌ・モントロン伯爵夫人(『おのれナポレオン』天海祐希)

☆一番面白かったで賞  
ローゼンベルク伯爵(『ロックオペラ・モーツァルト』湯澤幸一郎)
次点:ナポレオン・ボナパルト(『おのれナポレオン』野田秀樹)

☆一番可愛かったで賞  
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(『ROM赤版』中川晃教)
次点:ハドソン・ロウ(『おのれナポレオン』内野聖陽)

☆一番泣かされたで賞  
伊達土門(『蛮幽鬼』上川隆也) ←正確には舞台じゃないけどゲキ×シネも入れたい。
次点:アントニオ・サリエリ(『ROM赤版』山本耕史)←笑わせても頂いたがw

☆一番救いようがなかったで賞  
候補多数…フランツ・ヴォイツェクとチャンス・ウェインが現在同率首位。
僅差でモントロン伯爵w



おそまつさまでした!